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2022年を簡単に振り返り・2023年車両動向予測

車両動向
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新年あけましておめでとうございます。
みやがわです。本年もよろしくお願いいたします。
昨年はどのような動向がったのか、来年はどのような動向が予定・想定されているかを、自分なりにまとめてみました。

JR東日本

まずはJR東日本です。

新幹線

2022年度、E8系1編成に新製が予定され、2024年春に運用を開始する予定で、2023年度に増備が本格化しそうです。
また、2023年3月18日のダイヤ改正でE2系が上越新幹線から撤退に向け、順次運用離脱・廃車が続いていますが、一部は新幹線総合車両センター(仙台)へ転属されています。

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新形式「E8系」山形新幹線に投入
本日、JR東日本の公式リリースにて、2024年春を目処に新形式「E8系」を東北新幹線および山形新幹線に投入することが発表されました。先頭形状はE3,E6系とは異なるものを採用し、最高速度は300km/hで、E5系との併結運転も実施される予定
E2系1000番台ニシJ70編成が仙台へ転属・ニシJ55編成が廃車
本日発売された鉄道ファン2023年2月号によると、E2系ニシJ70編成は10/1付で新潟新幹線車両センターから新幹線総合車両センター(仙台)へ転属したようです。同編成は2010年製造の後期車の1本であり、今後も活躍が見込めそうです。また、ニ
次年度E8系製造数、E5系併結対応改造数など(労組資料)
公開済労組資料において、2022年度にE8系が7両新製される事や、E8系併結に対応する為のE5系改造工事が210両予定されている事などが記述されています。E8系は2022年9月以降落成予定で、川崎車両で酷似した構体が目撃されていますが、次年

在来線・E235系、E131系、205系

E235系1000番台が断続的に増備される見込みです。今現在VVVFがどれだけ確保されているのかはもちろん存じ上げませんが、現在半数ほどしか増備されておらず、また、今年度もE217系の装置・車体保全の実施が確認されており、2023年度の増備完了は絶望的だと思います。
また、来年より鶴見線に新型車両が導入されることが鎌倉車両センター中原支所所長さんが車両基地イベントで公言したとの複数の発信があり、E131系が投入されるものと推測されます。これにより、205系が撤退するものと見られます。さらに、投入車両は公になっていないものの、南武線浜川崎支線のE205系1100番台が順次運用離脱するようで、新潟車両センター所属のE127系あたりが怪しいのでは思います。
また、クモヤ143系2両(クモヤ143-51,52)や新潟車両センターの115系が廃車されました。長野へ配給されたクモヤ143-8,9の除籍は12月21日現在、除籍は確認されていません。2021年に長野へ配給されたぐんま車両センター所属のホキ800形全車、今年長野へ配給された盛岡車両センターのホキ800形一部車両の除籍が確認されています。ホキ800形による、西金工臨は終了するなど、GV-E197系置き換えへ着々と準備が進められています。

在来線・E233系G車関連

来年も引き続きG車組込準備改造が施工されるものと見込まれます。2022年は4両2編成分のG車が新製され、トタH57編成とトタT24編成に組込まれました。今年の新製の有無、また新製があった場合の両数が気になります。早くても2024年度末以降のG車の営業開始が予定されています。

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115系新潟車・クモヤ143-51が除籍済(解体動向など)
鉄道ダイヤ情報などの商業誌によると、今年6月から9月にかけて、JR東日本新潟車両センターに所属していた115系7編成とクモヤ143-51が除籍されました。いずれも解体が確認されています。除籍・解体の動向について、時系列順に紹介します。6月1
クモヤ143 52が除籍済(RF,RJ)
長野総合車両センター(長ナノ)所属の143系クモヤ143形50番台の同車両ですが、今年8月2日付で既に廃車となった事が、鉄道ファン及び鉄道ジャーナル各最新号で明らかにされています。誤植でなければ既に車籍を失っていることになりますが、現車は1
鶴見線・南武支線205系の今後の動向が言及
本日鎌倉車両センター中原支所で開催された公式鉄道イベントにおいて、同所に在籍する205系1000番台及び205系1100番台の去就に関して、同所所長から言及があったことがイベント参加者複数人から報告されています。報告されている言及内容は以下
中央線G車投入は1年以上の延期見込み
本日付のJR東日本のプレスリリースによると、「中央快速線グリーン車の導入に向けた工事や車両の新造を進める」とした上で、「グリーン車両の新製計画が世界的な半導体不足の影響を受けており、2023年度末を予定していたサービス開始が少なくとも1年程
トタT24編成(G車組込)が東海道線で試運転
グリーン車が組み込まれたE233系トタT24編成ですが、本日、東海道線でグリーン車の公式試運転が行われています。T編成(貫通編成)がグリーン車組込後、12両編成で試運転を行うのは初めてとなります。藤沢に試運転が来てる! pic.twitte
トタH57編成8両グリーン車組込試運転
7/27、E233系トタH57編成8両の試運転が目撃されています。公式試運転と推測され、グリーン車組込後としては初の本線走行になります。2022.7.27中央快速線グリーン車組み込み試運転E233系H57編成(基本編成)+サロE233-1+
西金駅からホキ800形砕石輸送が終了か
本日、工6841レ通称「西金工臨」が運転されました。砕石が積まれています。西金駅で引退を告げる掲示が確認され、運転室に花束が添えられていることから、ホキ800形による西金駅発送の砕石輸送が終了した可能性があります。運転数は少ないものの、新潟

