2018~2022年に日比谷線直通用の20000系列から改造された東武20400型。
全編成の電動車(モハ)の種車である20050・20070型由来の東洋GTO-VVVFは機器更新されないまま改造・転用されました。
東洋電機製造のGTO-VVVFは他メーカーの同一世代機器と比べ、機器更新されず残存していた車両が多かったですが、近年になって京成3700形や養老鉄道(元東急)7700系といった長年機器更新が行われていなかった車両でも機器更新が行われる傾向が見られるようになりました。
果たして現在全車が東洋GTO-VVVFである20400型ですが、今後機器更新されることはあるのでしょうか?
コメント
当時の東洋電機技報に20400型の機器更新を行なったと読み取れる主旨の内容が掲載されていた覚えがあります。
なので、VVVFの形状や音が変わっていないだけで機器更新そのものは実施されているかもしれません。
技報はE131系1000番台の記載が周知された辺りから非公開となってしまいましたが、別の情報源でも「オーバーホール」が実施されたことが言及されています。
報道公開時の説明に基づく内容なので、転用時に手を加えているのは間違いなさそうです。
https://modelernahibi.blog.jp/archives/27540882.html
おそらくVVVF装置の素子はGTOのままと思われますし、将来的にに機器更新される可能性は十分あり得ると思いますね。
置き換え予定が現状ない9050型の予備部品を捻出する事も出来ますし。
やるとすれば逆で、9050から下ろした機器を20400に供出する方が編成数や機器数から見ても合理的だとは思いますね。
ドア埋めをしてまで床下機器をいじりたくない東武ですから、現段階では機器更新の可能性は低いのかなと思います。しばらくは短編成化の際の廃車発生品で繋いでいくでしょう。
ただ新栃木管内をこのまま20400型で運行していくとなると、日比谷線時代からの機器では限界を迎えるのは確実なので、機器更新か車両更新を迫られることになると思います。新栃木だけでなく館林や小川町・越生で置き換えなければならない車両は多いので、ワンマン用の新形式を作りまとめて置き換える可能性はありそうです。
現車の状態によるでしょう。
当面について現状で問題ないと判断されれば機器更新は行わないでしょうし、不具合が発生しそうな可能性があれば更新すると思います。
とはいえ経年を考慮すると不具合のリスクが高まることは予見できるでしょうから、更新の方向に動くかもしれませんね。