中央快速線E233系0番台で58編成目にグリーン車組み込み準備改造が行われたトタT40編成が、グリーン車サービスが開始される2025年3月ダイヤ改正時点でグリーン車を組み込まないことが分かりました。また、グリーン車2両を追加して予備車とする考えはないことも言及されています。
グリーン車の新製両数が57編成分となったのにも関わらず改造は58編成に実施されたことで、グリーン車に対応させた編成の中からグリーン車を組み込まない編成が登場すること自体は見込まれていましたが、それに最後に改造が行われた10両貫通編成(T編成)のトタT40編成が選ばれた理由は何故なのでしょうか。
また、グリーン車サービス開始に伴い中央快速線は10両編成の運用がなくなりますが、同編成の今後の用途はどうなるのでしょうか。
トタT40編成は改正時点でグリーン車組み込み対象外 他
公開済労組資料において、中央快速線E233系0番台で最後にグリーン車組み込み準備改造が実施されたトタT40編成はグリーン車を連結せず、予備車とする考えもないことが明らかにされています。組み込み準備改造は58編成に実施されたのに対し、新製され
コメント
グリーン車を組み込まないことでダイヤ改正以降中央快速線での運用は実質不可能になりますが、既知の通りトタT40編成は2024年にグリーン車組み込み準備改造を実施しており、少なくとも今後何らかの形で同編成がグリーン車を組み込むことが想定されているのだと思います。
E233系0番台は今後機器更新による長期入場が見込まれますし、グリーン車組み込み対象外だから他線区に転出などといった楽観的な思考にはなり得ないかと思います。
T40が選ばれた理由は、準備工事が遅く施行されたことと関係があるように見えます。おそらく機器更新時の長期入場中にグリーン車を組み込めるように計画が変更されたのでしょう。今後は、基本的には機器更新開始まで離脱、更新中の編成のグリーン車を組み込んで運用するでしょう。少なくとも転用は考えていないように思われます。
完全に憶測でしかありませんが、豊田に残り松戸からやってくる2000番台の2編成と一緒に青梅線の10両運用に就くのではないかと思います。豊田に残れば万が一の際のピンチヒッターにもなり得るでしょう。
その分余剰になる3組の青600+青400はH49編成と共に幕張に転属すると予想しています。
改造当初はT/H編成の機器更新予備と考えられていましたが、元資料ではそれを否定するような文言があり、実際に所要数も55運用+予備T/H編成各1本ずつとなっている点が気になるところでしょうか。
仮に豊田に残留したとして、充当可能な運用は青梅線立川〜青梅の3運用程度とかなり限られており、そこに専用の車両を用意する必要性は疑問に思えるところですが、一方で他区所へと転用するにも組み替えの際に余剰となる可能性の最も高いサハにトイレが設置されている点が予想を難しくしてきそうです。
予備車にする考えもないとありますが、別の文言も見ると12両編成の予備車にはならない(というか、新規に組み込むグリーン車がそもそも存在しないので予備車にしようがない)とも捉えられる気がします。
予備編成が減少すると書かれているのは、グリーン車を組み込まない編成が1本出てくるからかと。
55運用に対して、TH編成予備1編成ずつ機器更新予備が T40編成で辻褄が合いそうです。
どのみち、機器更新予備は確保しておく必要がありますし。
E233系0番台は製造から18年経過した形式ですので、順次改修が行われる事は確実かと思われます。
その間は当該編成からグリーン車を外し、それをT40編成へ連結することで運用することでしょう。その後、改修が落ち着いたところで青梅線専用として使用することで、青編成を捻出し転用されるのかと思います。
一時グリーン車連結編成を58とした時期がありましたが、将来的にそこまで必要がないと判断し前述の運用で乗り切ることにしたからだと思います。
つまらない話ですが、58本目のグリーン車を作る目処が再び立っている、というだけの話かもしれませんね。
機器更新による長期離脱や、新製から日の浅いグリーン車と既存車(最古参は2006年登場)の検査周期のズレの調整のために、他編成のグリーン車を一時的に組み込んで代走できるよう、グリーン車対応化改造を施行しておいたものと思われます。
それ以外の通常時は青梅線の10両運用に就くものと考えられます。
豊田車セからも数本のE233系が余剰が見込まれますが、少なくとも本編成は上記の理由で引き続き豊田に留まると思います。
機器更新予備が1本、検査予備が1本、運用予備が1本ですので、機器更新が1本ずつしか出来ないことが気がかりですね。
入場前の組み替えから運用復帰まで1ヶ月弱、年間12〜14本施工として、5年超かかりますね。
T40編成も4年ほどはこのまま豊田配置でしょうか。
T40編成はH49編成やT71編成とは異なり、予備車として運用終了後、転用せずに廃車となるでしょう。