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横浜市営3000A形残存2編成は「次期新造/更新時に対応検討」 今後は?

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※写真は3000A形3301F(廃車搬出済み)
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横浜市営地下鉄ブルーラインの車両更新について、4000形1次車で完全に置き換える計画であった3000A形は、現在も残る2編成(3261F・3311F)が3000N形と併せて「次期新造/更新時に対応を検討する」ことが、先日公開された今年度の横浜市交通局移動等円滑化取組計画書から明らかになりました。
状況から、4000形1次車での置き換えは見送られ、次の車両新製時に置き換える方針となった可能性が考えられます。
今後の車両新製に関しては、3000N形と3000S形の老朽取替を見込んだ4000形2次車を導入する方針が明らかになっていますが、現時点で3000A形が2編成残留することになった理由や、今後の各編成の置き換えの流れが気になるところです。

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横浜市 2027年度から4000形2次車導入 等(N・S形置き換え)
横浜市交通局が4000形2次車の導入、3000R形機器更新、10000形(2次車)機器更新などを計画していることが、2024年度の事業計画より明らかになりました。4000形2次車、2027年度に1編成、2028年度から2030年度に各4編成
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コメント

  1. 単純に、4000形1次車の製造が半導体不足の影響等によって遅延しているだけと思われます。

    というのも、「円滑化取り組み報告書」は令和5年度末までの実績と、6年度以降の予定を書く、というだけの書類なので、5年度末までに6編成しか完成していなかったので、実績として「6編成投入」と書いただけではないかと考えられるからです。実際の投入時期が遅れているだけで、予算措置をふくむ事業計画記載の内容に変更はないでしょう。

  2. 事故とは無関係に車両故障を起こした3000S形3571Fが先に廃車となっており、4000形の導入数も計画から増加していないので、単純に3000A形を離脱させることができなくなってしまったのだと思います。

  3. 以前の記事でも取り上げられましたが、事故によって3571Fと3381Fが本来の予定外に廃車となったことにより、この3261Fと3311Fを数年程度だけ延命することとなったのかと思われます。
    なお運用離脱後も解体や搬出の動きのない3291Fについては、両編成の部品取り車としているのかもしれません。

  4. 少し関係のないところにはなりますが、本来4000形(1次車)は9編成発注すべきだったと思います。というのも先の事故によって2編成が廃車になったわけですが1編成分の代替は3000V形だとして4000形が8編成の製造だと1編成足りないことになります。当初自分は1編成分は運用削減で補うと思っていましたが3000A形は(本線上に)2編成残留しており1編成が3571Fの代わりだとして1編成分の事故代替が無かったことになります。ここが疑問です。

    3000S形に関しては2000形から一部部品流用をしているのでガタが来ている感じがするため3571Fに関しては修理するくらいだったら3000A形の延命の方が幾分マシという判断でしょう。噂レベルですが、2000形からの流用部品(台車?)の整備に苦労しているという話があり、それも関係してるかと思われます。

  5. 2016年12月:3000V形(第61編成)新造 (+1編成)
    2017年 5月:「3000V形2次車(のちに4000形に変更)7編成追加導入でA形車両8編成を置換え」と発表
    2019年 6月:下飯田で脱線事故、3000S形(第59編成)離脱→廃車 (±0編成)
    2019年 8月:踊場で衝突事故、3000N形(第38編成)離脱→廃車 (ー1編成)
    2021年 3月:「4000形を2023年度までに全8編成を導入」と発表
    2021年12月~2024年3月:4000形8編成新造(+7編成)
    2022年 3月:3000S形(第57編成)関内~桜木町で故障離脱→廃車(+6編成)

    計算上、3000Aを置き換えるには、2編成不足です。

  6. ブルーラインは関内事故後の2023年3月改正で32運用になっています。3000V導入以前の予備は3本ですから普通に考えれば35本あれば十分で、3000Aが残る必要はありません。

    ところで、予算の車両保存費のところを見ると、暖房点検費などが2022年度~2024年度の3年とも36本で計上されていることが分かります。33運用に戻すつもりだったのでしょうか。
    つまり、2024年度予算作成時点(2月2日)では、既に運用を離脱していた57編成の廃車(3月8日)とその補填としての3000A残留は考慮されていません。
    一方でA形灯具類交換が2024年度に1回分計上されており、もう1本に関してはもともと2024年度途中(暖房シーズン前)の純減を予定していたと考えられます。

    円滑化取組計画書(6月28日)は単に前年度末にこの2本が残っているという事実を示したにすぎず、1本は予定通り純減になるでしょうし、
    1本は保存予算が組まれている以上年度いっぱいは走るでしょうが、その先純減になるか代替車の新造まで維持するかは現時点で材料がありません。

  7. 上記2つ目のリンク「横浜市 2027年度から4000形2次車導入 等(N・S形置き換え)」で触れられていますが、ここでR形14編成は置換対象とはなってないようですので、そのタイミングで残存A形も取り替えられそうな予感です。

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