公開された労組資料から、2024年度の大宮総合車両センター(OM)で、高崎車両センターの211系10編成に「当面使用に伴う延命化工事」が計画されていることが明らかになりました。
高崎エリアは2020年時点でワンマン運転に対応したE233系の転用が示されていましたが、今回明らかとなった211系延命の方針から、今後の車両動向はどのように考察できるでしょうか。
2024年度より高崎地区211系に延命化工事(当面は使用)
高崎車両センターの211系を対象に「211系当面使用に伴う延命化工事」が計画されていることが、公開された労働組合資料より明らかになりました。2024年度は10編成が計画されており、大宮総合車両センターで施工されます。また、会社より延命化工事
E233系が仙石・房総・高崎・松本・甲府へ転属(労組資料)
先ほど公開された労組公式Twitterに「ワンマン機能を備えたE233系の仙石線・房総エリア・高崎エリア・松本・甲府エリアへ転属が予定」されているとの記述が見られました。E233系の具体的転属先が明らかになったのは初めてです。同資料から、横
コメント
今まで延命が明らかにされていた在来線車両はキハ100&110系・701系・211系で、動力や検査体系には共通点がないものの、いずれも地方の閑散線区で用いられている中編成・短編成の車両であることは共通しています。
一方で、稠密線区の長編成で延命が明らかにされている車両は今の所存在しないことから、以前明らかにされていた「(機器更新後の)延命」の方策は、基本的に地方の閑散線区で活躍する車両が対象とされていくように思います。
E131系など、閑散線区向けの新造との兼ね合いは気になりますが、今後は長野エリアで活躍する211系など、他の地方線区車両にも延命の情報が出てくるかもしれません。
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稠密線区の長編成で延命が明らかにされている車両は今の所存在しないことから、以前明らかにされていた「(機器更新後の)延命」の方策は、基本的に地方の閑散線区で活躍する車両が対象とされていくように思います。
単純に、経年が伴ってないだけのようにも思えますが、果たして…(2000年以降とまだ新しいので)
故障が報告される205系が南武支線の1編成を除いて置き換えの動きや話があることを踏まえると、延命対象には故障率が低い車両を選び、故障率が高い車両に新造リソースを割くのではと思います。
現在残っている205系は延命対象とならずに置き換えが進むように思います。
情報ありがとうございます。
高崎車両センター所属の211系は小学生だった80年代後半から30年以上乗り続けてきてます。昨年8月に100歳を迎えた父方の祖母の家(最寄り駅は行田駅)などに行くためです。
何よりも211系は錆びないオールステンレス製で(状態によりますけど)かつ40〜60年つかえる長持ちな車体なんです。
屋根の修繕中心ですけど、バリアフリー強化(各車両へフリースペース確保など)やVVVF化も施してほしいと思います。
高崎車両センターの211系はJR東海所属(の211系)よりも長く使う見通しつい手ホッとしてます。
211系の高崎地区と長野地区の新車はE131系で置き換えでしょうか。
(余剰車活用の側面もありますが、)南武支線に205系置き換えには数が不足するE127系が転入したことも併せて考えると、主に地方向けの車両供給に関して、当初の予定より遅れているか、意図的に先延ばしにしているのかもしれません。
ケースバイケースではあるでしょうが、傾向としては、大規模改造を伴う転用や新造よりも、小規模改造の転用や延命が選べるならそちらを優先する判断が働いているように思います。
10編成というのが何を示すのか…
当該年度の施工数で複数年度に渡るのか、単年度で特定編成を指すのか
何年くらいの延命を想定しているのか
出ている情報だけでは何とも言えないですが、少なくとも仙石線205系や長野の211系より置換えの優先度は低そうですね
おそらく、2024年度は10編成、つまり、2025年度以降もあるはずです。701系も同様な更新ですすむようですし・・・。
で、恐らくは、キャッシュフロー的な問題かと(コロナで収入ダウンした)。
なので、仙石線の131への置き換えは予定通りでしょうが、その先が・・・。
クラの235,仙石131→501、ぐらいまでしか・・・
総合車両製作所の稼働率まで考えると、なんだかの車両置き換えはするでしょうけど・・・。
工事内容的にはそこまで長期の使用を想定してる雰囲気ではありませんが、最低でも延命工事の対象となっている編成に関しては当初予定より置き換え時期が後ろ倒しにされているのは確実でしょうか。
2020年頃、京浜東北線のE233系転用が明らかとなった際に高崎支社のものと思われる内部資料が流出していましたが、その中で2026~2028年度に211系を置き換えるとする記述があったことを踏まえると、長くて2030年代初頭あたりまでの使用は想定されそうです。
2020年改訂のベスプラでは京浜東北・根岸線や横浜線にE235系を投入し、余剰となるE233系を長野や高崎、千葉、仙台などへ転属させる計画がありましたが、コロナの長期化によって事実上白紙化され、2年余りでベスプラが改訂されています。
その後は、東北の車両(キハ100系・110系、701系など)を中心に延命工事を行い、高崎を含む仙台や長野などの205系や211系などは、E131系を投入して置き換えるのではないかという説が有力視されていただけに、211系の延命工事はサプライズ感があり、正直驚きました。
仙台の205系はE131系で置き換えそうですが、長野の211系も延命工事を実施するのであれば、計画だけとなっている京浜東北・根岸線や横浜線、高崎・宇都宮・東海道線などにもE235系(またはE237系?)を一部投入して、E231系やE233系などで211系を置き換えるという構想はまだ諦めていないのかもしれません。
今回の延命工事、京浜東北線のE233系にて計画されていた長編成の転用の余地を残すというよりは、地方の電化路線の非電化化が関係しているように思われます。
中央東線や外房線をはじめ、閑散線区でも頻繁に都心部からの直通列車の入線する線区は早々に新造車の一般形電車の投入が確定しそうなものの、列車の本数自体が限られる中央本線辰野経由(旧線)や奥羽本線の新庄大曲間など、将来的な路線の需要より電化方式の方向性が定まらない路線は、現行の車両を延命するという事例が複数発生するのかもしれません。
その上で群馬エリアの電化路線は、必要な直流一般形の新造車の数が今の段階で確定できないのではないでしょうか。
高崎車の211系が延命化工事の対象となったということは、同じく長野車の211系もいずれ延命化工事を受けることになりそうですね。
そうとなると、気になるのはJR東日本全体として211系をいつまで使い続けるかということですが、ひょっとすると2030年代まで使用し続けることになる気がしています。JR東日本の在来線車両の置き換えの順番とすれば、鶴見線205系(2023年度末・間もなく置き換え完了)→横須賀・総武快速線E217系(2024年度内・半数程度置き換え完了)→仙石線205系(2025年度~?・置き換え計画未発表)→南武支線205系(2025年度~?・置き換え計画未発表)→千葉地区209系(2026年度~?・置き換え計画未発表)の後となり、タイミング的には同じく延命化組となった701系・キハ110系などと同じ時期(2030年代)に置き換えとなりそうです。
皆さんの意見はどうでしょうか?
