205系600番台が3月改正で定期運用を外れ、いよいよ廃車の動きも出てきそうです。
数回に分けて登場前後の小ネタをご紹介して行きたいです。
205系600番台12編成のうち、10編成は元京葉線生え抜きの205系、2編成は元埼京線の205系でした。
こうなってしまった経緯は後で触れるとして、末期の京葉線で特に注目を集めた2編成を紹介します。
ケヨ10編成 → ヤマY9編成
ケヨ10編成はE233系による置き換え中の2010年10月5日に、京葉線開業20周年のヘッドマークが取り付けられ、人気がありました。
元々ヘッドマークを掲出していたケヨ6編成は、同じ日に10両中6両が長野へ廃車配給されており、移設された形です。掲出最終日は2011年3月9日でした。
この編成、最後に入場検査を受けており、2011年7月12日~13日(震災のため夜間配給されたとの真偽不明の噂が…)に10両中6両が長野へ廃車配給されてからも、京葉車両センターに留まりました。
時が流れて2013年4月22日、突如本線を自走して大宮へ入場、最後に本線を自力走行した京葉線色の205系となります。
京葉線205系の最終運用はケヨ24編成でした。(参考)
ケヨ81編成(ケヨ8編成) → ヤマY7編成
ケヨ8編成ですが、置き換え開始早々の2010年7月に運用を離脱、中間付随車を抜き、8連で試運転に使われました。編成札は「81」で、ケヨ81編成と呼ばれていました。
2022年現在、E233系2000番台のワンマン化改造に合わせて編成札の取り外しが進んでおり、E電区間の編成札自体が風前の灯火ですが、編成札は配置や用途で色が分けられていました。
冒頭の写真の通り、京葉線の205系はピンク地に白文字で、ケヨ81編成のような白地に赤字は浦和電車区のもの(更に遡れば下十条電車区のもの)です。209系500番台ウラ81編成が転入した際に、付けたままになっていた編成札を転用したようです。
2010年12月改正で、しもうさ号が新設、むさしの号が定期列車化され、振り返れば乗務員訓練のための試運転だったことになります。
しもうさ号とむさしの号の設定ですが、205系600番台の転用計画にも影響が出たようです。
次回目途でご紹介したいです(→次回記事)。
コメント
[…] 連載していく205系600番台登場前後の動きですが、今回はメイン?となる転用計画の推移です(前回記事)。 […]
そうですか…ケヨ81はしもうさ号に向けての試運転車でしたし