2020年頃に京成・北総車(幕車除く)が、翌年頃に都営5500形がそれぞれ以前の略称から正式表記に対応する行先表示となった「京成」を関する駅名。
しかしながら、京急車に関してはLED表示器の車両を含め現在も「高砂」や「佐倉」など正式名称に「京成」が付く駅も略して表記されています。
2023年頃に車内案内表示器が京成線内の正式駅名に対応したため、少なくともLED車に関してはその際ROM更新を行っても良かったように感じますが、未だに京急車の行先表示器で「京成」を冠する駅の正式名称表記に対応していない理由はあるのか、また今後対応することがあるのか気になります。
コメント
1500形の側面が幕で残っているため、そこと表記を合わせているのではと思います。
直通運用から1500形が撤退したタイミングでROM更新を行う可能性はありそうです。
他社線の、かつ間違いでもない(従来は許されていた)表記を正式表記に対応させるコストが
見合わないだけでしょう。
他の案件と抱き合わせで改修する可能性はありますが、これ単品で改修なんてのはちょっと考えづらいです。
車外だけでなく車内LEDパネルの表示も同時に変えるとなると大規模なソフトウエア更新になるかもしれないのでやっていないのでしょう。
他社の東京メトロ直通車両が軒並み種別の各駅停車表示に更新された例があり普通なら更新しても良いような気がします。
京成自身が「京成」付にきちんと対応したのは車両のLEDや液晶と駅出入口の看板だけですからね。車両も方向「幕」は元のままですしホームの駅名標も「京成」無しが多数残っています。京成の「幕」は神奈川新町を「新町」と略したものがまだ入っているのでは?
それをいうと、乗り入れてくる京成車のほうもいつまでたっても「快速特急」表記を是正していないような気が…
京急車も快特表示しか出せないのでそこはおあいこでしょう。
2022年秋のダイヤ改正で京成車の快特と京急車の快速特急は大半が特急に格下げされましたので、今更表記を見直す必要はないと思います。
京成の場合、従来の特急が佐倉以東で各駅停車になったのを機に、京急と同じく「快特」として設定されましたが、ピンク色の「快速」と紛らわしいことから、「快速特急」という呼び方になりました。
なお、京急の「快特」も1999年の改正前までは「快速特急」と呼ばれていました。
文庫
八景
新町
川崎
久里浜
板のころから行き先駅名は略するのが社風なんでしょうかね。京浜〇〇から京急〇〇に変わったのもありますが。
京成(・新京成)でも「京成」を略して問題になりそうな駅名が、そもそも京成津田沼(、京成千葉)くらいしかなかったですからね。
京急車は(昔の)種別幕の幅からして略して当然でしょう。「通勤快速特別急行」とかもう読めません。「三崎口」でも読みづらかったです。
JR-Eは乗り入れ会社に「普通とは一応別なので、各駅停車はちゃんと表示するように」とか依頼(指導)してるんでしょう。
余談ですが最近「各停」って何ですか、って後輩に言われ唖然。
先日佐倉市に観光で伺いましたが、JR佐倉駅と京成佐倉駅はかなり離れているだけでなく、間に山があるので、坂を昇り降りしなくてはいけないんです。
バスはたくさん走っていますが、バス代を節約して歩くとなるとかなりキツイです。
行先表示が「佐倉」だとJRの駅と勘違いしそうで心配です。
実は京急も京成も“気にしていない”という説はどうでしょうか?
両者とも長い付き合いで、オーバーな言い方をすれば“五分の兄弟分”みたいなものです。(任侠モノの見すぎですかね(笑))
京成が気にしない代わりに、京急には“快速特急”の表示を黙認して貰っているのでは?とさえ考えたことがあります。
(京急のそれは“快特”そのものが正式種別のようですからね)
要は“お客が不都合じゃなければそれでいいや”というスタンスを、京成も京急も取っているのだろうと思います。
車両側には「利用者が誤解しない表記」と解される要件は最優先で求められます(国交省ガイドラインなど)。正式名称を表示することは指示されておらず、それよりも分かりやすさ・見やすさが優先されています。
鉄道車両は陸上交通では走行速度が速い部類になります。速度が上がると動態視力は落ち、視野が狭くなる傾向があります。
もちろん表示器(特に前面)を大型化するアプローチも見られますが、新しい車両の全数には及んでいません。明らかにそれで許されているのです。