在来線・気動車

ラッピング車両や臨時列車用車両改装・引退のほか、キハ100・110系への延命工事の施工が各地で確認されたほか、キハ110系の転属も確認されるなど、意外とネタが濃かったのでは思います。また、12月にはキハ111/112-108(郡山車)が高崎へ配給されました。GNSS関連の試験が予定されていそうです。

関連リンク

HB-E300系「SATONO」が2024年春頃デビュー
本日付のJR東日本ニュースリリースによると、2024年春に新しい観光列車「SATONO」の運行を開始させるようです。先に発表された「ひなび」同様、八戸運輸区に所属するHB-E300系「リゾートあすなろ」を改造するようで、 1号車がボックス中
HB-E300系「ひなび(陽旅)」が2023年冬にデビュー
本日付のJR東日本ニュースリリースによると、2023年冬に新しい観光列車「ひなび(陽旅)」の運行を開始させるようです。八戸運輸区に所属するHB-E300系「リゾートあすなろ」を改造するようで、「この列車に乗って岩手・青森の自然を車窓から感じ
クルージングトレイン(元リゾートしらかみ青池編成)が引退
本日JR東日本秋田支社から、臨時列車などで用いられていたキハ40系キハ48形「クルージングトレイン」が、老朽化に伴い2023年3月末で引退することが公式発表されました。同編成は、「リゾートしらかみ・初代青池編成」としてデビューし、2010年
来年度にキハ110系延命工事(労組資料)
公開済労組資料によると、2022年度からキハ110系に定期検査同時施工の延命工事を郡山総合車両センター(KY)で実施するようです。車両の延命については、2021年3月期決算説明会資料に「機器更新後の延命工事」が言及されていました。スレ違いで
キハ110系延命工事が開始(キハ110-201に施工済)
JR気動車客車編成表2022によると、今年3/23付でキハ110形キハ110-201に延命工事が行われたようです。キハ110系延命工事は、今年度から郡山総合車両センター(KY)において、定期検査と同時施工で実施されることが労組資料から明らか
キハ100系や長野でも延命工事の施工が確認
書類上で実施が確認されている延命工事ですが、「JR電車編成表 2023冬」によると、キハ100系1両、キハ110系11両への施工が明らかになりました。キハ100系に延命工事が確認されるのは初めてで、また、小海線や飯山線で運用するキハ110系
キハ111・112-108(郡山)が高崎へ
本日、郡山総合車両センター郡山派出所所属のキハ111-108・キハ112-108のユニットがEF81 139牽引でぐんま車両センターへ配給輸送されました。キハ110系2両にはGNSSと見られるアンテナや、ATS-Pの搭載が確認されていました

 

東急電鉄・横浜高速鉄道

デジタル列車無線化を前に、8500系8637Fが運用離脱・廃車回送されそうです。また、2023年度(2023年4月~24年3月)は30両の新製が告示されており、これまでのプレスリリースから、大井町線に投入されるものと見られます。30両全てが大井町線向けだとしたら、6編成も増備されることになり、9000系にそれくらいの廃車が発生しそうです。また、田園都市線・大井町線・横浜高速鉄道こどもの国線がデジタル列車無線化し、東急線全線でアナログ列車無線からデジタル列車無線に切り替わりそうです。
また、3月18日開業の新横浜線と、相鉄線との直通は非常に楽しみですね。さらに東横線Qシート導入が明らかになり、5166FにQシートが増結・4112Fへ改番されました。年明けに6両が増備され、5167F~5169Fの増結される見込みです。5000系列、今年3月で5101F落成から23年が経ちますが、これで車体構造が類似している車両(3000系増結車、7000系)も含め、本系列の増備は終わりになるのでしょうか…。

