JR電車編成表の内容に、2024年3月からE231系近郊タイプ小山初期車のサハとサロのドアにだけ「既存車機器更新工事」というものを実施している記録が掲載されていました。
今の時点で実施済みなのは基本編成のU510,U512,U503,U508,U534とされていますが、小山初期車は既に機器更新を実施していたはずです。
6,9号車サハ・4,5号車グリーン車サロのドアにだけ行った「既存車機器更新工事」の内容や目的はなんなのでしょうか?
E231系小山車両センター編成表(最新版)
編成表更新時点で、10連49本、5連35本、計665両が在籍しています。【過去ログ】2000年3月↓新製投入が一旦完了(~2003年2月)。2003年2月↓グリーン車の組み込み、付随車の国府津
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コメント
機器更新は経年劣化した部品を取り替えて故障リスクを下げるための施策ですから、過去の更新と今回の更新では耐用年数による更新推奨時期が異なる別々の部品が対象であったのかもしれません
この場合、戸閉装置部品が同じならクハやモハも同じような動きとなりそうなので、サハサロだけ使用部品と更新時期が異なるか、下のコメントのように意図的にサハサロだけメニューを変えていたということになるように思います。
確かに小山区に所属する初期の編成が新製してから来年で25年になりますが、何故今更機器を再度更新しているかが気になります。
当初は短編成化転用予定だったので廃車見込みのT車系は簡易更新だったのかもしれませんね。
計画変更で運用継続になったので改めて不足分を工事したというシナリオ。
元々
「2016年度以前の機器更新は中間付随車見送り、2017年度以降に一括更新への変更と見送り車両の追加更新があった」
という経緯から、転用有無のターニングポイントはこのタイミングだったという説が有力でしたよね。
今回の既存更新判明で、2017年度時点では故障しやすくなる(なった)機器に限って機器更新を実施し、継続使用と転用どちらに転んでも大きな損がないような状態にしていたというのはありそうですね。
経年に対する今回の更新時期を踏まえると、これが実施された編成は正式に廃車まで今の組成のまま活躍することになりそうです。