21日、京成電鉄は押上と成田空港を結ぶ新型有料特急を導入すると発表しました。
現在京成電鉄では京成上野から成田空港を結ぶ「スカイライナー」が運行されていますが、新列車はそれと異なる形となります。
果たしてこの新型特急はどのような列車となるのか、また将来的に押上駅を介して都営浅草線や京急線と直通することはあるのか気になるところです。

京成 押上~成田空港に新型特急導入(2028年度)
京成電鉄は中期経営計画「D2プラン」を公表しました。特急関連では、2028年度に押上発着の新型特急車両(画像)を導入し、2030年代半ばまでに導入する次期スカイライナー(導入時期未定)では長編成化を行うことなどが明記されました。国土交通省関
コメント
既存のスカイライナーは、今後控える成田空港の新滑走路建設等などで需要がさらに増加していくものとみられます。また、日暮里駅などの旅客対応状況をみると、需要の分散をはかる狙いがありそうです。
近年の3200形などの状況をみると、製造は日車やJ-TRECとなるでしょうか。
成田空港アクセス輸送については予てより輸送力強化の必要性が高まっていましたが、C滑走路新設による輸送力強化を新ルート設定による実質的な増発で対応し、既存のスカイライナーの代替を新ターミナル開業時期とする2段方式となったのは意外なところでしょうか。
また、押上駅に乗り入れる都合、前面非常口の設置が必須となりますから、浅草線を介した京急線方面へのネットワーク拡大といった副次的な効果も見込めそうですね。
ただ一方で、複線化の目標時期が新ターミナル開業付近とされていることから当面は成田湯川から先の単線区間が輸送上のネックとなることには変わりなく、現状設備での増発には大きな制約があることからも、押上方面への新ルートについては抜本的な設備改良が行われるまでは毎時1本程度のそれほど多くない本数に留まりそうです。
現状のスカイライナーでは(東京側が)上野発着ですが、
仮に浅草線方面への直通が実現すれば上野以外へも都心アクセスの向上が期待出来ることは間違いないでしょう。
浅草線方面への直通が実現すれば、外国人の観光客目線で行けば上野のみならず観光地で名高い浅草まで乗り換えなしで行けると。
また、通勤客目線で行けばオフィス街で名高い日本橋・新橋方面までリッチな移動が出来ると。
上野発着のみで旅客を捌ききれない予測もあるでしょうけど、
潜在している需要を掘り起こす狙いもあるかと思います。
個人的には押上発着だと中途半端すぎるため、都交通局や京急との兼ね合いから明言していないだけで、浅草線や京急線方面への直通運転も見越しているのだと予想しています。
余談ですが、前面には非常用扉が付いているように見えます(どちらにしろ押上駅入線に必要かとは思いますが)。
浅草線区間各駅のホーム有効長って9両編成に対応してましたっけ?もっというと京急の羽田空港2駅も。
未対応であれば延長工事は必須となりますが、京成からの直通列車が通るすべての駅(百歩譲って今回の新型特急が停車する駅限定で、とか京急の羽田空港2駅も?)施工するとなると、当サイトでもそれなりに情報が出ているはずですが、出てましたっけ?
それとも小田急の千代直特急式にドアカットで対応するんでしょうかね(それならはみ出し停車でも大丈夫かもしれませんが)?
確かに成田空港へアクセスする車両の9両化が予想されますし、それが宗吾車両基地の拡張と関連するようですのでJRではなく京成のことだと判断して間違いはなさそうです。
ですが9両化の対象が今回の新型特急のことを指すのか、既存のスカイライナーのことかどうかはまだ不明だと思われます
(私が知らないだけでしたら申し訳ありません)。
仮に新型特急を9両編成で運行するなら京成線内だけの話では無くなる可能性もあるでしょうから、慎重に検討されるのではと思います。
長編成化は次期スカイライナー(上野・日暮里~成田)のことですね。
経営計画で新型特急の長編成化などには言及されていません。
新型車両のイメージ画像をよく見ると、運転台の進行方向右側に貫通扉があるように見受けられます。そのため、運行開始時は押上発着でも、将来的な浅草線・京急線方面への直通も見越しているのでしょう。また、JR羽田空港アクセス線の開通後(2031年度予定)はそちらに一定数の乗客が転移するでしょうし、その穴埋めという意味でも浅草線・京急線直通特急を走らせることは悪くないかもしれません。「地下鉄特急」自体は千代田線の前例もありますし、地下鉄対応の特急車を用意すれば、不可能ということはないはずです。
「JR羽田空港アクセス線の開通後(2031年度予定)はそちらに一定数の乗客が転移するでしょうし、その穴埋めという意味でも浅草線・京急線直通特急を走らせることは悪くないかもしれません。」
確かにおっしゃる通りな気がします。
品川2面4線化や羽田空港引上線設置が完了すれば京急側も施設面での受け入れ態勢は整いそうです。
拡大すると連結部の手前にも扉が描かれています。
スカイライナーよりグレードを落とした、京急2100形の京成版、JR東海373系に似た仕様になると思います。
スカイライナーとアクセス特急の間を埋める存在ですね。もし導入されたらスカイライナーの青砥停車は無くなるでしょうし、新鎌ヶ谷停車の役割も新しい特急に譲って、全便がノンストップ運転に戻るかもしれません。
単線区間の線路容量が心配ですが、アクセス特急が代わりに廃止されないことを祈りましょう
MSEの京成版、といったところでしょうか。ただ、スカイライナーと差別化・棲み分けを図るとともに、浅草線・京急線を介した空港間連絡有料特急とするのであれば、基本的な仕様は京急2100形に合わせるかもしれません。
そもそも押上駅(のホーム)自体が地下にありますから、その先の浅草線内そして京急線への直通も視野に入っている可能性はあるでしょう。
平日の通勤ライナー的な運行を検討しているなら西馬込発着で、その他通勤ライナー及び土休日のお出掛けには羽田発着の感じですかね。
特に京急の横浜方面については既にウイング号の設定がありますから、横浜方面への直通は慎重に協議されるのではないかと思います。
貫通路=浅草線直通というのは短絡的すぎます。QRホームドアは片開きドアに対応できません
QRホームドアって片開きは対応出来ないのですか?
