先日、京成3000形の3028編成で京成本線系統での自動放送装置を用いた車内放送が使用開始されました。
京成電鉄の一般列車では、京成・都営車のアクセス特急、3200形、松戸線を除き、2020年以降、主にタブレット端末を使用した(半)自動放送が導入されています。これは自動放送装置の搭載有無に関わらず使用できる点を利点として採用されたものですが、自動放送装置を搭載していない車両が多く存在することも、タブレット方式が主流となった背景の一つと考えられます。
一方で、自動放送装置を搭載している一部の3000形や3700形においても、長らくタブレット放送が使用され続けており、車載装置が活用されない状態が続いていました。しかし今回の事例により、車載自動放送装置がようやく本来の形で活用され始めたと言えるでしょう。
これにより京成電鉄一般列車の非肉声車内放送は京成車のアクセス特急用、都営車のアクセス特急用、タブレット端末によるもの、ワンマン列車用、3200形車載放送(タブレットと同等)、松戸線用、そして今回の3000形車載放送と、大まかに見ても多くの種類が混在することになっており、また松戸線所属車両(80000形除く)は千葉線内の自動・タブレット放送には原則非対応となっています。
迷走をしているようにも感じる京成電鉄の車内放送ですが、今回のような新たな動きが今後の標準化につながるのでしょうか?

京成3028編成で車載自動放送開始
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コメント
3200形から本格的に車載の自動放送装置を搭載する方向となっていることからも、タブレットを使用した自動放送はあくまで短期間で多言語放送を行える環境を整備するための暫定的なものであり、恒久的には車載の放送装置を整備していくような形となりそうですね。
素人目にはタブレットでも十分に思えそうですが、タブレットでは車両の装置系から完全に独立しているため他の旅客案内設備との連動や一括設定が困難というデメリットもありますから、そういった点を鑑みてのことでしょうか…
同意見です。ちなみに3000形の一部編成は戸閉放送も更新されているようで、車載化と合わせてやっていくのでしょう…
今回の事例を見る限り、車載自動放送装置を完全に切り捨てたわけではないことが示された形ですね。ただ、非搭載車が多数残る現状では、方式統一には依然として課題が多く、当面は併存状態が続く可能性もありそうです。