2021年の概括（JR東日本・首都圏）

こんにちは。今年も残りわずかとなりました。本記事では、今年1年間の、JR東日本の首都圏エリアの動向について、主要な動きをピックアップして概括としてまとめます。

まとめ

2021年まとめカレンダー

2021年の概括

車両動向のまとめ

2021年は、中央快速線E233系0番台のグリーン車増結に向けた対応工事や、相模線・日光線などへのE131系の投入、国府津車両センター所属のE231系と勝田車両センター所属のE531系の機器更新、八高線２０９系・E231系へのワンマン化改造などが行われました。

E131系の増備（相模・宇都宮・日光線）

相模線に投入された500番台。

宇都宮線・日光線に投入される600番台。

老朽化した205系を置き換えるため、相模線にはE131系500番台、宇都宮線・日光線にはE131系600番台が投入されています。
相模線用500番台は11月18日に営業運転を開始し、600番台は来春の営業運転開始を予定しています。また、両番台ともに来春からはワンマン運転を開始する予定です。

E131系の導入と205系の動き

小山車両センター・国府津車両センターへのE131系の投入と205系の動き。

4gousya.net

中央快速線E233系0番台のグリーン車対応工事

大宮総合車両センターでG車組み込み準備改造を受けるトタT2編成。

こちらはトタT3編成。FD対応改造も並行して行われています。

2023年度末の中央快速線でのグリーン車営業開始に向け、E233系0番台全58編成にグリーン車組み込み準備改造が行われています。（2021年末現在28本、全体の48.28%に施工済み）

中央快速線グリーン車連結に伴う動き

中央快速線、青梅線のグリーン車組み込みに関するE233系の車両動向をまとめています。

4gousya.net

国府津E231系・勝田E531系の機器更新

今年度は国府津車両センター所属のE231系1000番台と勝田車両センター所属のE531系に機器更新が実施されています。E231系1000番台は基本編成13本、付属編成11本に、E531系は基本編成7本（うち踏切事故被災編成1本）、付属編成4本に機器更新が施工済みです。（12月22日現在）

E231系国府津車両センター編成表（最新版）

編成表更新時点で、10連42本、5連34本、計590両が在籍しています。【過去ログ】2004年01月↓国府津電車区へ新製投入開始。国府津車両センターへ新製投入が完了（～2006年01月）。20

4gousya.net

E531系勝田車両センター編成表（最新版）

編成表更新時点で、10連26本、5連33＋7本、9連0本、バラ0両、計460両が在籍しています。【過去ログ】2005年3月↓勝田車両センターへ新製投入開始。2006年6月↓グリーン車の組み込みと普通車（6連、5連）の

4gousya.net

事業用機関車撤廃の動き

砕石輸送に特化したGV-E197系

ディーゼル機関車を置き換えつつある貨物用HD300形

EF64形などの事業用機関車の撤廃に向け、E493系・GV-E197系などの新型事業用車が登場しています。来年以降、本格的な試運転・増備が行われるものと思われます。

事業用機関車の全廃と後継車両の導入

レール・砕石・車両輸送用新型車導入と機関車・貨車の置き換え。【「事業用機関車の全廃と後継車両の導入」について】導入されたレール輸送用新型車両（キヤE195系）。2018年8月、秋田

4gousya.net

施設動向のまとめ

2021年は、渋谷駅線路切換工事や、武蔵小杉駅のホーム増設工事、品川駅新ホームの供用開始、幕張豊砂駅の建設が進みました。

各駅へのホームドアの設置

亀戸駅のスマートFD。

2021年は、横浜線長津田駅、大口駅などにFDが設置されたほか、常磐緩行線柏駅、新松戸駅、中央・総武線西船橋駅、大久保駅などに設置されました。

大宮駅旧12番線の撤去

大宮駅旧12番宣の撤去に伴う工事の様子。

電化開業前の川越線ホームとして使用されていた、大宮駅の旧12番線が2月に撤去されました。今後、ホームの拡張工事などを伴うのかが注目されます。

まとめのまとめ

2021年度は、E131系の新番台の登場、E493系とGV-E197系の登場や、渋谷駅線路切換工事など、多くの動きがありました。2022年は、FV-E991系の登場やE129系の増備など、新たな動きが見込まれます。来年以降も目が離せません。