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相鉄直通事業に関する東急の動きについての私見

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車両動向
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2023年3月とあと1年で相鉄と東急により線路が繋がり、同時に相鉄へと直接直通する7社(相鉄・東急・メトロ・都営地下鉄・埼玉高速鉄道・東武)による相互直通運転が始まります。

また、2022年1月11日に明らかになった今後の車両投入数に関するフォーラムで、「都心乗り入れ等輸送力増強工事」に謎の8両新造が物議を醸しており、そちらを含めて今後の車両動向や、運用パターンを私見でまとめてみました。(まだフォーラムを見ていない方は、そちらの返信まで読んだ上が、分かりやすいかも知れません。)

5050系10両編成化(通説)

5050系8連のうち、4編成を相鉄対応工事をさせ、増結用中間車を組み込む、という説が現在最も有力視されています。

運用パターン

先月27日に発表されたプレスリリースの内訳を予想すると、日中は目黒線からの直通も含み、計1時間4本(+2本が新横浜行き)が直通するとあり、1時間に2本は目黒線(三田線と南北線)方面で残りの2本が東横線へと直通すると予想しています。ただ、注意して欲しいのは、目黒線と東横線で所要時間と運行形態の表を別にしており、上段が目黒線、下段が東横線と見られます。下段の相鉄線内の枠には「大和駅~新横浜駅(19分)」と「湘南台駅~新横浜駅(23分)」しかなく、開業時は東横線からの車両が海老名駅まで行かない可能性が高いです。

乗り物ニュースの取材などからは、東武鉄道は直通事業に乗り気であることが伺えるので、1時間に1本は川越市まで直通してもおかしくはないのかもしれません。最後の1本は和光市行きと考えるのが自然かと思います。

ラッシュ時には1時間に10本(+4本が新横浜行き)となります。ラッシュ時はパターンダイヤではないことが多く、予想は難しいので、割愛します。

車両動向

東急3000系は全編成が相鉄対応改造を行い、現在5080系の改造工事が進んでいます。これらの予想とこれまでの車両動向から、目黒線へは相鉄21000系(9編成),東急3000系,5080系,3020系(26編成)で計35編成程(今後、都営6500形/メトロ9000系が対応するかも?)、東横線へは相鉄20000系(7編成),東急5050系10連(11編成+4編成)だと計22編成程が直通することになります。
しかし、東急・横浜高速鉄道の運用数は計33で、編成数は35です。2022年3月のダイヤ改正で1時間に2本程度減便(2021年12月17日のプレスリリース)されますが、4編成も10連化した場合、減便数とメトロの予備車で、どこまで補えるかが問題です。

5050系8連1編成(5179F)投入

見出し通り、5050系8両編成を1編成投入すると言う説です。この編成が仮に登場した場合、5050系4編成分の10連化説は無くなります。
また、運用数の問題から相鉄線へ行く事になりますが、前述した通り、日中時間帯の東横線からの直通列車は全て10連車両になった場合、朝夕のみの設定になるかもしれませんが、かなりの憶測になるのでここで留めておきます。
5050系8連とY500系の予備車に余裕は出来ますが、東急と相鉄の10両編成車の計22編成程で、どれだけ回せるかは疑問が残ります。

5050系8連は何編成分相鉄対応させるの?

5050系8連1編成が新造された場合、当然ながら8連も改造工事を済ませた編成もおり、どれだけの編成が8連として相鉄直通に関する対応工事を行うのでしょうか。
もちろん、これまで改造工事を済ませた5050系も含めて、計29編成(5000系含む)です。これだけの編成数を開業までに改造工事を済ませるのは難しいものがあります。田園都市線のように言わば「サークルK」が爆誕したらおもしろいですね。こちらもまた、今後の車両動向が気になりなるところです。

まとめ

今回は、2022年度の謎の8両の新造と、相鉄直通事業に伴う5050系・5000系の今後の車両動向について、事実を基に個人的にありそうな説を考察してみました。
いろんな説や噂があり、過去には6ドア車などで沢山の迷走があり、最近では大井町線用の6000系余剰中間車が5080系の中間車となって姿を見せ、一際話題を寄せました。
今後も東急から目が離せません。どんなストーリーが待っているのでしょうか。

コメント

  1. 5080系8連と5050系8連では車上子の位置が異なるため、相鉄線内で5080系8連と5050系8連が混在するのは考えにくいのではという意見が多数を占めていそうですね。
    ただ、東横線からの直通両数に触れた報道はこの前の東洋経済(噂をまとめただけ?)くらいしか把握していません。
    https://twitter.com/YCS3120/status/1479424969054769155

  2. 車上子の問題で東横線の8両が新横浜線に入線することは出来ませんよ

  3. 直通車両の外観・装置統一という観点からすると、4000番台の4101〜4104Fの6号車にある元5000系を追い出しての10両化が可能性大ですね。
    対象は5166F(推測)、5167F、5168F、5169Fの4編成
    新造する8両のうち5両はヘアライン仕上げ、もう3両はダルフィニッシュ仕上げで製造して、4000番台にヘアライン仕上げの中間車を増結。余剰となるのはヘアライン車体のデハ4603、ダルフィニッシュ仕上げのデハ4601、4602、4604となります。5169Fにデハ4603とヘアライン仕上げの中間車を組み込み、5166F〜5168Fには余剰の3両と新造した3両を組み込めば、車体仕上げは揃い、VVVFも編成ごとに統一されます。この推測通りに増結されれば、前期型VVVFの10両編成が登場することになります。車体仕上げが揃い、ドア窓は複層ガラスで4ドア10両となると、田園都市線5000系でも見られない初の形態となりそうです。

    • 本題と関係ないですが、「ダルフィニッシュ仕上げ」だと言葉が被っているので、「ダル仕上げ」または「ダルフィニッシュ」が適切だと思います。

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