東京地下鉄は殆どの路線に永久磁石同期電動機(PMSM)を採用した主回路システムの車両が新製又は改造という形で積極的に導入されていますが、南北線のみ現在まで一切導入されていない状況が続いています。
02系B修車でPMSMが本格採用されて以降南北線向けに電動車を含む車両新製の機会はなかったものの、既存の9000系への大規模改修(B修繕)は順次実施されており、このタイミングで採用することも可能ではあったように思います。
何らかの理由で敢えて採用していないのかもしれませんが、何故採用されない状況が続いているのでしょうか。
東京メトロ9000系 編成表(最新版)
編成表更新時点で、6連22本、8連1本、計140両が在籍しています。【9000系各編成の一覧】8連1本09編成9109F6連22本01編成9101F02編成9102F03編成9103F04
コメント
1つ思ったのは9000系B修繕を開始する時点で直通先の東急に東武30000系を除くPMSM車が乗り入れておらず、結局YF線向けの17000系まで量産PMSM車が乗り入れなかった(回送を含めると13000系)というのが気になります。
他の郊外私鉄では自社ではPMSMを使用してなくても、2010年頃からのメトロの新車投入でPMSMが自然に入ってきましたが、先述の通り東急にだけ(つまりN,Y,Z,F)はその時期にメトロの新車投入が無かったというのが関係していると思います。