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EF66 27が6月以降も引退しない理由

車両動向
TX-3000系を甲種輸送するEF66 27。

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EF66 27は6年前の2015年6月に全般検査を行いました。同形式の全般検査周期は6年ですが、もうしばらく活躍が見込まれますので、前提と現状を整理したいと思います。

休車による検査期限の延伸

鉄道車両は休車させることができます。国鉄時代で言えば、下記の通りです。

休車種別 期間 補足
特別休車 30日以内
第一種休車 30日以上
第二種休車 制約なし 廃車前提の休車

特別休車、1休車を行う目的ですが、単に車両を動かさないから指定するわけではありません。社内で文書を作ったり、運用復帰には検査(規模は小さいですが)が必要だったり、色々と面倒だからです。最大の目的は検査期限の延伸で、全般検査の時期などを先送りすることができます。もちろん伸ばせる限度はありますが…。

休車から読める車両動向

休車をうまく把握すると、今後の車両動向を読むことができます。例えば、中央総武緩行線のE231系、209系500番台は、E231系500番台の転入で同線を去るとき、引退直前の機能保全の前に、数日間の休車を挟む傾向がありました。

ですので、日々の運用を追えば、休車の3か月後に運用離脱というパターンが見えており、検査期限から外れた運用離脱も予見することができました。

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EF66 27の休車状況と今後

EF66 27は、全般検査後の6年間を振り返ると、2016年7月~11月など、運用を離脱していた時期もありました。この期間、休車せずに検査期限を捨てるとは考えにくいので、半年程度は検査期限が伸びていると推測されます。

とはいえ、積算しても1年には届かないというのが、機関車界隈では共通認識のようです。最後の季節を迎えている可能性が高く、引退を見据えて活躍を見守る必要があります。

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