EH200-12が稲沢機関区へ無動力回送されています。21日時点で新鶴見機関区に留置され、数日でJR東海区間・中央西線への初入線となるでしょう。
今月、EH500が日本海縦貫線、上越線で自力走行しており、それに近い動きとなりますが、両者の位置付けは異なります。
BCP対応で入線したEH500
EH500は、元々BCP対応改造が明らかとなっており、改造内容は主に限流値の変更と推測されます。
測定機器が確認できることからも、入線を確認することが目的と思われます。
一連の入線が終われば、何事も無かったかのように返却されるでしょう。
車両置き換えと思われるEH200
一方のEH200は、2014年1月の労組資料によれば、EF64の置き換え用として中央西線への投入が予定されています。
東海区間への初入線であり、確認すべき項目が多数あります。
直ちに本線に自走で出ることは無く、まずは乗務員訓練(稲沢機関区)、検修の教育(愛知機関区)に臨むのが普通です。数ヶ月かけて投入へ向けた動きが進むでしょう。
稲沢へは何度も来るはずで、今後の動きは全く異なると思われます。
EH200-12の回送先が稲沢ってどういうこと? pic.twitter.com/DsQ98CNx2J
— 宇都宮ライナー (@railroadliner) July 19, 2021
線路使用料の噂
以前書いた通り、JR東海区間でEH500の入線例が少ないのは車両限界が理由、EH200が入線しないのは入線機会がたまたま無かったことが理由と推測されます。
今回、車両置き換えが迫る中で、東海区間への入線が初めて発生する、というのが、噂を排除した純粋な見方なのではと思います。
今回の入線で、EH級機関車の線路使用料を巡る噂は無くなるのでしょうか。それとも噂を噂で補うような事態(2両分払った、とか)になってしまうのでしょうか。1社だけ対応を変えるのは非現実的な話で、できれば前者が大勢であって欲しいです。
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