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「すり板」と「舟体」の違い

車両技術

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E217系の廃車配給、撤去されたのは「すり板」でしょうか。「舟体」でしょうか。一部で混乱を見たので、簡単にまとめておきます。

「すり板」は板チョコくらいの大きさの部品

いわゆる「普通の電車」では、パンタグラフの上に舟体が付いており、舟体の表面に、板状の主すり板、補助すり板が取付けられています。外観で目につきやすいのは「舟体」で、E217系の廃車配給で撤去されたと言われているのは、おそらく舟体です。

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「すり板」が撤去も事実

「すり板が撤去されました」とご投稿頂いた場合、舟体が撤去されていても、すり板が(舟体に付帯して)撤去されているのは事実で、間違いとは言えません。

これにより、各媒体の記述がそのまま残りますので、自分で調べない限り、どこかの段階まで「舟体」を「すり板」と認識している可能性があります。

まとめ

すり板が撤去されているのは事実ですが、仮に舟体を思い浮かべながら「すり板を撤去してほしい」と言うと、大きな齟齬が生じてしまいます。舟体が曲損しているのを指して、すり板が曲損している、と言えば、完全な誤りとなります。

「すり板が撤去されました」でも私は添削しませんが、舟体という言葉のほうが本来の状況に合っていると思います。

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