4日、JR東日本は東北新幹線の次期車両「E10系」を開発すると発表しました。
E5系の後継車両として開発され、試験車両「ALFA-X」で検証した技術も活用するとされています。

E956形「ALFA-X」
車両概要についてはプレスリリースや報道ででほぼ明らかとなっており、特に日経新聞で報道された第1編成の段階で「グランクラス」を廃止すると言うことが特筆されます。
また、2027年秋に車両が落成し2030年度内に営業運転を開始を目指すことも発表されています。
プレスリリース内にて軽く触れられている北海道新幹線札幌延伸時については「今回設計する車両をベースに別途検討いたします。」とされており、E10系導入による代替対象や同形式の導入規模も併せて今後の動向が大変注目されます。

次期東北新幹線車両「E10系」を開発へ
本日、JR東日本は、次期東北新幹線車両「E10系」の開発に着手すると発表しました。2027年秋以降に車両が落成し、走行試験などののち、2030年度内の営業運転開始を目指すとしています。このトピックは京葉通快が時々前に変更しました。このトピッ
https://www.jreast.co.jp/press/2024/20250304_ho03.pdf
コメント
E5系でも製造に差がありますが、E5系かE2系(1000番台後期形)が先に引退するところでしょうか
今回発表されたE10系は、E2系後期車やE5系初期車の置き換えを視野にいれたものになると思われます。編成数でいえば、第一段階では30編成程度でしょうか。
札幌延伸開業に関しては、「今回設計する車両をベースに別途検討いたします。」との文言もあることや、札幌開通時期の見通しが現状たっていないことからも、別のE10系とは異なった札幌延伸に特化した別の新形式を仕立てるのではないでしょうか。(本州道南完結と道中や道北では求められるスペックも異なる)
札幌延伸時にE10が札幌乗り入れをしないなら将来的には360km対応車でE10も置き換えになると思います
東北新幹線で車種が再度分裂し形式も増やす必要があるのは不便なので
東北新幹線ではE2系とE5系の2形式が運用されている現状で、運用上の制約もある(E2系ははやぶさ充当不可など)なかで形式統一された実績はなく、車種統一という観点からいっても全く説得力のない主張であり、ただの個人の願望に過ぎませんね。
新形式が発表されて数時間で、10年後の置き換え予測を仕立てるとはお節介にも程があります。
グランクラスに関しては、E7系にも言えることではあると思いますが価格帯などの割に連結列車が多く、アテンダントサービスがない列車の方が多数派である点が問題視されたのではないでしょうか。そのため両数制約が北陸方面より大きい東北系統において、札幌開業を前に改めて最上級席の設定を最速達タイプ(現状のはやぶさ)に限定してそれ以外のタイプについて座席数を増加させるためにこのような構成になっているのではないでしょうか。札幌延伸対応の新型について、グランクラスを再度設定した上で最速達タイプを充足できる程度の最低限のみ量産し、残りは全てこのE10系にする二段構成を最終的に目指しているのかなと推測です。
その予想なら、はやぶさ運用よりやまびこ·なすの運用が先に置き換えられそうですね。「はこびゅん」を途中駅から使い易くするそうですし。
となると、E5+E8の連結も長く見れないかもしれません。
E10系は、本来2030年度末だった北海道新幹線札幌延伸向けに登場する筈だったと思われ、延伸が2038年頃に延期となってもこの時期に登場するということはE5系の置き換えを優先したものと思われます。
これによりE10系の仕様に影響があったのか気になります。私は2030年度の札幌延伸向けに検討した仕様をある程度は盛り込んでいるのでは、と考えます。札幌延伸対応の車両も新形式(E11系?)を起こす程ではなく、E10系への追加改造(例えばN700系のスモールA化のような)により仕様が揃えられる程度ではないでしょうか。
E10はALFA-Xの形状を取り入れていて札幌延伸時も今回設計する車両をベースに別途検討なのでN700に対するN700Aみたいな車両になるのかもしれません
E10系、グランクラス付きで、かつ札幌乗り入れ対応にしてくれれば…!
個人的な意見です。
e8系加速度向上もなく300km止まり
e5 5 10系320km
e11系? 360目指す
この組み合わせで札幌開業の2040年を迎えると300km止まりのe8系に併結車が20km足を引っ張られる形になり速達化に悪影響があります。
せめてやまびこ用に加速力増強仕様を作るとか札幌用は羽田成田仙台の航空機需要を奪うつもりでノンストップと加速力最強とかにできないのでしょうか
現在ALFA-Xで最高速360km/h化へ向けた試験を行ってはいますが、ミニ新幹線車両での速度向上についてはFASTECH360で断念して以降特に動きが無いので、ミニ新幹線併結列車と360km/h運転列車を分ける構想なのかもしれないですね。
第一編成がグランクラス無しなのも長距離運用に就くことを想定していないからと思いますしね。
・近づくE5系の置き換え時期
・北海道新幹線の開業時期が見通せない状況
・近距離列車におけるグランクラス利用率の低さ
という状況の下で、ひとまず盛岡(仙台)以南を中心とする運用を前提に、320km/hでグランクラスのないE10系を導入する、といった感じでしょうか。
札幌延伸開業の時期が具体的になったころ、改めてグランクラスも導入したE10系の派生型、もしくはE11系を登場させる、という2段階戦略になったのではないでしょうか。