京王電鉄の2025年度から6年間の中期経営計画には、「新型通勤車両2000系の導入」として既報の10両×4編成(2025・26年度)のみ記載されており、2027年度以降についての言及はありません。
特に、2027・30年度の鉄道事業の設備投資額(計画)は、25・26年度と比べて150億円ほど減り、272億円・288億円とされています(27・28年度は不明)。
現在も公開情報を踏まえると、2027~30年度は現時点で車両新造が計画されていない可能性があります。
今後の車両動向や老朽車両の置き換えはどうなるのでしょうか。
中期経営計画「HIRAKU2030」(2025年度~2030年度)
https://www.keio.co.jp/assets/pdf/company/stockholder/policy/businessplan/2025_briefing_reference.pdf



コメント
「置き換える必要があるほどの車両が然程存在しない」という点や「車両よりも設備への投資を強化するタイミング」という点などが重なった結果の新造抑制なのではと思います。
連続立体交差事業への注力は勿論ですが、全駅へのホームドア整備や自動運転の導入に向けた諸工事などがトピックとして控えており、車両面でも置き換えよりは9000系(特に30番台)の機器更新が急務とされているのでしょう。
同形式の30番台車は史上最長の運行区間であることも相まってか近年不具合が相次いでいる印象で、8000系のGTO全廃を差し置いて同時進行で3編成も更新を進めていることもその“裏打ち”と言えるでしょう。
非貫通編成の排除を目指す方向性は変わっていないと思われますが、何らかの要因で余力ができれば余剰廃車の扱いを取ったり、9000-0は増結を伴わない8両編成として運用する方針にしたりと策はありそうです。
また、自動運転の導入にあたっては低運転台車の置き換えが必須と見られていたものの井の頭線で1751Fへ対応工事が施工中との情報があり、この点はクリアしたように思えます。となればこの言説とセットで言われていた「7000系後期形の更新車や8000系の置き換え」が不要にもなり得そうで、新造計画の記載取り止めに関連している可能性がありそうです。
京王は特集本のインタビューで車両寿命50年を目指したいと明かしてましたので状態の悪い7000系を潰せれば新車導入自体は最小にとどめるつもりでしょう
逆にワンマン化などのためなら支線が一気に対応に新車に交代もあり得ます
まず今の京王の課題として
・連続立体交差事業
・ホームドア設置
・9000系リニューアル・機器更新
・8000系GTO車機器更新
・併結編成の駆逐
がありります。また今廃車が懸念されている7000系は
・7000系6両
・7000系コルゲート10両
だけであり、また7000系の6+4には幌が設置されたためすぐには廃車にならないと予想します。
これを踏まえて京王はしばらく新車の導入は2000系4本にとどまると予想します。
いまの京王は上記のようにかなりお金を使っており、また若葉台も忙しくなると思うので新たな新車(2000系)は
上記の課題がある程度解決したところで導入されると予想します。
まず導入本数からして、当初から7000系の併結運用のみを置き換えて、4両編成に動物園線用とその予備車を残して置換えは終了、という計画だったのでしょう。
残る10両固定編成には初期車はおらず、車齢40年とは言えどSIVも含め(製造時からSIV搭載ではありますが)機器更新も全編成済んでおり、連続立体交差や井の頭線ワンマン化で設備投資が嵩むなか、即座に置き換えなければならない状況にはなっていない、と。
ましてビードプレス車体である後期車の10両固定編成については機器面でも8000系に近く、現時点で置き換える理由が見えません。
逆に併結に使用している6両編成にはトップナンバーもおり、こちらは併結運用の廃止と関係なく置換えの優先度は高かったともいえます。10両固定編成でも、初期車で組まれた編成は既に5000系に置き換えられて廃車されましたから。
7726 – 28Fは初期車組のまま残っています。ただ、こちらはまだ使う組と考えてよいはずです。
7000の10両固定編成で廃車になったのは7729Fだけではないでしょうか。
初期車(コルゲート車)の10両固定では7726F, 7727F, 7728Fの3本は今も運用されているはずです。
確かに初期車から潰していくのが理想だと思いますが、6両編成の相方となっていた4両のビードプレス車も廃車になった例があるはずです。
検査期限や個別の状態、諸々のタイミングによって適宜廃車していくのだろうと思います。
初期車の定義って難しいですよね。今回に関しては1984年製の、製造当初MG搭載だった車両を想定していましたが。10編成ありましたが、今は置換え対象となっている6両編成2本が残るのみです。
今残っている10両固定編成は1986年以降製造の、製造当初からSIV搭載の編成のみにはなっています。もっとも、既に全車換装されていますが。
SIV搭載のコルゲート車で廃車になったのは今のところ6両化された7711F+7715F(廃車時7702F)のみです。ただこれも7807Fとして先頭車の片割れは生きています(残る2000系2編成導入で廃車対象でしょうけどね)し中間車は他車に散って健在です。
とりあえず、2000系の投入自体は9000系30番台の更新予備の影響はかなり強い可能性が高いと考えてよいでしょう。とりあえずペースも4編成目にリニューアルが突入していることもあり、26年度中はリニューアルのペースを早め、27年度には分割オンリーの7701・03Fと7807Fを余剰廃車にし、28 – 30年度には7423 – 25Fあたりを改正による10両縮減で余剰廃車にする可能性が否定できません。それ以外は動物園線予備や競馬場線運用等、特に早期に消す意味がないものとして増備は持ち越しの流れも想像に難くありません。