先日、今年1月分の鉄道車両等生産動態統計調査が公開されました。
新造車両の受注では、民鉄向けが78両、そのうち公的企業向けは6両であることが判明しました。
公的企業向けを除く民鉄向けの72両の内訳は電動車(制御電動車含む)が36両、不随車が36両と、比較的まとまった数での発注が窺えます。
それぞれ、どのような会社が発注した可能性があるのでしょうか。
鉄道車両等生産動態統計調査 月次 2024年1月 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口
鉄道車両、鉄道車両部品、鉄道信号保安装置及び索道搬器運行装置の生産の実態を明らかにすることを目的として、鉄道車両、鉄道車両部品、鉄道信号保安装置及び索道搬器運行装置の製造(鉄道車両においては、改造及び修理を含む。)を行い、これらの製造にそれぞれ以下の従業員を使用する事業所(自己の使用に供するためにのみ鉄道車両の改造等を...
コメント
京急や京阪、南海辺りの制御電動車と中間付随車な気がします
中間電動・付随車だけでここまでまとまった発注が必要な動きも心当たりがないので、電動車に制御電動車は含まれていそうですね。
加えて、M車T車が均等に発注されているので、そのような車両を保有する京急辺りの事業者が発注したと考えるのが自然だと思います。
京急については2024年度の新造計画は無いようですが
(25年度26年度に20両ずつ、だそう)。
京急は1000形の増備はこれで終了で、1500形置き換え用の次の新車は4000形でしょうか。
直通運転の関係で各社に制限が有り
京急は4000は名乗れない
民鉄の78両、個人的見解ですが制御車が無いという点から京成3200形が多くを占めているような気がします。(その場合はMc-T-T-Mcが基本組成?)
京成の新型車に関しては、今年度の設備投資計画から先月時点では既に設計に着手している(≒昨年度中~今年度前半に発注済み)と思われることや、数的にも置き換え対象として考えられる3500形や3600形などを上回っていることなどを考えると、可能性としては低いように思えます。
3200形の機器構成が3500形を意識して製造された場合、全車電動車となるため、京成ではないような気がします。
京急や南海の場合、置き換え対象から推測するにMT比の異なる6連や制御車を含む2連が混ざる可能性が高いことを考えると、可能性としては京阪向けの6連12本相当が有力視されそうです。
京阪は2027年度までに13000系を67両新造する予定なので単純に6連12本とはいかないような気がします。が、この数字の中に一部含まれている可能性は十分あります。(6連を新造したら3000系プレミアムカー追加の余剰車を組み込み7連にできる)
近鉄向けの新車は既に統計調査に計上されていましたっけ?編成構造は不明なので電動制御車があるのかわかりませんが、4連x10本の40両が予定されてますので。
京阪は13000系のサハ車が6両余っているので6連x6本の導入は考えられますが、そうすると40+36=76でオーバーしちゃいますね。
導入発表のあった2022年5月に、ちょうど40両の受注が入っていますね。(電動車20両、制御車10両、付随車10両)おそらくこれではないでしょうか。
京急は増結用の2両編成ができるとかの噂が…
噂でしかないでしょうね。