16日、時事通信の報道により、インドで建設中の高速鉄道(日本の新幹線方式)の試験車として、E3系とE5系が各1編成譲渡されることが明らかとなりました。時期は2026年初めとされています。
E3系は現在E8系への置き換えが進められており、その中の運用離脱車が対象になると見られますが、E5系は全編成が現役です。
E5系から譲渡車が出るということは必然的にそれまでに運用離脱車が発生するということになりますが、果たしてその対象はどうなるのか、またE5系の後継車両であるE10系は2027年秋に試験車両が登場・2030年度に運行開始とされていますが、それを待たずにE5系の置き換えが開始されるのか、様々な事が注目されます。

E5系とE3系各1編成をインドへ譲渡予定(報道)
本日の時事通信の報道によると、E5系とE3系各1編成ずつをインド高速鉄道の点検用へ無償譲渡する方針のようです。車両に検測装置を搭載し、2026年初めに納品するとされています。Like/関連リンク見るべきと感じた記事にLikeをお願いしま..
コメント
2026年度のダイヤ改正でE5系の運用を削減させてそこで余った編成を譲渡するという形になるのが一番可能性としては高いのかなと思いますね。(もしかしたらE2系で1運用置き換えるかも?)
E5系が離脱車が出るのであれば、量産先行車であるがゆえに細部が異なるU1編成になると考えます…が、検査の都合などで量産車から離脱することもあり得ますので、現地点で確実なことはまだわかりかねますね。
一応2023年度に入ったE5系がU47~U51の5編成、実質的にこれで置き換えられたE2系がJ66~J69の4編成なので1編成増えている計算にはなりますね。
今回の話が当時からあったかはともかく、何かしらの意図があったのでしょうか?
その時期だと、2022年の脱線事故でH5系のH2編成が廃車になった件も関係しているかもしれません。
E2系J編成はおおよそ20年で離脱しているので、E5系も同じだとすればちょうどE10系の導入時期まで持つことになります。
もしE5系の初期車両がより短い期間で置き換え対象になるのであればE10系の導入は2030年などと悠長なことは言っていられないはずですので、現時点では今回の譲渡分に加えての離脱は無いのではないかと想像します。
もっともE2系がE5系の量産開始ぎりぎりまで増備されていた実績はあるので、E5系も同じ道を辿る可能性は否定できないのですが…