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【成田空港の2駅のみ】「ロープ昇降式ホーム柵」が首都圏で普及しない理由・今後は?

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成田空港駅に停車中の209系

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ロープが上下に昇降する仕組みにより車両のドア数にとらわれずにホーム柵を設置することができる、いわゆる「ロープ昇降式ホーム柵」。
このシステムは関西圏ではドア数が混在する多くの駅・ホームで普及していますが、首都圏での事例は成田線の空港第二ビル駅・成田空港駅でしかありません

なお、首都圏ではホームドア設置に伴いドア数が異なる車両が走っていた路線で車両のドア数を統一した事例が複数あります。

安全面では一般的なホームドアに劣るとの指摘もありますが、ホーム柵が全くない状態に比べれば大きな安全向上につながります

果たして、成田空港の2駅以外を除き首都圏で「ロープ昇降式ホーム柵」が導入されないのは何故なのでしょうか?
またJR東日本の中距離線区などドア数が異なる車両が走っているもののホームドア設置予定がある路線で今後「ロープ昇降式ホーム柵」が導入されることはあるのでしょうか?

コメント

  1. 首都圏ではほとんどの線区で「4ドア・20メートル」に揃えられており、3ドア線区もE131系に置き換えられそうな状況ですので単純に「わざわざ特殊仕様のホームドアを採用するメリットが薄い」というのがあると思います。
    特急車やワイドドア車もありますが、機構的には通常仕様の応用に過ぎない大開口タイプで対応できますし。

    • ちょっとややこしいのがJR東の場合一般形と特急形で車両長が微妙に違うんですよ。
      小田急や西武などでは固定式で対応している例もありますが、JRの場合車種が多い事もあってこれからロープ式も導入する可能性は大いにあるのかなと。

  2. 現在、中距離路線である横須賀・総武快速線や東海道線などに所属する複数の駅で、ホームドアの設置準備工事が進行しています。
    このうち、横須賀線と湘南新宿ラインの共用区間であり、E231系/E233系・E235系と異なる車種が走行する西大井〜逗子駅間では、現在大船・東戸塚・保土ケ谷で工事が行われていますが、工事で新たに設置された笠石(クリアタイル)の状況を鑑みるに、いずれも整備方式は従来と変わらず壁式のホームドアでした
    また、東海道線の駅のうちE257系が停車する駅である川崎・大船・辻堂・茅ケ崎・平塚、E259系の発着が数本ある戸塚でも現在工事が進んでいますが、こちらも整備方式は従来と変わらず壁式です。
    以上の2つの事例では、笠石(クリアタイル)の幅が非常に広い箇所が複数あり、壁式大開口型のホームドアが整備されると思われます。
    また、昇降式が今後別の駅に採用されるかについてですが、可能性があるのは、横浜駅・東京駅の東海道線ホームだと考えます。これらの駅では、寝台特急サンライズ号を始めとして非常に多くのドア位置が異なる車両が乗り入れます。例えば、横浜駅の東海道線ホームである6・7番線では定期列車だけでもE231系/E233系・E257系・E259系・E261系・285系の発着があるほか、臨時列車や迂回で使用する事例も含めれば、E235系・E653系・E657系等が発着します。
    これらの非常に多くの車種が発着する駅にホームドアを整備する場合では、今まで通り壁式で対応できるかどうかが分かりませんし、私自身も懐疑的です。このような特殊な駅で整備する場合には、昇降式が導入される可能性はあると考えられます。

  3. 開閉に時間がかかりすぎることが大きな要因の一つと思われます。

    2駅では現状、停車→ロープ上昇→車両ドア開扉が約10秒、ロープ下降→車両ドア閉扉→発車が約20秒となっています。

    現状の成田線(空港支線)のような列車密度も低い単線区間なら対応できるのでしょうが、少なくとも現状の方式のままで他駅に導入した場合、停車時間の大幅な増大が見込まれます。

    その他の高密度線区への対応はほぼ不可能と言って差し支えないでしょう。

  4. ロープ昇降式は閉扉の際、柵を下ろしてから車両ドアを閉める(柱の部分で乗降が確認できない)という2段階の手順を踏む(非連携)欠点があり、乗降時間を伸ばさざるを得ません。

    したがって都市部で乗降時分の増加となると各方面に影響が大きく、普及を見送っていると考えられます。閉扉非連携だとワンマンもほぼ不可能になります。

  5. 昇降式のホーム柵については先行している関西圏においても発着列車のドア位置が統一されているホームについては一般的な引戸式のものが採用されているほか、近鉄ではドア位置が統一されていないホームについてもかつて田園都市線宮前平にて見られたセットバック方式での引戸式の採用が進むなど、可能であるのなら昇降式は極力避ける傾向がみられることからも、やはり支柱による死角の多さや閉扉連動が難しいといったデメリットが許容できない場面も少なくないようです。
    異なるドア位置にも対応が容易という一点にしか注目されないこともあり、一部では万能な存在として持て囃されがちな印象もありますが、実際にはそこまで広い範囲で有用というわけではないこともあり、今後も思っているほどは広まらなさそうですね。

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