機器更新により順次数を減らしている京王8000系の日立GTO-VVVF車。
2024年度は1編成が機器更新予定とされており、現時点で3編成が未更新で残っている中9000系の機器更新も始まりましたが、8000系の日立GTO-VVVFはいつまで聞けるのでしょうか?
機器更新により順次数を減らしている京王8000系の日立GTO-VVVF車。
2024年度は1編成が機器更新予定とされており、現時点で3編成が未更新で残っている中9000系の機器更新も始まりましたが、8000系の日立GTO-VVVFはいつまで聞けるのでしょうか?
コメント
京王8000系が就役してから今年5月で33年を迎えます。京王ではこの時から制御装置がVVVFインバータ方式を初めて採用しました。リニューアルについては、2014年から2024年にかけて全ての編成に対して行われたが、2016年度以降にリニューアルを行った編成はリニューアルに併せて制御装置の更新を行われました。なお、2015年度以前にリニューアルを行った編成は2021年以降に制御装置の更新を行っていますが、今年には全ての編成に対して制御装置の更新が完了する予定です。
Q「いつまで聞ける?」に対するAは「2027年度前半」かと考えます。
今まで通り、1年度あたり1編成程度の更新ペースで進む場合の想定です。
ペースがダウンすることはあっても、アップすることは考えづらく。
ペースアップが考えづらい理由:
過去の更新車から取り外したGTO-VVVF装置の保守部材もあるでしょうから、急いで更新しないと技術的な問題が起きるようなものではないこと
9000系更新も並行するなかでのペースアップは、工場の人員配置や車両運用にも手をいれる必要が生じること
7000系(後に再改造でVVVF化された初期更新車を除く)と異なり、リニューアル工事と機器更新工事を別メニューにしていた点が気になります。
大規模改修がなされたので直ちに置き換え対象となるとは考え難いですが、やはり大規模改修を実施した7000系が、「更新後の経年」ではなく「新製からの経年」や「検査切れ」を基準に続々廃車となっていることから、現在残っている8000系機器未更新車については機器更新は行わず、事実上の「9000系更新の予備車」として他編成の更新発生品で延命をはかり、9000系の更新が完了したらそのまま廃車、といったことも考えられます(なお、増発を行う場合は不足分は新2000系の追加投入で対処すると思われます)。