昨日JR西日本が公表した中期経営計画2025アップデートの内容などから、「着席サービス『Aシート』の追加投入」や「新幹線・京阪神地区老朽車両の更新前倒し」の方針であることが明らかとなりました。
Aシート関連では新製車(225系)の製造が、新幹線・京阪神地区の車両更新ではN700Sの新製→N700A編成短縮による500系置き換えや225系新製→221系転属による201系置き換えなどが実施・計画されていましたが、今後はどのような動きが想定されるでしょうか。
JR西日本「Aシート」追加投入・車両更新の早期化
今日、JR西日本は2024年3月期決算(通期)と併せて、「中期経営計画2025アップデート」を公表しました。その資料で着座サービス「Aシート」を追加投入することが明記されました。また、「車両更新の早期化による 安全性・快適性の向上」といった
コメント
Aシートによる導入についての今後としては
導入する本数の方はまだ、決まっていませんが、まだ残っている221系か223系2000番台の動向が気になるところですよね。
221系は2024年春のダイヤ改正で本線(JR京都線、JR神戸線、琵琶湖線)から撤退したものの、6両編成(B14、B15編成)が播但線で朝ラッシュのみ活躍していますが、それも223系や225系の6両編成で置換えると予想しています
長年に渡り、高速・長距離運転で酷使してきた223系の取り替えかな…と予想してみます。
Aシートの増備と更新前倒しは別の事柄と考えることもできそうです。
Aシートの増備によって223系を捻出して嵯峨野線の増発や増結に使用したりとか。
新たに新車を設計して103系を置き換えるということも考えられるかもしれません。
Aシートが追加投入となると、網干にAシート車両を連結する4両編成(おそらく225系K編成)が更に導入されることになりそうで、223系V編成のようなAシートを連結しない4両編成が余剰となることが考えられますね。
仮にこれで7編成程度余剰が発生するのであれば、それらを京都に転出させて同数の221系K編成を捻出、それらを奈良に転出させるだけで、小規模で残る205系を淘汰できてしまいます。
Aシート追加と京阪神車両更新早期化はこのようにリンクしている可能性も考えられると思います。
計画には書いていないのであれなのですが、現状で中途半端な扱いとなっている大和路線うれシートについても気になります。
仮に常設の指定席にするならば、225系Aシート車の増備による223系1000番台Aシート改造車の奈良転用により、双方のサービス向上が期待できます。
とはいえ、ただでさえ混雑し環状線内完結の利用は期待できない環状線直通、指定席の効果が薄れる難波発着、どちらをとっても不都合は多く、奈良には223,225系の配置がないことも重なって、うれシート常設化には高いハードルが待ち受けそうです。
京阪神地区にAシート車連結の225系付属編成が追加投入されるということは、223系4両編成の多くが他地区へ転出するかもしれません。
下関地区に栄転して115系を廃車に追い込む可能性もあります。
下関よりは、既に223系のいる岡山地区の方がありえると思います
国鉄型電車の淘汰が引き続き急がれることに加え、
221系も製造開始後35年経過でそろそろ取り替え時期となるのにあわせての方策でしょうね。
Aシート車も改造ではなく新規に構体を起こす可能性もありますが、JR東日本の2階建てグリーン車を導入してみるのも、マニア目線では面白そうです。
長年貫いたオール転換クロスシート車両の221系や223系は2+2構造は通路幅が狭く、列車の遅延しやすいことに加えまた、京都の人気観光地・嵐山を有する嵯峨野線でも混雑の激しいことですね。そもそも移動等円滑化を考えた新型のオールロングシート車両だけではなく、通常のロングシートと大和路快速などの座席指定車両うれシートにも対応したJR西日本初のデュアルシート車両が登場するのが今後、新型車がクロスシートからロングシート主体に移行するとなるのだろうか注目されますよね。
網干の223系4両のうち、京都に転属した車両は近畿車輛製のV58を除き後期の川崎重工製であり、Aシート車の導入で転出するのはこのグループが多くなるのかなと考えます。
221系などの部品取り用に205系を早期廃車にする可能性もありますね。
あとは転出した223系を嵯峨野線の増車にあてるか否かが気になりますね。
京阪電車のプレミアムシート、阪急電車のプライベースシートと、有料指定席車への対抗策として、Aシート車を増備して、拡大するのだと思います。
東海道線筋の拡大が、先だと思います。
他線区の拡大は、先の話でしょう。
播但線や加古川線の103系の置き換えも、そろそろやるでしょうから、221系も選択肢なのかなと思います。
岡山地区や下関地区も、持って行く可能性も有りますね!?
現在、大阪駅発の昼間上りの新快速は毎時
①琵琶湖線途中(場合によっては米原以北)
②湖西線方面
③琵琶湖線米原以北
④琵琶湖線途中まで(野洲止)
の4パターンに分けられます。
このうち1系統をAシート組み込み固定にして、毎時でAシートを運行することが最終的な目的なのではないかと推測します。
これまでの列車が始発から終点までの間、基本的に途中駅分割をしないことを考えると上りに関しては琵琶湖線途中がメインになるのではないでしょうか。
ただホシK編成を増備しようにも、網干本所の車庫容量がほぼ限界なので編成純増は無く、同数の223系の転属が見込まれます。
既にV64の後にV58が転属していることから、京都の転属候補は後期型(4次以降)を優先していることがはっきりしています。
候補のV59-63はまず最有力でしょう。
201系亡き後京阪地区の4両の最古参は205系になり、ドア数統一という観点でも、京都に223を転用して玉突きで奈良にキトK編成を奈良に転属させるというのが最有力でしょうね。(ロングをクロスに統一して混雑をどうするのかは依然課題ですが)
2両化され直近故障の話も多いローカル103系を差し置いての置き換えになりますが…こちらは別で計画があるのではと思います。
JR東日本にはAシートは導入する予定はあるのでしょうか?
元々、JR東日本のE231、E233、E235、E531系には近郊形グリーン車が連結されているので、Aシート車の様な豪華な特別車両は不要だと思います。
個人的な予想
神戸線・京都線223系2000番台(一部)
→225系100番台・700番台で置き換え
阪和線・関西空港線223系0番台・2500番台
→225系5100番台3次車で置き換え、225系で統一
湖西線221系
→神戸線・京都線から225系100番台・700番台or阪和線・関西空港線から223系0番台・2000番台・2500番台で玉突き置き換え、223系・225系で統一
嵯峨野線・草津線221系
→阪和線・関西空港線から223系0番台・2500番台or神戸線・京都線から6000番台(2000番台から改番)で玉突き置き換え、223系で統一
奈良線205系0番台・1000番台
→湖西線・嵯峨野線から221系で玉突き置き換え、221系で統一
加古川線103系・小浜線113系
→一部廃線で両形式とも余剰廃車or125系新番台で置き換え、125系で統一
播但線103系
→神戸線・京都線から223系1000番台・2000番台(V編成を2両化)で玉突き置き換え
中国エリア国鉄車両全部
→227系新番台で置き換え
非電化区間の国鉄車両全部
→DEC700形で置き換え
特急「サンダーバード」681系・683系
→北陸新幹線延伸による運行区間短縮により681系(一部)は余剰廃車or683系(一部)は「くろしお」へ転属
特急「はるか」281系
→271系で置き換え、271系で統一
特急「くろしお」283系
→「サンダーバード」「しらさぎ」から683系(289系に改造)で玉突き置き換え