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E233系2000番台に「房総地区への転用という話」もある? その真相は…

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先日実現したE501系のJR九州譲渡はとある商業誌で先行的に言及されていましたが、同誌には「常磐緩行線E233系2000番台に房総地区への転用計画がある」とも読み取れるような記述も同番台の記事に記載されています。

2025年3月改正から綾瀬〜取手間でワンマン運転を開始。2025年度からは経年対策として制御器などの機器更新を予定しているが、マト2・マト11編成はワンマン化改造からも除外され余剰車となっている。房総地区への転用という話もあり、これらの編成を機器更新と合わせてワンマン化改造するのか、他線区へ転属させるのか、今後の動向に注視していきたい。

木本晃彦・編集部 首都圏新系列電車 : ビジュアルガイド. 2025-26 (イカロスMOOK)『E233系2000番台』イカロス出版 p32-33

番台区分こそ明かされていないものの、E233系余剰車自体の房総エリア転用そのものは過去に報道されており、「房総地区への転用という話」というのは、E233系余剰車全てに共通し得る話題であるこの報道そのものを示している可能性も考えられました。
しかし余剰が発生している番台区分のうち、記事中で他線区転用の話に言及があるのは一部に絞られており、そこから「房総転用」に踏み込んでいるのは更に一部の番台区分に限られています。
基本的に各形式番台区分の記事はその形式番台の解説に留まっていることから、本記述に関しては2000番台が関わる話題として意図的に記載した可能性があるのではと考えています。

昨今、今後の車両計画に関する情報が商業誌で先行的に掲載されることは稀で、思わせぶりな内容でも結局は「特に今後を示唆する記載ではなかった」となることが殆どですが、先述の通り今回の商業誌はE501系のJR九州譲渡を(予測形式ながら)先行的に言及しており、E233系2000番台の記述に関しても今後の車両計画に踏み込んだものなのか気になるところです。

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コメント

  1. にわかには信じ難いですが、
    ・離脱させたまままま放置する
    ・増発の見込みもないのに改造して残留させる
    ・全車廃車にする
    などよりは、車両更新に使える車両が増える合理的な選択肢ですよね。
    『2000番台を頭数に加えれば209系を2本程度多く置き換えられる』なら、少なくとも現場は2000番台であってもE233系である時点で転入を要望し得るだろうと思いますし、計画として確定していなくても、候補として求められているそのような状況が漏れ伝わっていて、今回の記載に至ったのかもしれません。

    活用としては、房総向け転用が6連に絞られるのであれば、他線区から転入する分割編成の4連側を増結する車両が必要になりますから、モハユニット1組を捻出できる10連のE233系として白羽の矢が立つ、といったところでしょうか。
    実際噂通り京葉線の分割編成を全て転出させる場合、4連を増結できる10連の余剰は線内では2編成しかなく、残り2編成の補填が必要ではあります。

    • 2000番台(ストレート車体)とその他(拡幅車体)では車体幅・寸法が異なりますので、混結は不可能と思われます。ですので、他編成へのモハ拠出はできず、編成短縮して使う程度しかできないでしょう。

      • ジャンパ連結器の形式が違うから(同一系列なのに)混結できない、は一部の国鉄型で聞いたことがありますが、E233系でも番台毎の形式違い(≒混結不可と断定できる)があるのでしょうか

        車体寸法の違いは車両限界がクリアできれば基本的に関係ないはずですから、それ自体が運行を不可能にする問題にならないでしょう。見た目が奇妙になりそうなだけです

  2. 松戸の2編成は豊田に転属させ、青4+6を幕張に持って行くのが良いと思います。
    現に青400単独の運用はないので、2/3を10両固定化してもいいのではないでしょうか。
    一方の幕張では4+6の運用が消滅しており、そのまま転属させることはできません。8両化させるとしても、中間モハ2両が余ってしまいます。

  3. E233系2000番台はホームドアと長編成ワンマン準備を考えると埼京線か京葉線の2択のような気がしますね。房総へ転属するE233系は通勤タイプだけになるのではなると考えます。

  4. 2編成だけなので、どこへ転属しても少数派の異端児になることは避けられそうもありません。
    例えばマト2・11ともワンマン改造したうえで小田急にリース(譲渡ではなく)して地下鉄運用に入り、浮いた4000形2本を地上運用へ…という案も面白そうです。

  5. 千葉~君津・上総一ノ宮については10連固定の運用が設定されてもおかしくないと思います。

  6. 随分前に「房総の211系は豊田に転用予定」と雑誌に記載がありながら、実際は長野配置となりましたし、JRから裏を取った話ではなく「そういう噂もあるよ」程度で記載しただけだと思います。
    実際のところE233系他番台と車体構造、ドア間隔、機器構成等が大きく異なり、他番台との混用が避けられない線区への転用が適切とは言えないと思います。

    • 裏をとった後でJR側が計画を変更していたら、記載できた情報と実際の動きに齟齬が生じるのは当たり前の話ですね。
      今回裏取りできているかは不明だと思いますが、「実際の車両動向が記載情報と違ったから、裏取りは全くできていなかった」はあまり的を射ているとは思えないです。

  7. 「房総地区への転用という話もあり、これらの編成を機器更新と合わせてワンマン化改造するのか、他線区へ転属させるのか、今後の動向に注視していきたい。」

    これは単純にE233系自体が房総(千葉)地区に転用される話があるという事実に乗っ取って話を持ちかけてるだけで、=わざわざ仕様の大きく異なる2000番台が房総(千葉)地区に転用されると捉えるのは流石に考えすぎかと思います。文脈的に筆者は房総(千葉)地区に転用させるのか、普通に残留なのか、それ以外なのかを分かっていないでしょう。
    そもそも2000番台自体が予備1かつそれを検査・機器更新で常に消費しきっていますから、房総(千葉)地区に転用することが適切な判断かは疑問が生じます(他社車両で補うことは可能だが、だからと言って一つの車両区で予備1で回している直通系統も基本存在しない)。

    • 2000番代についてはコロナ禍での減便以前は基本的に予備1本で回していたようですから、以前の体制に戻るだけと考えればそれほど大きな問題はないものと思われます。
      いずれにせよ機器更新が始まるタイミングであるにもかかわらず2編成がワンマン化対象から外され半年近く離脱しているという状況を考えれば、今さら予備を増やすということは現実的に考えられませんから、行先はともかくとしても転用以外に考えられる選択肢はまずないでしょう。

    • 一段落目は理解できますが、二段落目はよく分かりません
      予備2編成以上が適切なら最初から改造対象は18編成にしていたはずで、予備1編成に絞っても、余裕がある他社車両の借入による車両不足対策の目処が立つから改造が17編成に絞られたのではないでしょうか

      「一つの車両区で予備1で回している直通系統も基本存在しない」
      これは国土交通省が定めた基準でもなんでもありません、ただそのような配置体制をとっている配置区所が首都圏では多数派だが、松戸車両センターは例外、というだけの話です

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