2019年度から2023年度にかけて成田スカイアクセス線系統へ導入された京成3100形。
2021年時点での計画では2022年度に1編成(忠実史実には2023年度となった3157編成とみられる)の次の導入予定が2024年度に2編成となっていました。
計画時点での成田スカイアクセス線用必要本数は2022年度に導入完了する見込みであったため、当時予定されていた2024年度導入分は京成本線仕様であったことが考えられます。
しかし、実際には今年度より新型車両3200形が導入されることとなり、京成本線仕様の3100形は幻となりました。
なお、来春京成電鉄と合併する新京成電鉄の80000形は京成3100形と共通設計であり、新京成の車両は今後順次京成に合わせたデザインに変更されることが明らかとなっているため、新京成線改め京成松戸線にて事実上その姿を見ることはできそうです。
新京成線は合併後「京成松戸線」 既存車両もデザイン変更へ
京成電鉄との合併を控える新京成電鉄ですが、6月25日に新京成線の路線名は合併後「京成松戸線」となることが発表されました。
また、千葉日報の報道によると、既存の新京成線用車両は合併後から順次京成電鉄と同一のデザインとなることが明らかにな...
京成3100形の今後の導入計画について
京成電鉄は、今年度の移動等円滑取組書を公表しました。これによると、車両のバリアフリー化として3100形を21年度(今年度)に2編成、22年度に1編成、24年度に2編成を導入するとしています。20年度(昨年度)の有価証券報告書によると、21年
KSWeb - 京成3100形 2024年度に京成本線仕様の車両を導入か
6月30日、京成電鉄はバリアフリー法に基づく2021年度の移動等円滑化取組計画書を公表した。その中で、3100形の今後の導入計画が明らかになっている。どういった内容なのか見てみよう。京成が6月...
コメント
2024年度導入予定だった2編成は、2回あった3700形の脱線事故により急きょ延命することとなってしまった3448編成と3688編成の代替であると推測されます。本来なら計画通り製造されたはずですが、2022年秋の4両ワンマンの開始が計画の変更に大きく作用してそうです。
現在の4両編成はかなりギリギリな運用であり、この3100形を製造する分を3200形にしてしまえば急場を早く凌げる上に、中途半端になっている千原ワンマンを今後拡大するにあたっても本数が多いに越したことはないと思います。
ただ、8両編成の3400形が残っているため、こちらを3100形の8両編成で置き換える可能性はまだ残っていると思いますね。3200形の4+4は地下鉄直通には不向きでしょうから。
先代の3050形の玉突き転用の例があるように、スカイアクセス線向けに新型車両が投入されることで3100形が追い出され、本線に転用される可能性もあると思います。新京成80000形の3100形編入が間近な見立てであるのに対し、こちらは中長期的な予測といったところでしょうか。
すみません、タイトルの「編入予定」とは「京成電鉄へ」という意味のつもりでした。
誤解を与えてしまい申し訳ありません。
3100形(というか3700形以降すべて)はそのままの編成構成だと6両編成までしか短くできず、昨今の京成における「4両の老朽車」の置き換え需要を満たすには、どのみち3700,3000,3100形のいずれも大規模な改造(または仕様変更)が必要になることから、だったら新形式を起こしたほうが早い、、、ということかと思います。
ここで疑問なのは3100形を計画した当時、今こうなるかどうかを見通せていたかどうかです。当時は8連の旧型車を玉突きで置き換えたので、すると次置き換えるのは4連になるはずなのですが、肝心の3100形は6連が最短となる構成。ということは当時から、4連を置き換えるとなると足回りは50番台(8連)から大きく変更する、または、3700形or3000形に比較的大規模な改造施すつもりではなかったのかと邪推しています。