先日、京成電鉄の2026年3月期中間期決算説明会資料にて、3200形の2025~2027年度の導入数が88両で、投資額は約232億円であることが明らかになりました。
5月に公表された中期経営計画D2プランでは同期間中に90両の製造が計画されていたので、2両が減少する事になりますが、一方でその際の投資額は約270億円とされていたため、製造数が2両減少しただけで投資額は38億円も減少した事になります。
単純に2両削減しただけで投資額が38億円も減少するとは考え難いですが、それほどの額が減少した真相はどのようなものなのか、またそもそも製造数が2両削減された理由は何故なのでしょうか?

京成3200形導入計画が2両減か(2025〜27年度90両→88両に)
5月公表の京成電鉄中期経営計画「D2プラン」では2025年度から2027年度(D2期間)に90両導入とされていた新型車両3200形ですが、先日公表された2026年3月期中間期決算説明会資料においては、導入車両数が「88両」と記載されています


コメント
柔軟性重視の3500形のスタイルを継承した先頭車+中間車の組成を止め、6,8両では中間車のみのユニットも製造する見込みになったのではないでしょうか。
個人的に本当に中間車ユニットのみが今後登場する場合、先頭車に与えられる付番を飛ばすような措置があるか気になりますね。
【例:3216編成+3220編成2両の場合】
●従来通り
3216-3215+3214-3213+3218-3217
※3220-3219は3224編成と組成されて次に出場
●中間車ユニット登場の場合
3216-3215+【3218-3219】+3214-3213
※先頭車3220,3217は次回製造まで欠番
欠番でずれると管理が大変ですから中間ユニットが登場した場合例えば3250番台のように番台分けするのではないでしょうか。
4両編成を維持したまま製造を続けて場合、93-94ユニットが片割れで余ってしまいます。また、4両編成はワンマン分が十分に確保できればいいので、このままでは先頭車が過剰になってしまいます。
そのため、3203形-3202形を組み合わせた中間車ユニットを作ることになったんだと思います。中間車ユニットを組んだ編成は電連設置の必要がありませんので、6,8両固定編成とすることで更なる経費削減が見込めます。
6連/8連は6両/8両固定編成をメインにして,
4+4や,4両ベースで2両ずつに分割しての2+4/4+2での組成を大部分やめたのでしょうね.
着目点としては,完全な固定編成ベースの編成を増やすのか,
運転台の準備工事くらいにはした車両になるのかでしょうか?
運転台の窓や乗務員用ドア,灯具類は準備工事にしておいて,車内は普通のロングシートみたいな,
必要に応じて先頭車化できる車両を入れてくる可能性はあるかもしれません.