横浜市交通局は市営地下鉄ブルーライン4000形2次車の一般競争入札を公告し、8編成調達することを明らかにしました。2024年2月頃に公表されていた事業計画では、3000N・3000S形を置き換えるため、13編成の調達を見込んでいたため、調達予定数が削減された形になります。
ブルーラインでは、3000A形全8編成を、4000形1次車で置き換える計画でしたが、故障離脱車の3000S形57編成(3571F)の廃車が先行したことなどから、2編成残したまま3000A形の置き換えは完了したことが公表されています。
8編成では、置き換え方針が示されている3000A形、3000N形、3000S形を全て置き換えることは不可能と考えられます。
置き換え対象となる車両はどれになるのでしょうか。
コメント
2025年1月時点で
3000A形が2本
3000S形が6本
残存していますのでこれらを4000形2次車8本で置き換えると推測します。
N形については、「令和6年度 建設改良費 事業計画書」20頁に「当該車両は2023年で製造から25年経過するため、当初、車両の新造又は大規模改修をR7年度から計画していましたが、当局の経営状況等を踏まえ、主要電機機器の更新を主体とした更新に方針変更しR4年度から実施するものです。」と記載があるとおり、置き換え対象外と思われます。
https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/yokohamashi/org/kotsu/jigyoukeikaku/r6jigyoukeikaku.files/0020_20240126.pdf
3000N形は最近になってリニューアル工事を受け、3000S形は機器も古く更新する必要が無いと考えられたのではないでしょうか。3000S形は計6本いるため、3000A形と同時に全車置換するのでしょう。もし3571Fの廃車が発生していなければ、導入数の変更もあったかもしれません。
N形は主要な床下機器のオーバーホール(実質的な機器更新)を実施しました(する)し、若干とはいえ、内装にも手が入っているのでこのまま置き換えるのはもったいないような気もします。
ただ、4000形2次車の発表時には3000N形の機器更新は決まっていたはずなのですが・・・