三岐鉄道に譲渡された元JR東海211系5000番台の整備が進み、3月検査落成を示す「保々車2025-3」の表記や銘板変更、一部先頭車には編成番号と見られる「S51」との表記が確認されましたが、三岐鉄道における車両形式番号に関する決定的な情報は依然確認されていません。
現在運行されている西武鉄道から譲受した車両は全て元の形式番号とは異なる付番とされていますが、211系の三岐鉄道での形式番号はどうなるのでしょうか。
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三岐鉄道譲渡211系の検査落成は3月見込み
1月16日、三岐鉄道へ譲渡された211系の妻面が確認され「保々車2025-3」のシール(シールを養生テープで車体に仮貼付け)が確認されました。現時点で検査落成を3月と見込んでいるようです。三岐鉄道 211系銘板がJR東海→三岐鉄道へまもなく
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三岐鉄道211系の編成表記が「S51」に
三岐鉄道に譲渡され保々車両区で改造整備が進んでいる元JR東海211系5000番台ですが、うち元シスSS2編成であった先頭車両の編成表記が「S51」に変更されたことが確認されました。三岐鉄道 211系 編成番号がSS2から「S51」に変更され
コメント
付番方式は当然JR方式から三岐鉄道方式に変更になりますが、形式はそのまま「211系」になる気がします。
形式もですが、これまでにない編成番号が付与されている点も気になるところでしょうか。
また、譲受された編成にはクモハが通常仕様の5000番代と低屋根仕様の5600番代が混在していますが、後者に当たるSS2編成を出自とする1編成目がS50番台を名乗っていることから、種車の仕様差によって形式や番代が分かれる可能性も考えられそうです。
一発勝負の題材でこれをどう書けば良いか、短く纏められないですが、既存型式の命名規則の傾向と改造中の現車の様子から推測して、
そのまま51系(051系)かと思います。編成番号プレフィクスのSは元SS編成、Lが元LL編成で、クモハのみ51形を基本に区分あり(51形が元5600番台、そうでないものが元5000番台)、モハは81形・クハは1051形でS編成L編成問わず通し番号と予想します。
51の5は空気ばね台車装備。モハが81形分類はその既存車での形式区分の例に倣いました。
運転台を前面から見た際に向かって右側に隠蔽シールが貼られているのはここに車番が来るだろうと見たこと、
車番と編成番号を分ける理由はクモハは三岐鉄道では区分する必要性がまるで無いですが、種車を大きく改修する理由もない故にパンタグラフ部分の車体外部寸法の仕様差が残されると考えるので、別型式として届け出するだろうと見ることで、クハを基準に取ると編成番号の数字と車番が合致しなくなるため別記にしたと考えました。