先日より、東急大井町線の各駅停車用6020系50番台の車体に、落書きのような跡が見られることが話題となっています。
しかし東急電鉄によると、これは落書きではなく、ホームドアのセンサーを感知しやすくするために塗布したスプレーの跡であるとのことです。本来はここまで目立つことは想定されていなかったようですが、結果的に汚れているように見えてしまったようです。
現状では見た目の印象が良いとは言えませんが、ホームドア対策として他により良い方法はないのでしょうか。

「落書き?」「デザインの失敗?」――大井町線車両の“謎のスプレー跡”が話題 東急に理由を聞いた
東急電鉄の車両側面に、スプレーを吹き付けたような“白いジグザグ模様”が浮かび上がっている――そんな写真がXで話題を集めた。東急電鉄に背景を聞いた。
コメント
これで効果があると判明すれば、ステッカー等の貼付で対応することになるでしょうが、あくまでもいまは試験・試行レベルですからね。外野がどうのこうのいう段階にはないと思われます。
車体下部を無塗装にしたのがそもそも良くなかったと思います。ベースのE235系ですらドア部分に塗装(ラッピング?)を施しているところを見ると、尚更そう思います。せめて側面に5000系列のような赤帯を配せば、センサー問題と無機質さ、見栄えの悪さを軽減できるのではないでしょうか。3000系と5000系列も赤帯を廃することになっていますので、同様のトラブルが起きないように願いたいところです。
素直に東急の電車らしく赤帯を巻けば良いだけだと思いますが…
そもそもなぜ2020や3020、6020(急行用)はこれといった対策が施されていないのに6050だけこんな風にされてしまったのかがよく分かりません…(2020→田園都市線、半蔵門線、東武線 3020→目黒線、新横浜線 6020(急行用)→大井町線 いずれも各路線でFDを扱う場面は存在する。そして、これまでこれといって支障も無かったのに、ちょっと変も気がします)
大井町線のホームドアはトラポンで制御しますが、田園都市線の場合そうではありません。自動開扉機能が使う5両用のセンサーに問題があるということかもしれません
ドアカットのある路線ですし大井町線こそQRコード方式の方が良い気もしますが、なぜ採用しなかったんでしょうかね…?
まるでこの方法が愚策だとこの記事やコメントで批評されていますが、元記事であくまでも試験段階という事が書かれていますし、ここで素人考えを披露しても的を射ていない発言にしかならない気がします。
そもそも無塗装によるホームドアへの影響もこの出来事で趣味者界隈に広まったわけですし。
何事も不測の事態が生じることはあり,
適宜蓄積的に対応していくのが鉄道業界等の経験工学ですが,
まるで落書きの様なスプレー塗装でしのぐという,
今回の大井町線の6020系50番台の件はお粗末で褒められた話ではないと思います.
2020,3020,6020の7連で洗い出せなかったのか?という気はしますし,
試運転等十分な試験をやったのかと疑問も残ります.
落書き塗装の様なスプレー塗装だと,落書き推奨のようにも見えてしまい,
治安上もブランド上もよくはありません.
置き換え対象の9000系が西武に売却が決まっていたとはいえ,
不具合が生じるのなら旧車の9000を運用に戻すなり,
ラインカラーのテープを急遽追加するなりするのが本来の姿ではないでしょうか?
ここでいうホームドアのセンサーというのは、田園都市線内のホームドアの列車検知センサーを指していると思われます。このセンサーは検知対象の両数ごとに設置位置がバラバラであり、どこか特定の駅において設置場所の都合で光の当たり方などが悪く、6020系7両では問題なかったものが5両では問題になったのかもしれません。
恒久的な対策をするならば、田園都市線内も大井町線同様のトラポン連携方式に改修するか、半蔵門線のようにLiDERで車両連結部を捉えての定位置停止検知に改修するかでしょう。いずれにせよ、センサー不具合があった場合はホームドアを手動で扱って開扉することになってしまうため、何かしらの手を打たなければ2032年のワンマン運転化は難しいでしょう