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相鉄・東急直通線は2023年3月18日開業
本日12月16日、相模鉄道、東急電鉄、鉄道・運輸機構は建設を進めていた相鉄・東急直通線(相鉄新横浜線および東急新横浜線)の開業日が2023年3月18日に正式決定したことを明らかにしました。開業時期を巡っては、今年1月に新聞報道がありましたが
東急4112F(元5166F+Q SEAT組み込み)が営業運転を開始
本日の059-071レ(59K)より、東急5050系4112Fが営業運転に復帰しました。同編成の1〜3,6〜10号車は元5166Fで、今年の3月上旬以来の運用復帰となります。また同時に、東横線でQ SEAT仕様の車両が営業運転を開始したこと
田都線・大井町線・こどもの国線にて無線確認試験実施へ
東急電鉄は、田園都市線・大井町線・こどもの国線において列車無線設備の確認試験を目的とした深夜試運転を行うと告知しました。今後予定されている列車無線デジタル化に伴う試験とみられます。各路線とも、今月から来月にかけて終電後に試運転列車が走行しま
東急、2022年度に34両を新製予定(それ以降も明記)
本日、パブリックコメントの募集開始に伴う公開資料※より、東急電鉄が令和4年度(2022年度)に34両の新製予定と明らかになりました。2021年度から2025年度の新製(予定)両数も記載があります。来年度の内訳は「踏切及び運転保安工事」代替車
東急大井町線に新型車両導入(公式)
東急電鉄鉄軌道旅客運賃の改定に関する公式資料中に、大井町線の車両更新を示す記述が複数ありました。形式は明かされていないものの、同線区に新型車両が導入されることになります。同線区では、7連の6000系・6020系と、5連の9000系・9020

 

東京メトロ・埼玉高速鉄道・東葉高速鉄道

東京メトロ

東京メトロの車両動向においては、現在、丸ノ内線2000系と半蔵門線18000系が投入されています。今年は、東京メトロ2000系のみ新製になると予測しています。また、東武線・東急田園都市線のデジタル列車無線化までに、デジタル列車無線を搭載していない8000系8102Fが廃車される見込みです。
また、南北線9000系ですが、未更新の2次車は経年30年が迫っており、機器更新をするのか、又は廃車されるのかが気になるところです。8000系はデジタル列車無線化されても数年で廃車される見込みなので、デジタル列車無線を搭載して出場したからと言って、機器更新の実施が必ずしも約束されるわけではありません(ただ、少々入場期間が長いのは気になります)。一方で、南北線では東京メトロの車両・施設が2030年までに8両化に対応される予定です。さらに、丸ノ内線2000系・銀座線1000系にATP・CBTC工事や試験が進んでいくものと見られます。
施設動向では、有楽町線・南北線延伸でしょうか。すぐには出ないのは承知ですが、今後の続報に期待したいです。

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「移動等円滑化取組計画書」と実際の車両動向が嚙み合わない理由
「移動等円滑化取組計画書」及び「移動等円滑化取組報告書」とは、令和元年度からバリアフリー法(正式名称:高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律)が改正されたことによるもので、一定の規模以上の人が利用する公共交通事業者などに対し、毎...
東京メトロ9000系9109Fが新木場車両基地に回送・入場
本日(10/4)、東京メトロ9000系9109Fが新木場車両基地へ回送されました。9000系の列車無線デジタル化対応工事は綾瀬検車区と新木場CRで進められており、残るD-SR未対応編成は9109Fのみとなっています。今回の入場で列車無線装置
東京メトロ南北線は2030年度までに「8両化」完了予定
6月30日に金融庁に提出された東京地下鉄株式会社(以下、東京メトロ)の第18期有価証券報告書に「南北線8両化対応」が2030年度で完了する事が記載されています。南北線ではすでに8両編成化された東急電鉄の車両が運行を開始しています。このことか
丸ノ内線でCBTC試験走行開始+日比谷線CBTC運用は2026年度中
本日付の東京メトロのニュースリリースによると、先月より丸ノ内線の一部区間でCBTC(無線式列車制御システム)の試験走行を開始したようです。鉄道と電気技術2022年4月号では、今年度下期から実車を使用した各種試験を開始することが明らかにされて
東京メトロ2134Fに「ATP準備対応S/Wローディング済」表示
本日までに東京メトロ2000系2134Fの運転台に「ATP準備対応S/Wローディング済」と書かれたラベルが貼付されていることを確認しました。2024年度運用開始予定で準備が進められているCBTCシステムに関係する改造が施されたとみられます。

埼玉高速鉄道・東葉高速鉄道

埼玉高速鉄道では2024年度に1編成の新型車両が導入予定、岩槻延伸の話題もあり、どこまで進展するかが気になります。また、東葉高速鉄道では2000系に断続的にデジタル列車無線の設置が進みそうです。

