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西武2000系 近江鉄道譲渡へ 今後は?

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甲種輸送される2451・2453F
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予てから甲種輸送の準備が行われていた西武2000系(新2000系)2451F+2453Fですが、19日より甲種輸送が行われました。行先は彦根駅(近江鉄道彦根車両区)となっており、近江鉄道への譲渡が見込まれます。

西武鉄道の子会社でもある近江鉄道では営業用の現役車両が全て元西武車(401系→800形、820形・新101系→100形、900形・3000系→300形)となっており、それに続く形で新2000系が譲渡される形になります。

なお、近江鉄道では西武鉄道からの鉄道車両の提供を受けること環境配慮型車両(VVVF車)の導入を検討していることが明らかとなっていますが、新2000系は界磁チョッパ制御であり後者の条件を満たしていません

果たして今回譲渡された2編成はどのような改造を受けいつ近江鉄道でデビューするのか、また他編成の譲渡も行われるのでしょうか?

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コメント

  1. 車齢50年超の車両を抱えている状況で単発での導入となることはまず考えられませんから、今後も継続しての譲渡が見込まれそうです。
    また、滋賀県の今年度予算では近江鉄道線再構築事業費の内容に車両更新の記述が見られなかったことから、今回譲渡された編成の竣工は早くても来年度以降となりそうです。

  2. 近江鉄道が発表した移動等円滑化取組計画書の中で移動等円滑化基準を満たしていない車両が2連11本とあり、現時点で残っている西武2000系2連の本数が10本なことから、おそらく今回甲種輸送された2本を含む10本全てが近江鉄道に譲渡されるでしょうね。
    不足する2連1本は趣味者の見立てでは2013年に運行開始した900形(元新101系)という事で、こちらは近い将来基準を満たすために改造を施すものと思います。

  3. 今時車齢40年近くの鋼鉄車をVVVF化するよりはVVVF化自体を諦める気がします

    • 1M1Tとなる2000系の2連は2M車の300形(元3000系)と異なり主回路構成の問題でブレーキの回生領域が狭く(45km/hで失効)、もともと増結用であったこともあってか単独運用の際の粘着性能にも難がある点を踏まえると、種車の機器をそのまま使用するのは難しい部分が大きかと思われます。
      また、近江鉄道の再構築事業計画では設備の維持管理費とは別で設備更新全般(電路、線路、車両)に10年間で約88億円と決して少なくない金額が計上されており、上下分離に移行したことにより公金で維持を行っていく以上、当然ランニングコストの削減も求められる点を考えると、イニシャルコストを気にしてVVVF化を断念するだけの理由はほとんどないと言ってよいでしょう。
      車齢についても現状で35年程度ですから、この程度であれば譲渡に際して更新した機器が寿命を迎え始める20年程度の使用を見込んだ場合、置き換え時の車齢は概ね55年前後となりますから、それほど大きくマイナスとして作用するほどではないように感じられます。

  4. VVVFの出物を探すor新製を断念し、チョッパ車で妥協することとしたのかもしれませんね。
    幸い2000系・新2000系は既にあちこちに譲渡された東急8000/8500系とほぼ同等の機器であり、予備部品に困ることは当面は無さそうです。

    • VVVF車両について言及された再構築事業の計画案の資料と実際に認定された再構築事業の計画で設備更新費用として計上されている金額がいずれも約88億円と変わっておらず、事業計画案が策定されたタイミングで西武と中古車両の提供等についての協定が結ばれている(=計画策定時点で種車はある程度定まっていた)ことを考えると、車両更新に関する方針は一貫して変化していないと考えるのが自然に思えます。

  5. 西武鉄道側から見ると現状5編成程度で事足りており、現在残っている13編成とを計算すると丁度8編成余っていることになるんですよね。

  6. あくまでも当初の計画では、VVVF車の導入を「検討している」んですよね?

    「検討している」段階なのであれば、VVVF車ではない車両が採用されてもおかしいことではないと思います。
    何が何でもVVVF車じゃなきゃ困るとか、余程の理由がない限り。

    また、今回の車両を仮にVVVF改造する必要があるなら、別の場所で改造工事を済ませてから近江鉄道まで運ぶと思います。
    とりあえずそのような改造工事をしていない様子なので、VVVF化はせずにデビューすると思います。

    さらに今後についてですが、近江鉄道側としては今回の転用でとりあえず様子を見る方向で動くと思います。

    私の知る限り近江鉄道では初の4扉車でしょうし、何かしら使い勝手が芳しくなかったりすれば追加の転用は見送られるのではないかと思います。

    使い勝手に問題も無く、西武鉄道側としても廃車が出たタイミングで車両の供給が問題無く出来るのであれば今後も転用が続くのではないでしょうか。

    • 今回の車両更新は国交省に認定された10カ年に渡る再構築実施計画に基づき実施される事業のひとつであり、計画の策定に際して西武、近江鉄道、車両を保有する近江鉄道線管理機構の3者で協定を結んでいることも踏まえると、そのような場当たり的な計画となることはまずありえません。
      また、近江鉄道ではかつてより譲渡車両などの改造は一貫して自社の彦根工場にて外注業者(近年は検査等も委託しているJR西日本テクノス、220形〜800形あたりまでは佐伯工業)が改造を行う体制となっており、上下分離へ移行してからも同様の流れになるものと思われます。

  7. 近江鉄道には33.3‰勾配区間があるため、既存の2両編成は全て2M0Tです。
    2000系2連がチョッパ制御の1M1Tのままではまともに運用はできないでしょう。
    その場合、チョッパのまま2M化する工事は非現実的で、今さらチョッパで電装化する意味はないです。
    VVVF化なら2M化か、上手くすれば1M1Tで運用できる可能性もあります。
    チョッパのまま2M化する工事と、VVVF化する工事とを比較すれば初期費用も大差はないでしょう。
    よってVVVF化される可能性は極めて高いです。
    改造場所は近江鉄道300系同様、同社彦根電車区にて施工されると考えられます。
    改造工事の施工主体は未発表ですが、300系の前例及び昨今の動向から、JR西日本テクノスが彦根電車区に出張して施工するのでは、と思います。

  8. https://trafficnews.jp/post/135731

    こちらの情報によれば、VVVF化は予定していないそうです。

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