5月18日、10年前に引退した東京メトロ5000系5951Fが保管されている綾瀬検車区にて自走する姿が確認され話題となりました。
5951Fの他、6000系ハイフン車・同6102F・7000系7101Fなどの車両も保存、稀に訓練で使用されていますが、一部車両は除籍が確認されておらず、現実的かは別として検査・整備をすれば理論上復活することも可能となっています。
訓練等で構内のみを走行するのであれば除籍してしまっても良さそうですが(実際JR東日本209系や東武6050型などを使用した訓練車は除籍されています)、東京メトロが保存・訓練で使用している引退車両を除籍していない理由はなぜなのでしょうか?
東京メトロ7000系01編成 / 7101F
副都心線・有楽町線・東急・東武・西武線直通で運用されていた東京メトロ7000系01編成 / 7101Fの動向【東京メトロ01編成 / 7101Fの動向】東京メトロの7000系は、編成表更新時点で、10連1本、8連0本、計10両が
遂に恋し過ぎて緩解音の空耳が聞こえ出したと思ったら本物だった pic.twitter.com/bkC4z3t8t7
— よ さ の (@trta_kami6102F) May 18, 2024
コメント
将来のイベント利用などへの布石か、末永く保存するという意志の表れか、あるいは単に書類処理上の都合か。
他社の例でJR東のEF58 61は牽引不能になっても車籍を残し続けて博物館に収蔵されようやく除籍されましたが、これも将来修理して復活できる道筋を残していたのかもしれません。
車籍の有無で特に税制面でのメリットがあるわけでも無いので、「他線の車庫での現車訓練などに備え、本線を回送可能なように」ということかと思われます。
質問です
1.東京メトロが他の鉄道事業者から乗務員や車両検修員の養成・教習の委託をうけることはあるのでしょうか?
2.自動車免許では教習所内のコース(私有地)での教習ののち路上(公道)での教習もありますが、動力車操縦者免許における教習課程にも基地内(車庫)だけではなく自動車の場合の路上教習(活線、営業線)のようなものはありますか?
1.ネットを調べた限りではなさそうです。なお、結構昔になりますが営団時代に名古屋市営地下鉄の方が営団にて養成訓練を受けたことがあるそうです。
2.あります。例えば、乗務員養成訓練などで運行されています。
1.「乗務員や車両検修員の養成・教習」という広い括りでは何とも言えません。
動力車操縦者の免許取得に限ってみても、「動力車操縦者養成所」で教習や講習を受けずとも、動力車操縦者免許が取れないわけではない(運輸局が行うべき試験が免除されるだけ)ので。他の、乗務員や車両検修員、あるいは線路電気設備の検査修繕担当者でも、必要があれば他社に委託(他社から受入)することは、鉄道事業者相互間では考えられる(ありうる)、としか言えません。実績は中の人ならわかるでしょうが、それを中の人が明らかにするのは守秘義務違反でしょうし、ご質問が系統別に多岐に亘るので、中の人でも全部把握している人は少ないかと。
2.営業線での教習、訓練は実技試験(相当)の受検には必須です。自動車での仮免取得後の路上教習だと思えばいいでしょう。学科試験を通ることでできるようになります。というか、車庫内での運転実技教習というのは、設備上できない事業者も多くありますし。
今後株式公開が控えている事を考えると、引退車の動態保存へ影響するかもしれませんね
機関投資家が議決権を持てば、役に立たない引退車に金を掛けるのではなく、1銭でも配当増額や設備投資を求めるでしょう