5月13日に発表された東急電鉄の設備投資計画で、目黒線系統で運用される3000系をはじめとする導入から20年を超える車両のリニューアルを行うことが発表されました。
例示された3000系は東急新横浜線開業・相鉄線直通開始に合わせ8連化による新造中間車の増結、ドア上にLCDの設置、行先表示機のフルカラーLED化が行われましたが、今回のリニューアル対象となる車両はどのようなところが更新されるのでしょうか?
東急電鉄 2024年度設備投資計画(3000系リニューアルなど)
東急電鉄は13日、2024年度の設備投資計画を公表しました。車両面では、大井町線9000系・9020系の更新に向けた6020系ベースの車両の新造に着手するほか、導入から20年を経過する車両のリニューアルに着手するということです。まずは目黒線
コメント
増結車や2020系列と明確に違っている部分であること、Y500系で増設の計画があることを踏まえると、フリースペース未設置車両への増設は実施されそうですね。
本日鉄道コムが公開した取材記事で、東横線5050系や田園都市線5000系も対象となることに加え、外装や内装の張り替え、フリースペースの増備があることが明らかにされましたね。
東急、「導入から20年超え」車両のリニューアル実施へ 対象車両や内容は? 広報に聞く – 鉄道コム
https://www.tetsudo.com/column/878/
東急3000系はリニューアルしますが、VVVF機器更新は三菱SiCでしょうか。
京王9000系のリニューアルと同じ項目であればVVVF機器更新は三菱SiCでしょう。
東急3000系のVVVFインバーター制御は8両化と同時にソフト更新を行ったため、機器更新は行われません。
また、東急3000系の車番末尾が偶数の車両は東芝製のIGBT-VVVFインバーター制御、奇数の車両は日立製のIGBT-VVVFインバーター制御を搭載しているため、仮に機器更新を行ったとしても、三菱sicではない可能性が高いです。
形式に具体的に触れず3000系の写真だけ出したのが、ちょっと不思議に感じます。
5000系も同時に施行する可能性がありそうですね。
車内はモケット張替えや劣化箇所の修繕、フリースペース設置がメインとなると思います。さほど大規模にはならないでしょう。
機器更新は微妙ですね。増結中間車との車齢がかなり開いていますので、将来3000系を置き換える時期が来た際に増結中間車のみ流用することも考えられますので、従来車についてはこのまま機器寿命まで使い倒す可能性もあります。
座面のクッション材も更新して暮れればいいのですが
ここ最近の傾向を見ると、8500系も9000系も概ね経年40年前後での置き換えとなっていますから、それ以降の車両についても後年増結等で新造した車両以外は基本的に40年程度の使用を見込んでいると考えるのが自然なところでしょうか。
世田谷線300系や池多摩線1000系がリニュアールされるか気になります。
こちらも相当年数は経ってるはずです。
1000系はリニュアール済みでしたね