2027年度にワンマン化予定の京急大師線。
ワンマン運転を行うということは必然的に既存車両の対応改造が行われるか、新たにワンマン対応車両が導入されることになります。
現在大師線は600形・1000形の4連で運用されていますが、ワンマン運転にはどのような形で車両が対応するのでしょうか?

京急大師線、2027年度にワンマン化
京浜急行電鉄は9日、昨年5月の公表した第20次総合経営計画を見直しを決定したと発表しました。添付資料によると、大師線で2027年度からワンマン運転を開始することが明記されています。投資額は約35億円で、段階的に全線への展開を検討する方針です
コメント
少し古い話をすれば、大師線運用は新町検車区の700形、それも非冷房車ということがお決まりだったわけで、専用運用にすることは造作のないことだろうと思います。
改造コストをシビアに考えるなら、車齢の高い600形を避けて、1000形が候補になると思いますが、そこまでこだわらないのであれば、候補は4連であれば何でも構わないということになります。
今まさに1000形の車体修繕が進められていますから、その流れで同時にワンマン対応工事を施工する、ということも可能でしょうしね。
東急がそこまで一括でやれるのかはわかりませんが。
むしろ車齢の高い600形(650形)こそ大師線専属候補になってもおかしくはないと思います。
ここ数年間での大師線車両は700形に1000形(初代)、1500形と比較的経年の高い車両が専属的に運用されている印象です。
あとは現行の1000形でも初期編成あたりは大師線専属になりそうかもしれませんね。
急行でペア組んだ時のぶつかりが酷かった記憶がありますし、大師線で単独行動させる方が良かったりして。
2両編成が登場する見込みです。
既存の車両はSR無線の設置でもコンソールを大型化したり、一部機器を小型化したものに交換したりしてスペースを捻出しており、ワンマン化に必要な大量の機器を積むスペースが残っていない可能性もあります。ステンレス車は運転台が拡大されており余裕がありますが、まだ車体更新の順番は回ってこないので大規模な改造工事はやりづらいでしょう。
そのため、最初からワンマン運転に対応した車両を新造してしまう手もあるのではないでしょうか。
投資額と既に発表されている増備計画から見ると既存車の改造かと思われます。
では方法は?
自動改札機が導入されているので都市型ワンマンなのは確定ですが、問題はホームを確認する方法。
最近流行りの車載の乗降確認カメラを採用するか、ホーム側にカメラを設置してミリ波で飛ばすのか。
全線への展開を検討との文言がある事から、ミリ波式の方が工事を行う車両数が少なくて済むメリットがあり既存のホーム監視カメラを流用出来たりと、有力ですが京成3200は車載式なんですよね…
結局、実車が出るまで分からない。
仮に車載式なら施工例の多いステンレス車、銀1000が有力かと思いますが、大師線で4Mは過剰なような。それにアルミ車体にも車載式を搭載している例はあるので何とも。
個人的には、ホームの工事が必要ながらも車両側の工事を最小限で抑えられるミリ波式で4連のアルミ車が対象となると推察します