西武鉄道が小田急8000形や東急9000系(9020系)を譲り受けた「サステナ車両」は、近年では珍しい大手私鉄同士の車両移籍として話題となりました。
この「サステナ車両」は、事実上、西武鉄道におけるVVVF化を推進する目的で導入されたものです。では、非VVVF車が多く残る他の大手私鉄においても、同様の施策が行われる可能性はあるのでしょうか。
西武鉄道が小田急8000形や東急9000系(9020系)を譲り受けた「サステナ車両」は、近年では珍しい大手私鉄同士の車両移籍として話題となりました。
この「サステナ車両」は、事実上、西武鉄道におけるVVVF化を推進する目的で導入されたものです。では、非VVVF車が多く残る他の大手私鉄においても、同様の施策が行われる可能性はあるのでしょうか。
コメント
非vvvf車が最も多い東武鉄道がどう考えてるか
わかりませんが、vvvf車がまとまって代替となる
事はしばらくないと思われ、あるとしたらE231系の置換タイミング以外ないかなと思います。
全く無いとは言い切れませんが、支線系統の車両を早急に置き換えたい西武と、まだ寿命の残る短編成の車両が余剰になった東急・小田急の利害が一致した結果の譲渡ですから、頻繁に行われる事は無いでしょうね。
少なくとも関東私鉄の基準では東急9000も小田急8000も寿命が残ってる車齢ではありません
純粋に既存のチョッパ車と機器流用車が維持困難だからでしょう
東急と小田急はあくまでも持ってくなら持っていっていいよ程度の態度でしょう
非VVVF車が多く残る私鉄というと、やはり関西私鉄が思い浮かびます。関東私鉄は、直通運転が盛んなこともあって車両規格がある程度統一されていますが、関西では会社ごとに(阪急に至っては京都線と神宝線の間でも異なる)車両の寸法が微妙に異なっています。
また、大手私鉄全体を見ても、自力で車両を置き換えられるほどの体力がない会社はあまりないでしょう。最近、2035年までの全車両のVVVF化という国交省の目標案が話題になりましたが、地方私鉄の現状を考えると、これが厳格に義務化されることはないでしょう。
したがって、現実的には、西武鉄道のような一部の例外を除いて、多くの大手私鉄は今後も各社のペースで、少しずつVVVF車への置き換えを進めていくことになると思います。
そもそもの前提として、西武のサステナ車両自体がコロナ禍での経験したことない厳しい経営環境下で2030年までのVVVF車統一という目標を完遂するために掲げられた苦肉の策ですから、既に社会生活が正常化し各社共に収益も改善している中ではここまで極端な選択を取る必要性は皆無と言っても良いでしょう。
その西武にしても、サステナ車両がなかった場合のVVVF車統一完了の想定が2036年度であったことを考えると、DX推進の中で大手全体でのVVVF車統一の目標が2035年となった現状からすれば、結果論としてわざわざ中古車導入を選択してまでVVVF車統一を急ぐ必要があったとも言いにくい状態ではありますから、タイミングが噛み合っていなければ実現しなかった可能性も十分に考えられるかと思います。
規模が大きく多くの支線を抱え非VVVF車の多い会社といえば東武と近鉄が挙げられますが、これらは規模が大きいゆえに自社の本線系車両のうち比較的車齢の若い車両を、別途VVVF装置など走行機器のみ新調して転用する余地があるとも言えるので、今後はあまり無いと思います。
西武の例は内外へのアピールを兼ねた例外的な事例でしょう。
可能性があるなら東武でしょうか
流石に10000系列や8000系など共食い整備を長期続けるのは難しいでしょうから越生線や伊勢崎線向けにメトロの0xシリーズや都営6300などを導入する
関西私鉄同士では基本的に車両の寸法がバラバラで一番旧型車が残る近鉄ですら京急1500や都営、神戸市営車などを買いませんでした
そもそも前提として、大手でも地方でも事業者間で車両を融通するのはそう簡単なことではないでしょう。
西武サステナ車以外で見るとりんかい線のように転用が叶った例もあるにはありますが、
あくまでも車両規格や廃車タイミングなどが良かったからこそ需要と供給が噛み合ったのだと思います。
このように需要と供給が噛み合うかどうかという不確実要素を含む話だと思いますので、
今後も活発化していくかどうかは微妙でしょうね。
東京メトロ13000系と東武70000系は兄弟形式ですので、日比谷線系統の刷新の際にあわせて東武の地方線区行きというのは可能性としてありうるかなと思いました。とはいえあってもかなり未来の話ですが。
元新京成車を早めの淘汰するために京成が京急からリースするとかもあります?
京急と京成で今後置き換えていくと思われる1500形と8800形はともに1990年前後の製造、同世代の似たような形式なのでわざわざ借り入れる意味はないでしょう。
3500,3600形の置き換えに目処が立った今、次の対象は8800形未更新車と8900形なので、直接新車を入れた方が合理的に思えます。
妄想なのを前提として…
東武越生線の4×11(9運用2予備)を小田急8000形4×8とサステナ車から漏れた6×2の編成短縮で置き換えられないかなと。
塗装も西武より小田急らしくなりますし。
増えていくかは分かりませんが、事例としてはこれからも発生すると考えます。
JRグループ同士といえど、E501や70-000を譲受したJR九州のケースもこれに近いのではないでしょうか。
大手事業者として自前で新車導入もしつつ、自社とは設計が異なる経年車を、在来車の置き換えに併用するという点では似たようなケースだと思います。
(置き換えペースの問題なのか、特定の線区に対応した車両を用意したかったのか など目的は異なりますが)
皆さんが挙げているようなVVVF統一目標 のこともあるので、似たような事例は今後発生しない、とはならないと考えます。