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東葉2101Fにアンテナ増設(デジタル列車無線対応工事か)
3月下旬頃より運用目撃がなかった東葉高速鉄道2000系2101Fですが、23日終電後に試運転が確認されています。確認できる限り、中野方先頭車(2001)屋根上には新たにアンテナ2本が増設されており、デジタル列車無線(D-SR)に対応した可能
埼玉高速鉄道新製車関連(メトロ17000系共通仕様?)
埼玉高速鉄道中期経営計画(2022-2024)によると、相互直通運転各社局の8両編成化に伴い、同社も新造車両を導入するようです。また、鉄道チャンネルの記事によると、同社代表取締役社長が街開きイベントに登壇した際、新型車両について、以下のよう

 

京浜急行電鉄

1500形2編成が解体、1000形1編成が増備されました。1000形4両編成は初めて車体更新を実施、シーメンスIGBTも終焉となりました。今年も1000形を対象に断続的に機器更新・車体更新が施工されそうですね。一体何編成が対象になるのでしょうか…。
施設動向では、羽田空港第1・第2ターミナル駅の引き上げ線工事が着手されました。京急川崎駅名物も反転フラップ式案内表示機、通称「パタパタ」も見納めとなりました。京急ならでは、がだいぶ消えたのではないでしょうか。

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京急川崎駅のパタパタが完全撤去
2月12日未明までに京急川崎駅の反転フラップ式発車案内装置、いわゆる「パタパタ」が、以前より告知されていた通り、全て撤去されました。これをもって、パタパタ式の発車案内表示器は、関東圏から姿を消しました。昨夜は珍しく闇鉄したのですが、お目当て
京急1895編成がJ-TREC横浜を出場
本日、京急新1000形1895編成(1895F)が総合車両製作所横浜事業所を出場しました。試運転が行われています。1890番台(L/C)の5編成目で、今年度落成予定の3編成のうち3編成目となります。今回は1895-4号車に貫通幌が取り付けら
京急1513編成が部品撤去・解体中
昨年10/26に京急久里浜工場へ回送されていた1500形4連(4S)の1513Fですが、4/11時点で部品取り・解体が行われています。同編成は回送後に休車が確認されていた他、イベントで登場時に近い姿に整備され展示されていました。1500形1
京急1505編成が部品撤去・解体開始
3月15日に京急久里浜工場へ回送されていた1500形4連(4S)の1505Fですが、10月22日時点で部品取り・解体が行われています。同編成は回送後、無架線地帯に約7ヶ月間留置されていました。回2276~2298C京急1500形(1505編
京急1409編成が車体更新
7月より京急久里浜工場に入場していた新1000形1409編成(1409F)が、本日車体更新を終えて出場試運転を行いました。今年度の設備事業投資計画において車体更新対象として記載されていた、“新1000形8両(4両×2編成)”のうちの1本目と
京急線羽田空港第1・第2ターミナル駅引上線工事に着手
8月8日、京浜急行電鉄及び国土交通省は、京急空港線羽田空港第1・第2ターミナル駅に引上線を新設する工事に着手したと発表しました。羽田空港第1・第2ターミナル駅の終端部から延伸し、第2ターミナルビルおよび駐機場の地下に引上線を建設します。羽田

 

京成電鉄・新京成電鉄・北総鉄道・千葉ニュータウン鉄道・芝山鉄道

京成電鉄は3200形についての続報が期待できるかも知れません。また、京成高砂駅踏切脱線事故当該の3788編成に関しても、今後、注目が集まるかも知れません。また、新京成80000形が1編成増備、8000形1編成廃車されると推測します。8000形のリニューアルや機器更新なども形態差が増していくかもしれませんね。今年は8812編成と8815編成にリニューアルが行われた一方、8815編成はVVVF未更新で、15インチLCDが設置されました。さらに8801編成が廃車され、新京成8000形では初の廃車発生となりました(置き換えとして今年は80036編成が増備)。

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京成3200形が導入予定 他(中期経営計画)
京成グループ中期経営計画「D1プラン」資料によると、編成車両数が変更できる新形式車両(3200形)の導入が計画されているようです。導入時期や数は明かされていないものの、同計画は2022~2024年度とされており、2024年度までに導入される
新京成8812Fがリニューアル工事終えくぬぎ山出場
本日、新京成電鉄8800形8812Fがくぬぎ山車両基地を出場しました。走行音や内装などからリニューアル工事を受けたものとみられます。8800形では7本目のリニューアル工事施工となります。先ほど薬園台駅で見かけた8800形8812Fによる試運
新京成8815編成がリニューアルを終え出場(VVVF未更新)
本日、新京成8800形8815Fがリニューアル工事を終え、くぬぎ山車両基地を出場しました。ただし、主制御装置(VVVF)の機器更新は実施されていません。また、既報の通り急行灯と、新たに運番表示器が設置されており、京成線直通への対応も行われた
新京成80036Fが甲種輸送
本日、新京成80000形80036F(80036編成)が日本車輌豊川工場を出場し甲種輸送されています。今年度導入予定の一本と見られます。前例から、越谷貨物ターミナルまで甲種輸送される見込みです。新京成甲種DE10-1557+ヨ+新京成800