延命工事と言っても、今までのJR東日本でやってきた下回りの更新工事ではありません。
ベンチレーターから雨漏れがするからベンチレーターを撤去する工事と、雨漏れ対策のシーリング施工くらいの工事です。
延命化というより老朽化による雨漏れ対策工事レベルです。
高タカ211系も一部は廃車になりつつも、未だに置き換え計画がないですね。もし、置き換え計画が浮上したらこうしてほしいです。
①E531系3000番台がE131系600番台の運用を置き換える。(既存の0番台付属を3000番台と同様設備に改造する)
②置き換えられたE131系600番台が211系3000番台の特に3+3編成を置き換える。
これによって、バリアフリー対応のトイレを高崎地区でも利用しやすくなります。
一方、長ナノ211系はE233系0番台での日中の大月直通運用増加によって、一部廃車が発生するかもしれません。その中でも0番台と幕張所属経歴編成は危ういでしょう。
211系は界磁添加励磁制御ですが、その部品の枯渇が進んでいるという推測を目にしたことがあります。延命工事とはいっても大掛かりな機器更新までは行わないはずです。
とはいえ、211系は現在も205系と比較してある程度大所帯ですので、まとめて置き換えは厳しい状況ですし、延命を選択せざるを得なかったのだと思います。JR化後の製造車も否応なしに廃車解体された205系との違いはそこでしょう(武蔵野の海外譲渡を最後に少数グループ単位での置き換えが可能になりました)。
現在廃車進行中の205系、廃車となった651系、215系はいずれも同時期の製造ですし、同じ機器で共有している部品も多いでしょうから、余剰車も含めてその廃車発生品も活用することができるため、ひとまず延命という選択肢になったのだと思います。高崎地区の余剰解体もこの延命の一貫ではないでしょうか。もちろん211系には民営化後や90年代製造のグループだけでなく民営化前の製造グループも併存していますから、長期使用は見込んでいないと思いますが…。
機器更新済みの近郊型新系列車両(新保全体系対応)としてはE217系がありますが、これを転用することなく廃車を進めている最中での決定ということで、何らかの理由で新車投入または別線区からの転用計画が白紙になり、急遽決まったと言った感じがします。現状各線のE233系に余剰が出ており、これらをかき集めると単純計算で両数だけはだいたい高崎所属の211系と一致しますが、先頭車化改造やトイレ取り付け改造、半自動ドア改造などが避けられず、これらを転用する可能性はゼロと思われるので、今後どのような計画となるのか推移を見守っていきたいです。
現時点では今年度の対象となる10編成の内訳が不明ですが、対象が4連のA編成のみなのか、6連のC編成も含まれているかである程度今後の動きが見えてきそうです。
特にC編成は6連と比較的編成が長い上に7編成と小所帯であり、他のグループよりは余剰車を受け入れやすい体制であることから、A編成とは異なる動きを見せる可能性は否定できないのかもしれません。
同様の車両システムである205系が廃車されていくなかで、211系を延命させるのは異常のようにも見えますが・・・
205系の廃車発生品も再利用して延命していくのでしょうね。
以前、高崎車両センターに勤めていた方に話を伺った事がありますが、現場の方はVVVF車があまりお好きではなかったようで、集約化としてE233系が高崎から国府津や小山に転属したことがありましたが、現場の雰囲気は「追い出してやった」という空気だったそうで。
もし延命処置後の211系が、名門高崎第一機関区の伝統と気風を引き継ぐぐんま車両センターに転属するようであれば、今回の延命とぐんま車両センターを独立させた理由が何となく察せますね。
「延命」の文字に踊らされてるコメントが多すぎる。
ただのベンチレーター撤去工事を延命と呼ぶだけでこの反応。
こんなの延命と呼ぶのも恥ずかしい。老朽化した制御器も変わらないし、こんなのせいぜい5年程度しか伸びない。
次の計画策定まで何とか持てば良いというJRの考えが分かる。