先月行われた京成3200形の報道公開にて、同形式の製造が日本車輌製造に加えて総合車両製作所(J-TREC)でも行われることが明らかとなりました。過去実績から横浜事業所で製造されるものとみられます。
これまでJ-TREC横浜(旧東急車輛製造)から宗吾まで回送された京成車のうち京急線・都営浅草線で運行実績のない形式等は3600形3668編成(通称「ターボ君」)の牽引で回送されていました。
3200形の輸送を巡っては日本車輌製造製の第1陣が陸送搬入された北総線の印旛車両基地から京成の宗吾車両基地まで3000形3025編成が行っています。
今後J-TREC横浜で製造される3200形が登場するのが京急線・都営浅草線で運用される前となれば牽引等による回送となる可能性があり、同所からの輸送実績がある3668編成「ターボ君」が活用される可能性もわずかながらありますが、果たしてどうなるのでしょうか?
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京成3000形3025編成が3200形を輸送
京成3200形が陸送搬入されていた印旛車両基地へ臨時回送されていた3000形3025編成ですが、夜間に3200形一部車両の輸送を行ったことが確認されました。輸送時の編成形態は、同編成の3025-3・3025-6の間に3206・3201を組み
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京成電鉄新型車3100形3両出場
2019年7月24日夜に、京成電鉄の新型車両「3100形」の3152編成のうち、上野・三崎口方3両(3152-8~3152-6号車)が3600形で唯一京急線乗入に対応している、3668編成の牽引で総合車両製作所横浜事業所を出場しました。残り
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京成電鉄、松戸線(新京成線)の車両置換えも3200形で - 主要諸元は
京成電鉄は、新型車両3200形の報道公開を1月24日に実施した。3200形は今年度中に営業運転を開始し、おもに京成本線で普通(各駅に停車)として運用予定。合併後の松戸線(現・新京成線)で、今後、旧型車両の置換えを3200形によって進めていくことも明らかにされた。
コメント
3200形が浅草線・京急線で運転可能になれば、自力回送できるのでお役御免でしょう。
終車後の都営・京急線で3200形の試運転を行うことで、J-TREC製造分も自走による回送になるのではないでしょうか。
最近はJ-TREC出場時点で自走可能なよう整備し、深夜に線路閉鎖して自走回送することが多いので恐らくはもう出番は無いと思います。
ターボ君の出番はあるのか?
この表題の疑問に答えるような形で書くのならば、可能性としてはあると言えると思います。その根拠といたしましては、
・ターボ君がいる状況で、あえて新製まもない3200形で冒険する必要はない。
・3200形を除いて、牽引に適している車両が存在しない。
・牽引実績があるので、他車による牽引よりも取り扱いに慣れている。
などであり、個人的には何らターボ君でも問題ないと考えています。
ただし、ターボ君が牽引することになった場合には、
・4両運用の予備が(確か)0になってしまう。
・上記に付随して、高砂→宗吾の不定期回送が実施できなくなる。
・4両編成を1本浮かすために、B51運用に6両編成を充当させることも最悪考えなければならない。
というような懸念が出てくるので、この辺り(やその他の問題)とどう折り合いをつけるかは気にする必要がありそうです。
あくまで一個人の予想ではありますが、皆様の参考になれば幸いです。