相模鉄道の東急線他直通用の20000系・21000系とJR線直通用の12000系に設置される「半自動ドアスイッチ」について、「乗務員の誤扱い防止とお客様の混乱防止の観点から積極的な使用を控えているのが実情」という相鉄側の説明があったようです。
また、「車両ドアを開けた後にホームドアの設定を変更する必要があるなど、運用上の負担も小さくない。」との言及もあり、今後拡大が見込まれるホームドアとの相性も良くないことがうかがい知れます。
「冷暖房効率を保ち、雨風の吹き込みを防ぐため」と旅客の立場を思い遣って設置されたものが運用にあたって課題が生じてしまったようですが、今後はどうしていくでしょうか?
「使う場面100%なくね?」相鉄の“謎スイッチ”に注目集まる 運用には慎重な姿勢
https://encount.press/archives/802020/
コメント
イメージ図を見る限り13000系には採用する気があるようですが、明らかに現場にそぐわない設備になってしまっていますよね。
使用停止措置がとられた後、リニューアルのタイミングで撤去されてもおかしくなさそうです。
掲題されている文章の通りではないでしょうか。
利便性を考慮して採用してみたものの、ホームドアとの兼ね合いなどで理想と現実が違った結果でしょう。
せっかくの設備ですからスイッチが撤去までされるかは微妙ですが、
誤動作や誤設定の防止観点でいけば使用停止(テプラなどで注意喚起や回路自体の遮断)などの措置が取られることは確実そうかと思います。
一時期の相鉄車両は自動窓や鏡が装備されていてちょっと特別な感じでしたが、今も残る相鉄らしさは鏡くらいですね。
始発駅で待機中の場合のみ、車両側で半自動スイッチ使用時はホームドアを非連動にする設定ができれば活用できなくはないですが、技術的に難しいんでしょうかね?
問題があるとすれば「それ3/4閉でよくない?」というところでしょうか。
半自動ドアって結局誰も閉めずに開けっぱなしになりがちですから。
そもそもそういう運用に統一したくても相鉄自身の所有車両ですら半数が半自動ドアを採用しておらず、13000系投入完了後もまとまった数の非対応車が残りますし、直通路線の車両も付けていないですから取扱い統一も不可能という側面はあります。
雑談ですが、東急5000系列は3/4閉機能あるみたいなんですよね。5050系が直通先で使っているようです。
閑散時間帯に乗降客が開閉することは出来ず、抑止時にのみ使用可能です。
開扉状態でホームドア操作板の鍵を開けて半自動ボタンを押せば、連携が解除されて開固定になります。