皆様あけましておめでとうございます。
今年も東日本エリアの鉄道において様々な動向が予定されており、そのまとめとそれにまつわる予想をしていきたいと思います。
京成3200形

幌を取り付け試運転を行う京成3200形
昨年落成し試運転も行われている京成3200形。
公式発表では2025年冬とされており、NHKから2月に運行開始をするという報道もありました。
3200形は編成を組み替えられることが特徴ですが、既に落成済みなのは4両編成1本と先頭+中間1両ずつの計6両。
最初は6両編成でのデビューであると思われます。それにより3500形6連のいずれかの編成が置き換えられると予想しています。
また、車体側面にE131系等のようなカメラを取り付けられる準備工事も確認でき、本数が増えれば金町線・千原線・東成田線・芝山鉄道線におけるワンマン運転も開始されるでしょう。


東武80000系

今後80000系に置き換えられる8000系
つい先日甲種輸送された東武野田線新型車両80000系。
今後試運転等調整を行い、2025年内には営業運転を開始するものと思われます。
80000系の導入により8000系・10030型の置き換えが進み、60000系の5連化と抜き取られた中間車の80000系への編入と併せて、今年以降の野田線は目まぐるしい動きとなりそうです。また、未定とされている東武博物館保有の8000系8111Fの処遇も気になるところです。


西武8000系

甲種輸送中の小田急8000形→西武8000系
「サステナ車両」として導入され現在整備中の西武8000系(元小田急8000形)。
2024年度末より運行開始と発表されています。
8000系がデビューしたら必然的に国分寺線の新2000系が置き換えられると思われますが、一部は最近8連だったリニューアル編成をわざわざ6連化するといった動きがあったので、それらの置き換えは後回しとされ、非リニューアル車が優先的に置き換えられるものと予想しています。

優先的に置き換えられると見られる新2000系6連非リニューアル車


中央快速線グリーン車営業開始

無料期間中の中央快速線グリーン車
3月のダイヤ改正では中央快速線のグリーン車がサービス開始予定です。
それに先立ちE233系に順次グリーン車を連結しており、現在は無料期間となっていますが、正式にサービスが始まった後の客足・客層がどのようになるのか注目されます。
なお、これにあわせて通勤特急「はちおうじ」「おうめ」が廃止予定となっています。


新京成が京成に合併

新京成8800形リバイバルカラー。「新京成電鉄」が消滅するからか、リバイバルカラー化が活発となっている。
2023年秋に衝撃的な発表がされた京成電鉄による新京成電鉄の吸収合併。ついに4月1日にその時を迎えます。
合併後は「京成松戸線」となる予定ですが、それに関連した動きとして駅や車内の案内などが京成電鉄に順次揃えられている他、ロゴマークの撤去、今後は車両デザインも京成電鉄の車両に揃えられる予定です。
余談ですが、新京成と同じく準大手私鉄である泉北高速鉄道も4月1日に南海電気鉄道に吸収合併される予定で、今年の4月1日は準大手私鉄2社が消滅するという鉄道界においては歴史的な日となりそうです。


HB-E220系の導入

209系と並ぶキハ110系。
昨年11月、八高線と釜石線への導入が発表されたHB-E220系。
これにより両線で活躍していたキハ100・110系が置き換え予定、また八高線のキハ110系は廃車となることが明らかになっています。

仙石線E131系

E131系の導入により置き換えられる205系
年の瀬となった12月24日、JR東日本より仙石線にE131系が導入される事が発表されました。2025年度冬より営業運転が開始される予定なので、年内にその姿を現すことが予想されます。
仙石線はJR東日本で最後となった205系が主力車両として活躍する路線であるため、仙石線の205系が引退したらJR東日本管内では南武支線のナハワ(W・浜)4編成が最後の205系となる見込みです。

その他
その他にも詳細が不明ですが、東急大井町線に新型車両が導入される予定なのと、それに置き換えられた東急9000系・9020系が先述の小田急8000形と同じく西武鉄道に「サステナ車両」として譲渡される予定です。
また、JR横須賀・総武快速線で活躍してきたE217系はダイヤ改正後運用の予定がなく、事実上引退 が明らかになった他、E231系近郊型(1000番台)の少なくとも国府津車は2025年度前半に機器更新が完了し小山後期車も数が少ないことから「墜落インバータ」も聞き納めとなる可能性が考えられます。

事実上の引退が明らかとなったE217系

更には南武線・常磐緩行線といった首都圏の主要路線がワンマン運転化される予定など、今年は東日本エリアの鉄道界で歴史に残るような1年となりそうです。
コメント