11日に乗りものニュースが配信した記事にて、岳南電車に取材したものとして、同社の8000形の後継車が元京王の車両ではないという事が明言されています。
8000形の後継車両は既に確定しているとされている他、7000形の後継車は現時点で大手事業者と交渉中とされています。なお、岳南電車では20m級車両が入線できるよう設備の工事が行われます。
果たして、8000形の後継として確定している車両や7000形の後継として検討されている車両は何になるのでしょうか?

まさか自社の“伏線”!? 「隣の鉄道会社の甲種輸送」動画でバズった私鉄、「御社もですよね…?」 車両置き換え計画を聞いた | 乗りものニュース
JR東海の電車の甲種輸送を、途中にある鉄道会社が動画に収めて投稿し、大きな反響を呼びました。この動画が、自社の将来の「伏線」なのではないかと、一部で憶測を呼んでいます。同社に話を聞きました。
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これまでに富士市などが公表した資料から情報を纏めると、7000形、8000形の3編成4両を2026~2028年度にかけての3ヵ年で3編成6両(2連3編成)へと置き換える計画であることから、車両仕様の前に今年度末頃~2027年度末頃にかけてコンスタントに3編成以上の廃車(余剰)が発生する、あるいは譲渡元での長期保管が可能であることは大前提になるものと思われます。
加えて各種資料からは省エネ車両(VVVF車)の導入を窺わせる文言が見受けられないことから、必ずしも種車がVVVF車であったりVVVF化が前提となる制御車の電装であると考える必要はなく、考え得る選択肢はそこまで狭くはなさそうです。
これらを踏まえると、現状最も考えられそうなのは80000系の投入で置き換え(廃車)が明言されている東武野田線の10030型あたりでしょうか。
10030型の場合、機器構成が2両で完結している中間MTユニットの存在や、同世代の20000系列での先頭車化の実績等を考えると、コスト面も含めた改造のハードルはそれほど高くない印象があります。
時点で考えられそうなのは積極的な売り込みを窺わせているりんかい線の70-000形でしょうか。
ただ、こちらの場合は制御車への電装が伴うことから比較的改造規模が大きく、車両更新に関しての予算規模が不明な現状としては少々懐疑的にならざるを得ない部分が大きそうです。
20m対応化を前提とすれば、既に2両編成が組まれておりなおかつ今後大量の廃車が見込まれるJR東海213系が有り得そうですが、2ドア・クロスシートの構成を容認できるかがネックとなりそうです。
さらなる譲渡に意欲的な東臨70-000形も可能性はゼロではないですが、インバータ車であることや、そもそも先頭車化改造が必須であることが大きな問題となるでしょう。
岳南電車のポストで流鉄の公式発表前に211系が流鉄へ譲渡されると言及しているのを見るに、流鉄5000形の譲受が内定しているんじゃないでしょうか。
両社に京王重機が関与しているなら玉突き譲渡は自然な流れに映ります。
2本目以降は流鉄の廃車が先になるから他の車両を探しているのでしょう。