5月21日、阪神電鉄の新型急行用車両3000系のインテリアデザインが発表されました。
座席指定サービス車両のL/Cシートやマルチスペース「いこいこーな」などが紹介されていますが、既存車両と比較してゆとりのある車内空間とするため、車体やホームドアの設計に直結する車体幅と車体長を拡大することも明言されました。
既存の阪神自社車両の標準的な寸法は概ね
- 車体幅2.750mm(全幅2.800mm)
- 先頭車体長18.380mm(全長18.980mm)
- 中間車体長18.180mm(全長18.880mm)
程度で、乗り入れてくる他社車両も山陽電鉄6000系は概ねこの寸法に合わせられています(※先頭車長も中間車と同一・全幅は2.790mm)が、山陽5000系は
- 車体幅2.780mm(全幅2.800mm)
- 先頭車体長18.450mm(全長19.000mm)
- 中間車体長18.400mm(全長19.000mm)
と僅かに大きく、近鉄5820系・9820系・9020系は
- 車体幅2800mm(全幅同一)
- 車体長20.000mm(全長20.720mm)
と更に大型です。
阪神3000系は既存自社車両と比較してどれほど車体幅、車体長が拡大されるのでしょうか。
阪神電鉄、新型車両3000系のインテリアデザインを発表
阪神電気鉄道は5月21日に新型急行用車両3000系のインテリアデザイン(内装デザイン)を発表しました。「開放感」を演出するデザインとし、アピールポイントとして、▼車体幅、車体長の拡大、▼連結間の通路幅の拡大、▼座席横の仕切りの透明化、などを


コメント
阪神線・近鉄線内だけで用いるのであれば19mを超えることも考えられそうですが、近鉄には乗り入れず神戸高速線・山陽線には乗り入れる用途でしょうから、山陽5000系程度の幅と長さになるのではと思います。
気になるのはやはり車体長ですよね。外観イメージや製造中の様子から近鉄サイズとは思えませんし、近鉄車が入らない区間の地上設備が対応できなくては困りますから、長くても19.000mm以上20.000mm未満といったところでしょうか。
裾絞り車体ではないので、幅に関しては全幅2.800の壁は超えないでしょうね。車体幅がイコール全幅になり、車内が十数ミリ拡大されるような感じかと思います。
近鉄との直通運転を開始済みなことから、これは自然な流れかな、と思われるのと、
阪神電鉄の新車購入先がアレコレあって近畿車輛で落ち着いてることから、
造りかたを”SmartSigma”のそれに寄せてみる、大手私鉄における第一事例?となりそうな気がします。
(と云うか、近畿車輛からの提案に”ツッコミどころ”がなくって、喜んで受け入れたのかもしれません。
製造現場からの共通化、ってことですかね?
(で、ゆくゆくは近鉄仕様フルサイズ車両も通せるように阪神電鉄の軌道施設を漸次改善改良してゆき、最終的に三宮発ビスタカー賢島行きなどできそうで、楽しみでしかありません)
車体幅に関しては、近年の車両では工作精度の向上に伴い空気バネ等による車体の動揺が抑えられ、
車両限界を若干広げられるとの解釈で、幅を20㎜と若干広げる傾向が散見されます。
相鉄の10000系が車体幅2930で当初入れましたが、途中から2950に拡大されています。
東急の東横用の5050が同様に2778→2798㎜と広げられています。
いずれも20㎜は広げられるようです。
山陽5000系が車体幅2,780mm(全幅2,800mm)となっていますから、
常識的には阪神も最低限このレベルにはすると思います。
山陽含めて近鉄と同様の、車体幅2,800mm(全幅2,800mm)にしてくる可能性もあると思います。
この場合20㎜の工作精度向上による空気バネの動揺が収まるとの解釈を使えば可能です。
ただ、山陽6000系が車体幅を5000系より10㎜拡大にとどめた2,790㎜にしていることから、
車体幅2,790mm(全幅2,800mm)にとどめるかもしれません。
この場合近鉄車が山陽の姫路まで入るのは難しくなりますね。