2025年度に仙石線用E131系が生産されると業界団体が予測していることが明らかになりました。
仙石線を巡ってはセンM4編成の廃車や205系の故障が頻発するなどし、車両不足による運休が発生する自体もおきていました。
今後は205系を置き換えるとみられるE131系ですが、具体的にはいつから導入されるのか、またどのような仕様で登場するのでしょうか?
仙石線E131系が2025年度生産の予測(業界団体)
2025年度に仙石線E131系の生産需要を業界団体が予測していることが、業界雑誌*1から判明しました。「2025年度はJR東日本の仙石線E131系(中略)が生産されるものと予測した」との記述があります。2021年の労組資料に「べスプラによる
コメント
2025年度春以降、出来るだけ早く導入したいところですね。過去にE231系やE233系の転用計画があったことから拡幅車体、主要床下機器の構成は相模線向け500番台準拠、トイレなどの設備を踏まえて600番台の予想も入れると思います。また、鶴見線向け1000番台と同様に至る所でコストカットが実施されるのではと思います。
仙石線以外にも導入する場合、拡幅車体+コストカットは今後の基準仕様となるかもしれません。
仕様的にはトイレが設置される以外は基本的に500番代とほぼ同等となり、規模を考えても投入自体は来年度中に完了といったところでしょうか。
ただ、現状では最大14運用であるに対して統計で見られるそれらしき発注は14編成分と、現状の運用を賄うには不足する規模となることが予想されますから、全編成の投入が完了した後も仙石東北ラインの増発等によって電車運用の削減が行われるタイミングまでは205系が1、2編成程度残る可能性は高いものと思われます。
E131系としては初の、トイレ付き4両編成になるのは確実ですが、車体幅は幅広になりそうな気がします。
幅広になるか直方体断面になるかは、意見が分かれる所でしょう。
同じく4両編成の相模線用500番台の編成に、仙石線ATACS装置と、日光線用600番台のクハにあるトイレを設置する仕様で、600番台の勾配対応装置は不要ですが耐寒装置は装備され、少なくとも一部編成には霜取りパンタが装備されると思います。
一方、2wayシートはすでにロング側でしか使われていない様子なので継承されないでしょう。
新津ではE235系の量産が2025年度初頭にまで続きそうなので、第一編成の出場は早くとも9月以降、習熟試運転を最短で3ヶ月と見込んで、運用開始は早くとも12月以降と考えました。
運用開始は編成両数に変化が無かった相模線・鶴見線同様205系との共通運用となるでしょう。
鶴見線用をベースに、地下線を走行することから貫通扉をダミーではなく本物にした仕様が導入されると思います。また、205系同様4両固定編成ではありますが、2両への短縮も可能なMT配置とし、冗長性を確保すると共に輸送力の柔軟な調整も可能な仕様とすると予想します。
131系の仕様も気になるところですが、新津製だとして配給のルートはどうなるのでしょうか。
仙石線の地下区間は貫通ドアを用いなくても大丈夫な区間なので拡幅車体でも十分な車両を導入するでしょう。
仕様としては現在相模線で走行中の500番台に寒冷地対応改造+トイレを設置した感じで、内装は昨今の事情を考え、鶴見線の1000番台と同じように化粧板を省略するかと思われます。
また、マンガッタンライナーも引き継がれるかもしれませんが、2wayシートは引き継がれないでしょう。
さらに、仙石線のあおば通~東塩釜はATACS区間なのでホームドア設置計画等も考えられます。
E131系導入はワンマン化だけでなく将来のホームドア設置を考慮した設計となるかもしれません。
仙石線に導入予定のE131系ですが、4両固定編成で、かつ車内トイレも205系から受け継がれると思います。
仙石線向けE131系は今年度に1編成製造
されるようです。再来年ダイ改には完全
置き換えという話も聞こえています。
14編成導入と噂もあるようですが、今年度
1編成、来年度14編成の計15編成?もしくは
再来年度入って+1編成の計16編成とかは
ないでしょうか??
統計では先の14編成分以外にそれらしき発注は確認できない上、そもそも短期間で纏めて置き換えるのであれば単年度単位で細かく分割して発注する意味もないですから、納入が年度を跨ぐとしてもトータル14編成となることに代わりはないかと思われます。
4連、オールロングシート、トイレ設置といった仕様は地上設備の制約などを考えても踏襲されることは確実でしょう。デュアルシートも仙石東北ライン開業後に使用停止されている実態を踏まえれば採用はされないでしょうし。個人的に気になるのは現状仙石東北ラインと食い違いが発生している扉数です。新造である以上当然3扉を採用する上での制約はないわけですし、E129系とは走行機器など根本的に異なる以上3扉を採用するからといって形式がE131系にならないとも思えません。混雑率も3扉で捌けないレベルとも思えないですし。一方で扉数差分が同系列内で発生した事例は105系など数えるくらいで、またホームドア整備の優先度合いを考えると扉数を統一する強い動機が見出せないのも確かです。
これまで仙石線は首都圏の直流通勤型の「お下がり」だったので4ドア車でしたが、新製投入ならば3ドアでも問題なさそうではありますね。蓋を開けたらE129系だった、という可能性もゼロではないかもしれません。
相模線用をベースに現行の205系と同等の設備(2wayシート除く)を搭載する感じでしょうね。
ホームドアを整備する際はあおば通〜東塩釜あたりまででしょうか?
貫通扉はダミーか開閉可能なのかは今は判断しにくいですよね。整備面を考えればダミーと考えますが。