2月14日、JR東日本在来線電気・軌道総合試験車両のE491系「East i-E(イースト・アイ ダッシュイー)」のクヤE490-1(Tzc)の前面に、従来は設置されていなかった装置が新設されたことが確認されました。
車両そのものの用途から何らかの試験・検測に向けたものであることは考えられますが、どのような用途が想定された装置なのでしょうか。
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E491系「East i-E」前面に新たな機器が設置
本日、E491系「East i-E」のクヤE490-1の前面部分に、従来は設置されていなかった新たな機器が取り付けられていることが確認されました。本機器取付に伴うものか、同系列は直前まで郡山総合車両センター(KY)に入場していたようです。新
コメント
前照灯の間にある機器には、SICK社製の2D-LiDARセンサ群に広く応用されている扇状のカバーが見えます。
製品の一例
https://www.sick.com/jp/ja/catalog/products/lidar-and-radar-sensors/lidar-sensors/lms4000/c/g474751?tab=overview
同様のカバーは、JR九州のBIGEYEにも採用されています。
【2023/10/26 福岡TNCニュース】
最高時速110キロで走行しながら線路の歪みなど検知 「BIG EYE」導入で作業効率化 JR九州
https://news.tnc.co.jp/news/articles/NID2023102619375
BIGEYEの場合、SICK社製2D-LiDARの採用目的は
>レーザー装置で線路周りの障害物を探知する
とありますので、機能が重複しているマヤ50の廃車を目標としていると考えられます。
窓の上に4個並んでいる機器については、同定できませんでした。
連投失礼。
機器の構成は相違がありますが、屋根の4台の機器が建築限界測定用LIDAR、前照灯の間の機器がレール検出用LIDAR、のようです。
財団法人鉄道総合技術研究所
列車による建築限界測定技術
https://www.rtri.or.jp/rd/division/rd62/rd6220/rd62200108.html