 

京王電鉄

今年は5737Fが増備、京王7708Fが廃車されました。また、8000系8両編成1本に車体修理が施工されました。年明け3月までに、8両編成1本に車体修理が、10両編成1本に機器更新が施工される予定です。また、井の頭線では、今年度中に1000系1編成に車体修理のみが計画されています。

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京王5737Fが若葉台へ搬入済
今年度の導入が明らかにされていた京王5000系5737Fですが、10月17日未明から本日未明にかけて、総合車両製作所横浜事業所(J-TREC横浜)から、若葉台車両基地へ陸送で搬入されました。同編成は、リクライニング機能付ロング/クロスシート
京王7708Fが搬出完了
9月3日に若葉台車両基地へ臨時回送、その後、部品撤去が確認されていた京王7000系7708Fですが、9月13日、15日、17日にそれぞれ搬出が確認されています。京王の搬出は通例2両ずつで、13日は5・6号車、15日は1号車、17日は3・4号
京王8721Fが車体更新を終え若葉台出場
本日、京王8000系8721Fが若葉台工場を出場し試運転を行いました。客用ドアの交換、および2号車へのパンタ増設が確認でき、車体更新を行なったものとみられます。R4.12/02(Fri)8721F 若葉台出場試運転 pic.twitter.
2022年度京王電鉄設備投資(5000系1本新造・8000系1本更新 他)
本日、京王電鉄が今年度の鉄道事業設備投資内容(総額288億円)を発表しています。車両面では、リクライニング機能付ロング/クロスシート転換座席を備えた5000系10両1編成の増備(過去に公表)や、8000系10両1編成の更新が言及されています
京王電鉄3編成21両にバリアフリー対応工事(2022年度)
今日までに更新された京王電鉄の移動等円滑化取組計画書によると、今年度に3編成21両にバリアフリー対応の工事が施工されるようです。前例からバリアフリー対応の工事は車体改修と見られ、防犯カメラの設置や自動放送装置の更新などの機器更新以外の安全対

 

小田急電鉄

小田急1000形のリニューアル及びリニューアル対象から外れた編成の廃車が全て終わり、リニューアルは3000形に、廃車は8000形へとシフトしました。今年度の5000形の増備は全て終わりました。また、3000形は1編成の更新が終わり、3月までに6両編成2本にリニューアルが施工される予定です。8000形は4両編成3本、6両編成1本が廃車されました。8000形4両編成の廃車は初めてになりました。

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小田急5062×10が川崎車両出場
本日、小田急5000形5062×10(5062F)のうち6両が川崎車両を出場し、甲種輸送されています。通例通りなら後日残りの4両も出場し、10両で首都圏へ輸送されるものとみられます。同形式は今年度3編成の導入が予定されており、同編
小田急3000形リニューアル車が出場(8000形牽引・自走)
本日未明、小田急3265×6(3265F)が大野総合車両所を出場し、8263×6(8263F)の牽引で新百合ヶ丘まで、そこからは自力走行で喜多見検車区唐木田出張所まで回送されました。11月29日 火曜日 終車後小田急30
小田急8056×4の部品撤去が開始(8000形4連初)
本日、大野総合車両所89番線にて小田急8000形8056×4(8056F)の部品撤去が開始されました。廃車になる場合、小田急8000形4両編成としては初めてとなります。10/27(木) 10:30現在大野総車89番線に入場した80
小田急8056×4が搬出完了
10月下旬より廃車作業が開始された小田急8000形8056×4(8056F)ですが、本日までに全4両の大野総合車両所からの搬出が完了しました。本日、8259×6(8259F)の部品撤去も確認されています。11/9(水)今

 

東武鉄道・野岩鉄道・会津鉄道

東武500系の新製、20000型のリニューアルが終了しました。現在断続的に10000系に屋根の修繕工事、8000系に空調関係の整備?が確認されています。また、11204Fがワンマン運転に対応し、佐野線で運用されています。転属した可能性が高いです。さらに、100000系10030型50番台の2両編成の一部編成がリニューアル工事のような動向を見せています。
今年は200型1編成、100系1編成、6050型9編成、10000系2編成が廃車、300系が廃形式になるなど、意外と動きの多かった東武の1年でした。東上線の大規模なダイヤ改正も記憶に新しいですね。50000系には床材交換らしき工事が現在確認されています(グループ)。ドア故障で運用離脱した言われる11004Fのドア関連装置が9101Fに流用される動向を見せた年末でしたが、年明けには答え合わせが出来そうです。年明けの3月には「スペーシアX」こと、100N系が東武鉄道に納入される予定です。
施設動向では、川越整備所が廃所されました。

