2022年11月に脱線事故で被災し、2023年3月に3748編成と一部車両を組み換えた京成3700形3788編成。
同編成のうち事故の影響により廃車になった初代3787・3788号車(及び3748編成の余剰車両)の除籍は、鉄道ファン2023年8月号の付録「大手私鉄車両ファイル」によると2023年3月24日付となっていますが、一方で3748編成から3788編成へ編入された3747・3748号車の新3787・3788号車への改番は遡った3月1日付となっています。
この情報に基づくと「3787」「3788」を名乗る車両は2023年3月1日から24日まで重複していたことになりますが、果たして実態はどのようなものだったのか気になるところです。
なお、参考として東急5000系列・6000系では編成組み替えの際一時的に書類上仮の車番を付番するという例があったようです。
京成3748・3788編成余剰車両は除籍済 ほか(商業誌)
昨年11月11日を最後に運用を離脱していた京成3700形3748編成と11月17日に脱線事故で被災し一部車両を3748編成と組み替えた3788編成ですが、鉄道ファン2023年8月号の付録大手私鉄車両ファイルによると各編成の余剰車が2023年
【迷列車で行こう】鉄道車両と書類上のア・レ・コ・レ (@MS3167_JSKT 氏と合作)
コメント
事故が由来だった、しかもステンレス車体だったがゆえ、「初代」の復帰は早期に断念していたがゆえの特例措置だったのではないでしょうか。
尤も、では3400形が当該だったら修復したのか?と言われれば、そうは思わぬ、と返すしかありませんが。
東急方式を採用したのであれば、事故車の方を書類上は仮車番に改番していたのかもしれませんね。あるいは見た目には同一車番ではあるものの、一方を正規車番、他方を仮車番扱いとしていたのかもしれません。
どうなってたんでしょうね(笑)
車番プレートは新品を使ったのだろうか? よく光っていたように見えた気がするので新品だと思ってました。
旧3787・3788号車は8の字のプレートを外したことにして仮377・378号車になっていたのでは?(笑)
普通に考えるのならば改番のあった3月1日に旧3787,3788号車を3747,3748号車に書類上のみ改番し、その後の3月24日に3748編成6両として除籍していたと思います。この方式なら重複や仮車番になることもなく、簡潔でミスなく処理できるはずです。
雑誌で旧3787,3788号車の除籍とあるのは、あくまで書類上の一時的な改番であった上に、番号の混同を避けわかりやすく伝える目的があったのではと予想します。
どうなんだろう。旧国鉄・JRは一度その車両(車体)に振った車両番号というのは、他の車体に対して再使用を基本的にしませんが(例外は幾つか知られているように当然あり)、
根からの民鉄の場合、そもそも車体に表記された車番がその車体(資産として)と一蓮托生ということは全く無く、編成替えなどで割と安易に車番が変更される事はあるので、何かしら別の識別符号で資産として管理されているのではないだろうか? と想像するところです。
同じ車番を振ったままでも同時に同一区間の営業線上に出る可能性は全く無いので、この場合問題なかったのではないでしょうか。