完全引退から既に1年以上経過した東急8500系ですが、静態保存車とされる8606Fの2両を抜いても、8637Fが4両、8631Fと8622Fが各1両の計6両が、まだ長津田車両工場構内に残存しています。
近頃、この内のデハ8537の前照灯が撤去されたものの、陸送搬出を決定付けるような動きはまだないようです。
この6両は最終的にどうなると考えられるでしょうか。
東急8637Fが長津田車両工場へ
本日、東急8500系の8637Fが長津田検車区から長津田車両工場へ回送されました。同編成の撤退を以て、400両全ての8500系が東急線での営業運転から引退した形になります。また同編成は東急8000系列最後の編成であり、営業車から菱形パンタグ
本日、長津田車両工場に留置されているデハ8537の前照灯が撤去されました。
8637Fが引退して既に1年以上経過しているこの段階での前照灯撤去。今後どういった動きがあるのでしょうか…? pic.twitter.com/B4FhCHzaoF— ChopperTrain109 (@8500_109) February 22, 2024
コメント
8637Fの残存車両が、田園都市線に最初に導入された8500系の組成と同じ
「デハ8600-デハ8700-サハ8900-デハ8500の4両編成」
なのは意図的なのか気になりますね。
各残存車両は商業誌に除籍日の情報がないようで、車籍も保持している可能性があります。
考えづらいですけど、登場時の姿に復元してイベント等で活用する可能性もありますよね。
収益にもなりますし。
だとしたらなぜ前照灯を撤去したのか、気になるところですね。
東急テクノシステムの技術伝承教材用としては8606Fがすでに渡ってますもんね。
37Fについては、「Bunkamura号」装飾との関連から、いま施行中の渋谷東急Bunkamura周辺の再開発工事が完成した暁に記念列車として運転する?とか、施設開業に合わせて搬入~ギャラリースペース的に利用される計画?とか、そのために完工待ち?とか。
わざわざ(わざと?)車籍を残しているのだとすれば、邪推されるのはそんなところでしょうか。
本日デハ8537が赤帯になりました。
少なくとも同車両は廃車待ちではなさそうな気がしますね。
https://4gousya.net/forums/post/%e6%9d%b1%e6%80%a58500%e7%b3%bb%e3%83%87%e3%83%8f8537%e3%81%8c%e5%89%8d%e7%85%a7%e7%81%af%e6%92%a4%e5%8e%bb%e2%86%92%e5%89%8d%e9%9d%a2%e5%b8%af%e3%81%8c%e8%b5%a4%e5%b8%af%e3%81%ab
https://twitter.com/6020Butler/status/1762060941565559270
剥がしたら赤帯が出てきたように見えるので、青帯は重ね貼りだったのでしょうかね。
恩田に残った8500形8637Fと8631F、8622Fは病院に保存でしょうか。
さすがに4両も受け入れられないと思います。
8537が前照灯撤去となると,おそらくテクノ特修場に収容されていると思われる8637・8797・8980がどうなるかも気になるところです。
考えられるのは、
①手狭になったので研修用車8606Fを除き解体
②長電や秩鉄から部品取り車の譲渡要請があった
この辺ではないかなぁ、と思います。
②について、
あったとすれば秩鉄さんでしょうね、
長電は数年内に置き換える方針を明らかにしていますから。
https://mc127-100.hatenablog.com/entry/2022/02/26/195126
そのために、車体長18m級の中古車両を探しているようです。
https://suu-haa.jp/article/kurasu06/
長野電鉄の8500は置換が発表済ですので、今更手を入れることは考えにくいですね。
あと、西武2000の制御装置は8500と同形式ですので、近場で手に入ります。