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南北線品川延伸時に考えられる車両の動向とは

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車両動向
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2030年代半ばごろに、東京メトロ南北線の品川駅への延伸が控えています。南北線・東急目黒線を中心に運用されている各社の車両にどのような動きが出るでしょうか?また、各社車両の乗り入れ区間の変動はあるでしょうか?

各社車両の状況

東京メトロ

東京メトロ9000系では現在、6両編成と8両編成が運用されていて、東急目黒線・メトロ南北線・埼玉高速線と都営三田線との共用区間で営業運転を行っています。1990年から1992年にかけて8本が登場したA・B編成は今後も6両編成での運用が見込まれる一方、2030年代には登場から40年・B修繕から15年前後が経過します。
また、1995年から2000年にかけて6両編成13本が登場したC・D編成では現在、8両編成化を想定したB修繕工事を2022年秋より進行中で3本が施工済み、うち9109Fが8両編成で運行中です。増結車は千代田線16000系に準じた仕様になっていますが、今後も増結を行う場合、既存車と増結車の車齢差が25~30年程度と非常に大きくなることが予想されます。
さらには、2009年に2本のみが登場したE編成(5次車)も6両編成で運用されています。

埼玉高速鉄道

埼玉高速鉄道所有の2000系は6両編成10本が2000年から2001年にかけて製造されました。東急目黒線・メトロ南北線・埼玉高速線と都営三田線との共用区間で営業運転を行っています。車内液晶ディスプレイや行先LEDの換装は実施されたものの、B修繕などの大きな工事は特に実施されておらず、2030年代には登場から30年以上が経過します
なお具体的な導入時期は不明なものの、8両編成の新型車両1本の発注が2年前にありました。

都営地下鉄

東京都交通局の車両では、1999年から2000年にかけて製造された6300形3次車が6両編成24本、2020年以降6300形1・2次車代替目的で製造された6500形が8両編成13本が運用されています。東急目黒線・都営三田線とメトロ南北線との共用区間で営業運転を行っていて、6500形においては東急車の8両編成とは異なり相鉄線への乗入れは実施していません。また6300形3次車に関しては2030年代になると登場から30年以上が経過しますが、大きな改修工事は今のところ実施されていません。

東急電鉄

東急電鉄では元々6両編成だった車両を2023年までに全て8両編成化しており、1999年~2001年登場の3000系13本、2003年~2008年登場の5080系10本、2019年登場の3020系が3本運用されています。東急・相鉄・都営・メトロ・埼玉高速線の全区間で営業運転を行っています。増結車と3020系とは車齢10~15年程度なものの、2030年代前半になると既存車の3000系と5080系初期車は登場から30年以上が経過します

相模鉄道

相鉄所有車として2021年から2023年にかけて21000系が8両編成9本製造され、東急・相鉄・都営・メトロ・埼玉高速線の全区間で営業運転を行っています。土休日に三田線白金高輪発着の定期運用が存在しますが、品川駅への乗入れは実現するでしょうか?

(参考)路線別編成表
東京メトロ南北線・東急目黒線・新横浜線・都営三田線・相鉄新横浜線・本線・いずみ野線・埼玉高速鉄道線 編成表(最新版) – 4号車の5号車寄り

コメント

  1. 東京メトロの所要車両数が増えることは確実で、そのぶんの増備車が現行車の9000系6次車(F編成?) で賄われるのか、それとも新形式となるのか?新形式の場合、その形式名がどう設定されるのか(09系?19000系??)という「趣味的楽しみ」もありますね。

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