京葉線から外房線・東金線直通列車が絡む運用を中心に使用されているE233系5000番台の分割編成。
このうちケヨ554+F54編成は2017年頃に分割部の先頭車の電連が2段式となっていた時期がありました。
JR東日本ではその後E235系1000番台やE131系で2段電連が採用されていますが、ケヨ554+F54編成が2段電連となっていたのは何故なのでしょうか?
ケヨ554+F54編成の電連が二段形に
分割併合を行うE233系は一段形のKE154形電気連結器を搭載していますが、ケヨ554+F54編成の電連が二段形に換装されていることが確認されました。何らかの新しい引き通しが追加されている可能性があり、運転台の様子が気になります。KE154
コメント
理由としては単にEthernet対応の電気連結器を採用するにあたっての試験的なものというだけの話ではありますが、少し踏み込んだ考察をしてみると、検証中は通常品とは互換性のない電気連結器を装備することから、検証で使用できるのは日常的に分割併合を行いながらも併結相手が固定されているグループに限定されることとなります。
この条件に当て嵌まるグループとしてはトタH編成とケヨ分割編成が存在しますが、前者については代走等で青編成含む他編成が入り交じりペアが崩れる可能性がある一方で、後者については当時から所要数が少なく、代走やダイヤ乱れ等でペアが崩れる可能性が限りなく低かったこともあり選ばれたものと思われます。
他形式の例を見るに2段電連の1段目部分は他車の1段電連と互換性があったのではないでしょうか?
まあ2段同士で連結しないと試験にはならないわけですが。
試験を行っているということは当然新規採用品ということですから、他形式の例はあまり参考にならないかと思われます。
小田急3000形で、取り付けたり外されたりする事例がありました。
この事象においては、何か新しい取り組みを行っているとの発表がないので、JR社内での何らかの試験をしている…程度しか予想できないです。