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東武鉄道N100系「スペーシアX」が、来年3月に納入予定
日本鉄道技術協会の協会誌「JREA」11月号によると、東武鉄道N100系「スペーシアX」が2023年3月に納入されるようです。同誌によれば「2023年7月に浅草と日光・鬼怒川エリアをつなぐ特急『Spacia』(100系)の後継となる新型特急
廃車された東武11004Fの部品が9101Fへ流用
1年半ほど運用から外れ、森林公園検修区で休車されている東武9000系9101Fですが、9001号車の運転室の一部装置に「11004編成取外品」「他編成への使用禁止」と書かれたテプラシールが確認されました。今月7日から8日にかけて廃車回送され
東武11204Fが佐野線で運用中
27日、東武10000系11204Fが、東武佐野線で営業を開始しました。ワンマン運転で運用されています。同編成は南栗橋車両管区春日部支所でワンマン運転対応改造が施され、先日南栗橋車両管区館林出張所へ回送されていました。本日(12/27)11
東武11004Fが旧北館林荷扱所へ臨時回送
昨日森林公園検修区から寄居に回送された東武10000型の11004Fですが、本日秩父鉄道線内を甲種輸送・その後伊勢崎線・佐野線を経由して旧北館林荷扱所へ臨時回送されました。今後は廃車・解体されるものと思われます。同編成は2019年にドア故障
東武ダイヤ改正関連(東上線快速廃止、準急等停車駅変更他)
本日、東武鉄道は2023年3月18日にダイヤ改正を実施すると発表しました。東上線系統は快速が運転取りやめとなり、準急が新たに上板橋に、急行が朝霞に、快速急行が朝霞台と川越〜小川町間の各駅に停車するようになります。(快速急行は志木通過に変更)
東武鉄道川越整備所(旧川越工場)が今年9月に廃止済み
日本鉄道車両機械技術協会の協会誌「R&m」10月号によると、旧川越工場に当たる川越整備所が2022年9月に廃所されたようです。同誌によれば「2020年10月より、南栗橋工場に全車両の重要部・全般検査を集約、旧川越工場については川越整
東武8158F・11605Fが津覇館林工場を出場(済)
本日(11月30日)、東武10000系10000型11605Fが津覇車輌工業館林工場を出場しました。屋根回りが再塗装されており、昨今同工場にて施工されている屋根の補修工事(修繕工事)が行われたものとみられます。#11605F 津覇出場(屋根

西武鉄道

デジタル列車無線化と西武40000系の増備、2000系、新101系の廃車がありました。昨年4月から年明けにかけて70両が廃車予定で、他社からステンレス車を「サステナ車両」として購入するという計画には驚愕しました。新型車両と平行してサステナ車両を導入しても、VVVF化を成し遂げるのは2030年まで先になります。

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西武鉄道の全所有車両VVVF化は2030年度完了予定
日本鉄道技術協会の協会誌「JREA」2022年12月号によると、西武鉄道が新造車両と並行して「サステナ車両」を導入することによって2030年度までに全所有車両のVVVF化を目指していることが明らかになりました。これは、西武鉄道の鉄道本部長が
西武鉄道が「サステナ車両(他社からの譲受車両)」を導入他
本日5月12日、西武ホールディングスは2022年3月期の決算を発表しました。決算補足説明資料の中で、鉄道事業(西武鉄道)は今後新造車両に限らず、他社からの譲受車両である「サステナ車両」の導入を進め、省エネ化、固定費削減を前倒して実現するとし

 

相模鉄道

3年連続、10000系が機器更新のため長野総合車両センターへ甲種輸送し、年明けに出場していましたが、今年の冬は入場がありませんでした。一方で、8000系灯具位置変更・行き先表示機更新が8708×10編成の1編成に対して行われ、新形態が生まれました。ただ、大規模な内外装の更新となる、YOKOHAMA NAVYBLUE化は見送られました。現在8710×10編成が入場中です。

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相鉄8708×10の灯具位置が変更
先月灯具類や行先表示機が撤去されたのが確認された相鉄8000系8708×10(8708F)ですが、本日かしわ台車両センター構内にて、前照灯が先にリニューアルを受けた8709×10(8709F)と同様の位置に移設されたのが確認されて
相鉄8708×10が営業に復帰
前照灯位置が変更された相鉄8000系8708×10(8708F)ですが、12月14日に本線試運転が確認(Twitter)され、本日19日から営業に復帰しています。YNB化・内装のリニューアルは行われませんでしたが、自動放送への対応

