現在国内の私鉄車両の形式は最大で5桁となっており、その中でも2026年に登場予定の東武「90000系」が現時点で形式名が明らかとなっているものとしては最大の数字となります。
かつての貨車で5桁を超えた6桁の形式や番台はありましたが、私鉄の営業用車両の形式としては未だ例がありません。
「90000系」を以て5桁の形式名が枯渇する東武鉄道をはじめ、私鉄の車両で今後「6桁の形式名」が登場することはあるのでしょうか?
現在国内の私鉄車両の形式は最大で5桁となっており、その中でも2026年に登場予定の東武「90000系」が現時点で形式名が明らかとなっているものとしては最大の数字となります。
かつての貨車で5桁を超えた6桁の形式や番台はありましたが、私鉄の営業用車両の形式としては未だ例がありません。
「90000系」を以て5桁の形式名が枯渇する東武鉄道をはじめ、私鉄の車両で今後「6桁の形式名」が登場することはあるのでしょうか?
コメント
東武、西武のような、車番が大きくなることをさほど「嫌っていない」と考えられる会社であれば、「あり得なくはない」話ですが、、、
阪急、東急のように車番の5桁化すら行なっていない会社も多くあります。阪急の場合は、「4桁→5桁にすると車両の管理システムの改修など、多大な影響が出る」という理由であり、5桁化未実施の他社も恐らく同様の理由であると考えられます。
そのため、今後、「前代未聞」の6桁が登場するかは、現在5桁を採用している会社であっても微妙なところです。
追記
現在、5桁車番を採用している私鉄各社について考察しました。
東武
東武では恐らく(間違っていたらすみません)、過去の車両と同一の形式名の車両が登場した前例は、戦前の一部の蒸気機関車を除いて存在していません。
そのため、近い将来登場するであろう新形式(例:大師線・亀戸線向け車両)が6桁になる可能性は「あり得なくはない」のではないかと考えます。
私には80000系と90000系を同一系列としなかった(設計を共通化しなかった)理由が分かりかねますが、、、
西武
西武も5桁車番が採用されて久しいですが、西武では新造車で「7000系」「8000系」が飛ばされるなどの素人目には分かりかねる動きがあるため、各社の中で最も予測が難しいと言えそうです。
小田急
小田急ではロマンスカーに限り5桁車番が採用されていますが、一般車両については4桁のままです。
現在まで、4桁車は
…9000形→7000形(LSE)→8000形→1000形→2000形→(中略)→5000形
のような順番で登場しています。
5桁車は10000形から70000形まで順番通り(但し、40000形は未登場)に登場しており、そう遠くない将来に90000形まで使い切ると考えられます。しかし、4桁車の前例を考慮すると、その後は再び10000形に戻り、6桁車が見られる可能性は低いでしょう。
東京メトロ
近年の東京メトロの付番法則(狭軌路線)は、1X000系(X=路線固有の数字、例:日比谷線=3、など)のような付番です。この付番法則を発展させても、5桁枯渇は程遠いでしょう。
京阪
京阪では、5桁のうちまだ10000台しか使用していないことなどから、5桁が枯渇するのは遠い将来であると考えられます。過去には10000系の後に3000系が登場するなどの動きもありましたし、やはり予測は難しいでしょう。
南海
南海でも小田急同様、特急車に限り5桁化が行われていますが、京阪と同様の理由(5桁枯渇まで時間がある&形式名と登場順の不一致)により予測は難しいでしょう。
近鉄
近鉄ではかなり古くから5桁が採用されています。まだ5桁の番号は枯渇していませんが、「8A系」などという、他社では考えつかないような突飛な形式名を思いつくような会社ですから、「あり得なくはない」のではないかと考えます。が、この「8A系」という付番は、数字部分の6桁化を防ぐために生み出されたという可能性もあり、予測が難しいところです。
>東武で過去の車両と同一の形式名の車両が登場した前例
デハ10形の更新車が当初5000系とされ、78形の更新時に5000系を明け渡す形で3070系に改番したケースはありますが、新造車ではないですね。
>80000系と90000系を同一系列としなかった(設計を共通化しなかった)理由が分かりかねますが
最終的に汎用車とするには80000系の設計は高価すぎる、ということなのでしょう。
下手な特急用より高性能な走行系は東上線では必要なく、また、70000系・80000系と立て続けに同期電動機を採用した矢先に90000系で突如(おそらく)1M方式の誘導電動機を採用したあたりに、今後の10000系の置換え方針がうっすらとですが伺えます。
もちろん、90000系がそのまま9000系以外を置き換える車両形式となるかは現時点ではまだわかりませんが、実際に60000系は機器こそ若干異なるものの、設計思想や基本性能は50000系のものをそのまま引き継いでいますから、この設計を基に汎用車置換え車両を製作すること自体はさほど不自然なことではないのではないでしょうか。
京成・京急・都営地下鉄は以前ほど編成の組み換えや中間車の増結が行われなくなったことからか、「車両ごと」の管理から「編成ごと」の管理に移行していて、それに伴ってか「編成番号」-(ハイフン)「号車」といった、実質5桁とも取れる表記に変わりつつありますね。
私も各社の車両管理システムが何桁の番号で管理しているかによると思いますが、国鉄・JRは実は英数字だけで最大8桁なんですよね(クハE231-8012、のように)。一方でJR四国のように車両番号を数字だけにしたところもあったりしますので、会社の規模にもよるのかもしれませんね。
6桁までの新形式(数字)を起こすより、
従前の形式(数字)を代替わりとして使い回す方が手っ取り早そうに思います。
例えば東急だと既に5000系(列)が2代目で使い回しですが、二車現存のように同一番号の違う車両が存在することもありません(そもそも初代はとっくに東急から引退済み)。
京急1000形の場合は初代・2代目が混在する時期があったものの、もちろん番号が重複しないようにしていました
(初代の一部で改番が発生しましたが)。
東武や近鉄にしても確かに路線規模が大きいのは理解出来ますが、
今後の形式も番台区分や枝番の活用によって形式を使い果たさないように工夫すれば6桁までは行かなくて済むのではと思います。
そもそも最近の車両って昔に比べるとある程度設計などが画一化されているように思いますので、いちいち細かく形式を起こすことも少なくなるのではないでしょうか
(それこそ京急はずっと「1000形」を増備し続けてますよね。トイレ付きだろうが何だろうが)。
あとは6桁までやっちゃうと現場の人も大変ですよね。番号の伝達ミスとか起きるリスクも増えそうな気がします。
まぁ素人考えですけどれも。