東邦亜鉛が2024年度までに、主要な亜鉛精錬設備を停止し、リサイクル事業へ転換すると発表しました。
小名浜~安中を結ぶ貨物列車、通称「安中貨物」の荷主は東邦亜鉛です。
泉~小名浜は福島臨海鉄道が第1種鉄道事業者として運行していますが、令和3年度の鉄道統計年報によると、全体の輸送量の7割弱を車扱い貨物に依存しています。
安中貨物や、運用車両のホキ1200形、福島臨海鉄道の行く末はどうなるのでしょうか。
〈参考資料〉
事業再生計画および第三者割当増資の概要(2024年12月18日発表)
https://www.toho-zinc.co.jp/news/pdf/news_20241218_2.pdf
東邦亜鉛、阪和興業と業務提携。再生計画支援で投資ファンドなど出資(鉄鋼新聞) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/7a0de6c6ff59befbdb0ec15e383c98ddc6cffbc4
鉄道:鉄道統計年報[令和3年度] - 国土交通省
https://www.mlit.go.jp/tetudo/tetudo_tk2_000061.html
決算書 : 福島臨海鉄道
http://f-rinkai.co.jp/company/financial/
コメント
事業内容を読み解くに、今までのような特定の拠点間の大量輸送を要しないようですので、安中貨物と福島臨海鉄道ともに廃止かと考えます。
コンテナ輸送も担っているのでこれを機に廃止される事はまず無いにしろ、将来的にトラック輸送に切り替えられる可能性は高そうですね。
近隣で貨物扱いを行っている常磐線日立駅からそれほど距離は離れていないので、十分あり得るんじゃないかなと思います。