 

東京都交通局

都営新宿線で8両編成が廃止されました。車両の組み換えは行われず、全車廃車となり、新型車両10-300形6次車の増備が完了しました。大江戸線では引き続き12-000形の置き換えも続き、今年は2編成(うち21年度は1編成)が廃車、12-600形2編成(うち21年度分は1編成)が新製されました。年明けに12-211Fの搬出が予定されています。
さらに、デジタル列車無線化に伴い、都営三田線6300形1・2次車が運用離脱しました。6500形13編成全車が納入・運用開始しました。日暮里・舎人ライナーでも車両の更新が続いています。
来年度以降も大江戸線、日暮里・舎人ライナーの車両更新が続く見込みです。

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都営12-161F・12-211Fの2編成が今年度に廃車予定
東京都電子調達システムによると、本日、大江戸線12-000形車両売却の発注予定が公表されました。12-161Fと12-211Fの計2編成が対象とされています。1編成目は今年9月下旬に、2編成目は来年1月中旬に引渡(搬出)が行われ、従来通り木
都営10-720F(6次車最終編成)が営業運転開始
9月14日、都営新宿線10-300形10-720Fが営業運転に就いている事が確認されました。29Tでの運用でした。10CARSシールは残されており、10-300形6次車全編成が営業を始めたことになります。都営新宿線10-720Fが本日29T
都営10-420Fが全車搬出される(8連最終編成)
本日までに都営10-300形10-420Fの全8両が陸路で搬出されました。9/1には車両の搬出が確認されていました。これにて、都営10-300形8両編成が完全に消滅することになります。都営新宿線10ー300形 10ー420F新宿寄り10-4
東横・目黒線デジタル無線化(6300形1・2次車離脱中)
未明に夜間試運転が計画されていた東横線ですが、目黒線を含め、本日からデジタル列車無線送受話器の稼働、アナログ列車無線の「故障」表示(区間によっては滅灯)が確認されました。都営6300形1・2次車は営業から離脱しており、今後、アナログ列車無線

 

横浜市交通局

4000形が3編成が落成、3000A形が2編成廃車搬出されました。年度内に3編成が廃車搬出される予定でしたが、1編成はまだ搬出されておらず、年明けに2編成が置き換えられそうです。さらに、3000N形電機品更新の契約も進み、VVVFは三菱電機製が採用される見込みです。来年度から更新が始まる予定です。当初の計画では、3000N形は4000形の置き換え対象でした。23,24年度にそれぞれ3編成、全6編成が更新予定です。

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横浜市営4651F川崎車両出場
本日、横浜市営地下鉄ブルーライン4000形4651Fが川崎車両を出場し、首都圏方面へ甲種輸送されています。今年度3編成目となります。吹田タまでがDD200-10、吹田タからEF210-328です。川崎車両や近畿車両発の関東方面の甲種輸送は、
横浜市営3241Fが搬出済
本日未明までに、横浜市営地下鉄ブルーライン3000A形第24編成の全車両が、上永谷車両基地から陸送で搬出されました。同編成は、11月に4000形4641F(第64編成)の営業運転が確認された前日を最後に運用目撃が途絶えており、同編成に置き換
3000N形更新へ向けた契約開始(計画変更などの経緯)
横浜市営3000N形ですが、車両電気品更新が明らかとなっていました。契約の動きも始まり、横浜市の入札・契約情報のサイトによると、7月6日に「3000N形電気品更新のうち表示機等更新業務委託」をコイト電工と随意契約し、翌7日には「3000N形
横浜市営3000N形制御装置更新業務を三菱が落札
更新が見込まれるブルーラインの同形式ですが、横浜市入札・契約情報によると、「3000N形電気品更新のうち制御装置更新業務委託(契約番号:2253035237)」が8月31日付けで開札され、随意契約で三菱電機が落札しました。見積金額は1,22

 

JR貨物(JR東日本管内走行車両を中心)