両開きしか対応出来ないとは聞いたことが無いですが
(自分が知らないだけ?)
その根拠なり資料なりをお示しいただければと思います。
QRコード式連動制御の基本的な原理としては車両に貼り付けられた2つのQRコードが同一方向に移動しているか否か(2つが同じ方向に移動している場合は走行中、そうでない場合は開閉動作)で判定を行っているため、片方のQRコードを車体に貼り付けることで理論上は制御が可能です。
ただ、浅草線に導入されたシステムについては対象となる車両が存在していないこともあり、片開きドアを想定した制御についてはオミットされている可能性もありますから、その場合はソフトウエアの更新や場合によってはカメラ位置の調整等の必要性の確認などといった対応を要することになりますが、完全に不可能とまでは言えないかと思われます。
片開きNGというのは聞いたことないですが、ドア開閉を2つのQRコードの間隔で判定することから考えれば片開きNGの可能性はあります。ただ、車両のドア開閉とホームドアの開閉を連動できなくても車掌が手動で扱えば済むはずです。特急なら停車時間も長めにあるでしょうし、どうにかなると思います
どうやら片開きがホームドアに対応するのが難しそうな感じは理解出来ました。
しかしだからと言って地下鉄に直通するのを否定するまででもないと思います。
地下鉄線内も通過運転をすると仮定すれば、停車駅を限定して対応すればそこまで大変なことでもないでしょうから。
そもそもMSEが現に一部のドアは締切となるもののホームドアに対応できていますし、QRコード方式であっても車掌の操作での開閉も出来ます。
一般列車と合わせると運転間隔が1〜2分間隔程度になってしまう…というのでなければ、手動でも対応できるでしょう。
ちなみに事実として、QRコード式のホームドア制御システムが採用されている小田急の町田駅、本厚木駅には多数の特急ロマンスカーが停車します。
言うまでもなく、現在営業運転を行っているロマンスカーは全形式が片開きドアです。
ということで、QRコード式のホームドア制御システム採用駅でも片開きドアの車両が発着している事例はすでに存在しています。
実際にはロマンスカーはQRコードによる連動制御を使用せず、ホームドアの開閉はリモコンを用いた手動操作で行われているようですが、平日朝ラッシュ時にロマンスカーが5本/hの頻度で発着する町田駅がこの方式で対応できている以上、QRコード式のホームドア制御システムの存在をもって浅草線直通を否定するのは無理があるかなと思います。
QRコードよりすでに設置したホームドアの位置の改修の方が負担でしょうね
浅草線の営業距離だと運行コストと改修する設備投資を回収するのに厳しい年数が出ると思います
逆に新形のドア位置が通勤車の第一ドアあるいは第三ドアに合わせていてホームドアの改修が必要無いなら
本気で乗り入れたい、という現われかと
先頭車のイメージ図のみの段階ではありますが、運転台の後ろにある客用ドアは、京成通勤車系列の第1ドアの位置と大体同じように見えますね。
そもそも、押上駅は2023年年度後半にホームドア(車体とドアの動きに連動する京成仕様。都営のQRコード式ではない)を設置したばかりで、仮に京成線完結運用でも、他社含めた既存の車輌のドア位置は無視できないでしょう。
ただこのホームドアの制御システムは、日暮里に比べて簡略化(通勤車のみ対応)して導入したらしいので、設備以上にシステム側が改修される可能性はより高いと思います。
383のドアにQRコードつけたのが出てきてるし、片開きドアでもQRコードでホームドア対応が不可能と言うことは無いでしょう
現行のAE形はボルスタレス台車をはじめ各機器が特殊なものが多く、160Km/h対応した上での他社局への乗り入れには障壁があるかと思います。
話題から外れますが、JR側もNEXの後継車または関連について言及がありそうですね。
現行のスカイライナーについては今まで通り上野発着で変更は無いでしょう。
どう考えても他社乗り入れどころか押上にすら入線するとも思えませんが。
押上駅発着の新型空港アクセス特急車両、都営浅草線や京急線への乗り入れ対応になるかは現時点では明らかになっていませんが、続報が気になります。
成田空港付近の複線化はどうなんでしょう?
沿線人口も減少の時代になることから、工事は見送られる可能性も否定はできません。
最高速度は130キロでしょうか。
もし160キロ出せるなら次期スカイライナーを別に設計する必要なさそうですが。
ホームドアのQRコードはJR東海383系方式で対応可能っぽいですね。
イラストのドア位置は車体中心側に寄っているように見えるので、3ドア車のドア位置に合わせてありそうです。
あとは浅草線への乗り入れですが、停車駅になりそうな浅草や日本橋での停車時間がどれだけ確保出来るかが課題でしようか?
あとは回送列車の車内整備する場所をどうするか。泉岳寺まで営業運転して、馬込の基地まで回送するか、泉岳寺の留置線で対応するのか。そのあたりを都営と調整しないといけませんね。