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205系の現状と今後の予測(2021年冬)

車両動向
205系500番台。

物理が大好きな学生です。吹奏楽部でチューバを吹いていたりします。

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本日、相模線用E131系が運行開始となりました。現在、国府津・小山の2か所にE131系の導入が進められていますが、既に両所ともに投入予定数の半数以上が落成・配給済みとなっており、今後順次205系の置き換えが見込まれる状況です。
今年8月、そんなE131系・205系の今後の展望として、「E131系は鶴見線・南武支線には投入されないのではないか」という意見を主軸とした記事を公開しました。

鶴見線・南武支線にE131系は投入されるのか
現在、小山・国府津車両センターへのE131系の投入が行われており、205系の淘汰が進んでいます。首都圏では、小山・国府津区に加え、鎌倉車両センター中原支所にも205系(1000番台・1100番台)が残っています。新製から30年近くとなり、先...

しかし、先日FV-E991系に関する新情報(後述)が明らかになり、また車両故障や半導体不足等が明るみになり、ここ数ヶ月で情勢はかなり変化したところかと思います。
そこで、本記事では、JR東日本に残る205系の現況を再整理し、今後の展望について改めて予測したいと思います。

205系の現況

「4号車の5号車寄り」で掲載中の概況図。

車両概要:205系
205系の最新車両動向と形式一覧、過去の配置状況を公開しています。【205系の概要(2021年11月17日現在)】2020年は209系、E231系の転用に伴い、武蔵野線からのインドネシア

2021年11月現在、JR東日本では54編成201両の205系が運用中です。そのうち、E131系の投入による置き換えが進行中、あるいはその計画が明らかになっているのは、先述の国府津・小山と、仙台車両センターも加えた3か所の205系(42編成168両)です。

国府津車両センター所属205系500番台

205系国府津車両センター編成表(最新版)
2021年11月17日現在で、4連13本、計52両が在籍しています。【相模線用500番台】

全13編成が在籍中の205系500番台は、E131系500番台による置換えが進行中で、既にE131系は8編成が落成済みとなっています。
E131系の投入予定数は12編成で、205系に比べ配置数が1編成減となっています。先述のようにE131系は2021年11月18日より運行開始しており、今後は運用を離脱した205系の廃車が真っ先に進みそうです。

小山車両センター所属205系600番台

205系小山車両センター編成表(最新版)
2021年11月17日現在で、4連8+4本、計48両が在籍しています。【宇都宮・日光線向け600番台】「湘南色の編成」

205系600番台は、湘南色の編成8編成、日光線仕様の編成3編成、JT「いろは」用の編成1編成の計12編成が在籍中です。
全車を対象にE131系600番台による置き換えが進行中で、投入予定の15編成のうち12編成が既に落成済みです。
JT「いろは」用編成は9月初旬から2か月にわたり運用を離脱していましたが、先日運用に復帰しました。E131系600番台は来春営業開始予定で、営業開始と同時に運用範囲・形態の見直しも行われることから、次期ダイヤ改正時の一斉離脱もありえそうです。

仙台車両センター所属205系3100番台

205系仙台車両センター編成表(最新版)
2021年11月17日現在で、4連17本、計68両が在籍しています。【仙石線向け3100番台】

全17編成が在籍中の205系3100番台は、ATACS投入・一部編成には2WAYシート搭載といった少し異色の車両です。沿岸部近くを走るという特性もあるのか、車両故障が頻発している状況です。現時点で、E131系の投入に関する公式発表は有りませんが、2021年9月公開の労組資料には、「べスプラによる新型車両(131系予定)」との記述がありました。
「4号車の5号車寄り」では、この記述をもとに、以前明らかになっていたE233系の玉突き転入のベスプラが変更となり、新型車両の直接投入となったと推測しています。

鎌倉車両センター中原支所所属205系1000/1100番台

205系鎌倉車両センター中原支所編成表(最新版)
2021年11月17日現在で、2連3本、3連9本、計33両が在籍しています。鎌倉車両センター中原支所 - 2020年3月、旧・中原電車区の検修部門を引き継いで発足。【過去ログ】1989年02月↓中

鎌倉車両センター中原支所には、205系1000番台3編成、1100番台9編成の計33両が在籍中です。先日、1000番台1編成が車両故障を起こし、大規模な輸送障害となりました。
同所では現在、燃料電池を動力源とする、FV-E991系「HYBARI」の実証実験が予定されており、2021年度内の落成が予定されています。
なお、この「HYBARI」を巡っては、次のような動きを見せています。

以上のように、今年秋に「HYBARI」を巡る状況は大きく変わりました。先述したように205系の車両故障が相次ぐ中で、未だ同所の205系の置き換えに関する明確な情報は明らかになっていません。
時間的感覚に頼るところにはなりますが、2030年代の「HYBARI」の実用化まで205系を運用するとは思えません。
JR東日本では現在「設備のスリム化」が行われていますが、他線区からの玉突き転配では、大規模な新製投入が必要となる可能性もあり、中原支所のような小所帯では、少しで済むE131系の新製投入のほうが適しているかもしれません。8月公開の記事とは大きく主張を転換することとなりますが、昨今の状況から、E131系投入の可能性が高まっているものと思われます。

まとめ

以上のような理由から、8月公開の記事から大きく主張を転換し、各線に残る205系はすべてE131系での置き換えが見込まれるだろうと予測します。
仮にそれが実現するならば、今後数ヶ月中に計画が出るものと思われます。
一方で、半導体不足などの与える影響も大きく、より状況を不確実なものにしています。日々の動向を注視していきたいと思います。

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