EF210-300が新鶴見に9両が増備されました。参考までに今年は2両が吹田に配置、年明けに4両が新製予定です。うめきた新駅開業に伴い、2月に線路切り替え工事が行われます。線路切り替え工事、すぐに供用が開始され?プッシュプル運転が予定されているみたいです。残る4両はいずれも吹田に配置されるものと見られます。EF65は2両が高崎機関区、5両が宇都宮タへ無動力回送、うち、1月に宇都宮タへ回送された2両は既に解体済みです。EF64、EF65等の国鉄型形式(JR化後新製車含む)の全般検査が既に終了しましたが、EH800のには1回目の全般検査が始まりました。また、EF66 27の運用離脱もありました。現在、吹田機関区での留置が続いており、今後も機関区内の動向に注目が集まりそうです。事業継続計画(BCP、Business Continuity Plan)では、EH500形全18両を日本海縦貫線に対応させるため、制御装置の改造が行われおり、今年度中に終わる予定です。
また、低床貨車のコキ73形3両が増備され、4両になりました。構造が特殊なようで保守面が課題ですが、海上コンテナがそのまま積める為、物流がコンパクトになることが期待されており、関連する事業においても今後の動向にも注視していきたいです。郡山車両所での貨車車両の検査が2023年3月で終了し、業務が各工場へ移転される予定です。これもまたすぐ話が進む訳ではありませんが、貨物新幹線の実現などの続報も注目です。
発注では、三菱電機が電気機関車27両を、特命随意契約で小松製作所にDF200用ディーゼルエンジンが24台を発注しました。年明けにも、電気機関車、電気式ディーゼル機関車、ハイブリッド機関車の発注が公示されています。

参考リンク

EF210形の今年度新製両数について(10両→15両?)
今年度の機関車新製予定ですが、日本鉄道車輌工業会の「鉄道車両工業」2022年10月号に、EF210形は15両新製との記載があります。年度初の交通新聞では10両新製予定とされていましたが、鉄道車両工業を信じると、今年度354号機まで新製予定に
今年度コキ73形3両増備・貨物新幹線の検討ほか(国交省)
先日公表された国土交通省主催の有識者会議「今後の鉄道物流のあり方に関する検討会」の中間とりまとめ資料で、コキ73形貨車が今年度3両導入され、4両になると記載されています。同形式は国際海上コンテナ(背高海上コンテナ)を車両限界内で積載すること
EH500形BCP対応は「出力の制御装置を一部改造」
JR貨物は2021年12月に公表した「JR貨物グループレポート 2021」の中で、EH500形電気機関車の日本海縦貫線走行対応について「機関車出力の制御装置を一部改造」していると明らかにしました。同形式は昨年7月に日本海縦貫線、上越線での試
EF66 27が定期運用離脱(公式)
本日発表されたJR貨物の吹田機関区の特別公開に係るプレスリリースにおいて、同区所属のEF66 27号機について、「この度定期運用を終えた」との記述が確認されました。同機については、これまで協会誌上で今春で引退との記述が確認されていましたが、
EF66形100番台の全検予定は無し
東京新聞によると、昨日のJR貨物の記者会見で国鉄形式の機関車において基本的に全検予定がないことが明らかになりました。EF81-451が全検入場中ですが、関東地区に限れば、既報であるEF64形やEF65形、DE10形などに加え、JR貨物で製造
JR貨物が27両の直流電気機関車を発注(三菱が落札)
3月30日公開の鉄道車両等生産動態統計調査によると、今年2月にJR向け電気機関車27両を受注していることが分かりました。本調査では、EF210形は交直流電気機関車に分類されており、今回の27両も交直流電気機関車に分類されています。裏付けるよ
資材調達情報 | JR貨物 日本貨物鉄道株式会社
JR貨物のその他、資材調達情報についてのページです。「資材調達」についての情報はこちら

 

青い森鉄道ほか

来年度以降、青い森701系の延命工事が予定されています。JR東日本701系でも予定されているのでしょうか、組合資料の業務量提案の内訳が気になります。

参考リンク

青い森701系に延命工事
デーリー東北によると、青い森鉄道が保有し、数年で更新時期を迎える701系について、2023年度以降に主要部品の交換などの延命措置に着手するようです。同系列は、全車両が2015年度までに機器更新を受けており、機器更新後の延命措置という観点では

 

参考資料

・鉄道ファン
・鉄道ジャーナル各号
・鉄道ダイヤ情報各号
(フォーラム未反映の除籍日など)

コメント

  1. JR東日本のところで「南武線浜川崎支線のE205系1100番台」との記述があります。Eは付かないと思います。

  2. 東京メトロの項で“丸ノ内線2000系・銀座線1000系にATP・CBTC工事や試験が進んでいく”とありますが、先日投稿した拙著「関東大手民鉄・地下鉄の保安装置更新時期④設備動向編」でお示ししたように、「ATP」は「CBTC」システム内に存在する一機能であり、今回の文脈であれば併記せず単に「CBTC対応」という表現で十分です。(あわせて、参考文献※1は界隈の教科書的な文献ですので、機会がございましたらご一読いただくことをお勧めいたします)
    また、拙著でも記したように日比谷線13000系でも同様の動きが既に出ていますのでその点も注意が必要です。

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