2010年にデビューした東北新幹線の主力車両E5系。
同形式の後継車両であるE10系は2030年度にデビュー予定ですが、2026年にE5系とE3系が各1編成インドへ譲渡予定であることから、E10系のデビューを待たずに来年少なくとも1編成E5系から運用離脱車が出ることが見込まれます。
320km/h運転や青函トンネルの通過など過酷な環境で運用されていることからインドに譲渡される車両に限らず来年頃より運用離脱車が出る可能性も考えられる一方でE10系のデビューまではまだ数年かかりますが、国鉄時代0系新幹線でみられたような「新しいE5系を製造し初期のE5系を置き換える」という事例は起こり得るのでしょうか?
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コメント
先日のホームドア設置のプレスリリースでE2系にも対応するとありました。東京駅のホームドアの設置は2028年・29年とあるのでその辺まではE2系が残るのはほぼ確定であり、2010年製造でかつ運用に余裕があるので細々と活用していくのではないでしょうか。やまびこ・なすの号も余裕があるダイヤを組んでいる列車があり時速275キロ程度であれば負担が少ないのではないでしょうか。
方針によると思います。最近の東北新幹線トラブル多発を深刻にとらえ、既に必要十分な実績を詰んだE5系どうしで手堅く置き換えていくのか、既存車は延命しE10系に賭けてみるのか。
労組資料や公式プレスを待つしかないと思います。
さすがにもうE5系の増備はないとは思いたいですが,最終増備が2023年のU51ですから,
2030年予定のE10系投入開始まで7年も開くのは気になりますね.
E5系は前例のない270㎞→320㎞に高速化された車体なので,経年等未知数な部分があると思います.
E5系/E7系ともに,冬場の気温が低い時期に家鳴りがおきますから,
コスト削減なのかベコンベコンで安普請気味なのが気になります.
このあたり,N700系列では全く家鳴りなどは生じないのですが.
不測の事態でE5系早期廃車になれば,E5系→E5系(実質E10とのハーフ)での
置き換えみたいなことが起こる可能性はあると思います.
趣味的には面白いのですが.
E10系の先行試作車もまだ出来ておらず、北海道新幹線の延伸も予定通り進むか未知数な状況下で、E10系に賭けるのはちょっとリスキーですね。
車内や5号車の荷物用ドアなど、先行してE10系システムの導入できる部分を導入し、E10系デビュー後も長期的に使用できる改良型E5系が出てくる可能性はあるかもしれませんね。
未知数とはいっても,E5/E6系→E10系/E11系は,320㎞車体傾斜で基本的な要求仕様が変わりませんから,
E5/E6系登場時と比べれば圧倒的にリスクが少ないとは思います.
E5/E6系極論E5/E6とほとんど変わらない延長のようなものなのかもしれません.
新しくなる電装品等も必要ならE5系等に搭載して先行試験を行うこともできるでしょうし.
それなら,E5をE10の直前に作っても,見た目のモデルが古い以外は問題ない気もします.
気になるのは,N700系列に比べてE5系でほとんどアップデートしないことです.
300㎞と320㎞での違いはあるのでしょうが,N700,N700A,N700Sで300㎞走行や285㎞での曲線通過が
目に見えて改善していくのがわかりましたが,
E5系は320㎞車体傾斜が前期後期車両でほとんど変化が感じられず,N700系列と比べて乗り心地が悪く,
進化が止まっているような気がするのが気になるところです.
一般人にはわからないところで改良されているのかもしれませんが.