先月デビューした京成3200形。
現時点では6両編成で運行されていますが、今後は4両編成も運行されるものとみられ、8両編成での運行も示唆されています。
ここで気になるのが8両編成が組まれた際都営浅草線や京急線に日常的に乗り入れるかです。
筆者個人の見解として3400形の置き換えで3200形で8両編成が組まれる可能性自体は高いと見られ、設計上も直通運転を見越したものとなっていますが、3200形と同じく「フレキシブル」というコンセプトを持つ京急1000形1800番台はデビュー直後に数回直通運用に使用されたものの以降数年に渡って営業運転では京急線内に留まっています。
過去に東京メトロ半蔵門線・東急田園都市線に乗り入れていた東武30000系が早期撤退したことや、先述の京急1000形1800番台が殆ど直通運用に使用されないことから、中間運転台というデッドスペースができてしまう車両は地下鉄線で忌避されてしまっている事も考えられますが、将来京成3200形が8両編成を組成した際、浅草線や京急線への直通運転は日常的に行われるのでしょうか?
コメント
先月、発売の商業誌によれば少なくとも京成は他社局への直通に前向きのようですね。
京成は車両保有数に余裕ある感じでは無さそうですし、個人的には日常的な直通も十分あり得るのではないかと考えています。
京急1800は、運転特性はどうなのでしょうか?
従来車と合わせた旨の記載を趣味誌ではっきりと見かけた記憶はありません。
4M0Tですから、プログラムを噛ませて運転特性を無理やり合わせていなければ、挙動は相当異なりますよね。
手動運転のホームドア運用ですから、他社から忌避する理由はそちらのような気がします。
自分が乗り入れを受ける乗務員指導だったら、「遅れてもいいからゆとりあるブレーキ扱いを」としか言えない気がしますし、そういう扱いの車両になってしまっていたら、運休よりはマシ、という時にしか活用出来ないでしょう。
運転操作に大きな差異のない京成3200は許容されると思います。
1800番台も普段直通している1000形8両編成と日常的に連結している車両ですので、性能上大きな違いはないはずです。長らく直通運用に入っていないのは、3200形と違い容易に貫通化できる構造でない(幌と渡り板をその都度付け外しする必要がある)のと、1800番台を使用しなくてもやりくりが出来ているためと思われます。
乗り入れ各社の性能の異なる異形式が混在運用されているのですから、1形式くらい増えても大勢に影響はないと思いますよ。
将来的には入るのでしょうが、それよりも現状の運用離脱が気になります。
26日の49運用で、宗吾参道に入庫して以来、仕舞いっぱなしのようですし、土曜日に見た際は、通電すらしてませんでした。
不具合を起こしたという噂もあり、先行きが心配です。
運用範囲を広げて可能な限り車両数を削減するための車両のはずですから間合いなどで定期運用が組まれる可能性は充分高いかと
ほぼ壊滅的に乗り入れないでしょうね。
3500形が長らく8両編成を組んでいたのは、3500形自体が数多くあったからですよ。元々6両固定が1本も無かった時代の車両を、8両多数の時代に運用すれば、繋げざるを得ないです。
一方で、これからの話なら、わざわざ高価な3200形を多く製造する理由が全く無いので、8両編成での常用など一切せず、4両編成の必要数+αだけ、おおよそ現状の3500形の数に満たない程度を作って終わるでしょう。
3400形の廃車をしばらく見送る発言もピク特集にあったため、3400形の置き換えを3200形が担う可能性も無いと思います。仮に一時的に8両を組んで置き換えたとしても、次の8両固定が製造された時点で分割されて撤退してしまうと思いますよ。
3200形は明確に価格が高いです。運転台も機器類も必要数が6両固定や8両固定と比べて明らかに多く、製造費も保守費もどちらも高く付きます。必要最小数の製造に留めて、より低コストな6両固定や8両固定の製造に移行すると見た方が順当です。特にワンマン対応を6両編成にも拡大してしまえば、金町線以外に4両編成は要らなくなります。
乗り入れ頻度が低くなる可能性はあり得ますが、直近の製造が6両・8両固定に移行するとは思えません。製造コストのみを考えるのであれば8両編成を新造し、3700形を4・6連に短縮する方が安く抑えられるでしょう。
現在の置き換え対象のほとんどは2両ごとに運転台のある3500形なので、全てを同数の3200形で置き換えたとしても運転台の総数が大幅に増加する事もありません。